第17、18戦は3会場に分かれ、ホームゲームの開催となっている。
白鷗大は今回初めて女子との共催となり、白鷗大の体育館は男女のホームチームを応援するために多くの観客が詰めかけた。
首位・早稲田大をはじめ上位陣の順位は変わらなかったが、下位では入れ替え戦進出ラインで混戦度合いが高まり、終盤にかけて一喜一憂が続く。
【勝敗数】第17戦終了(2025.10.18時点)
1位 早稲田大学 15勝2敗
2位 東海大学 14勝3敗
3位 日本体育大学 11勝6敗
4位 白鷗大学 10勝7敗
5位 日本大学 10勝7敗
6位 明治大学 9勝8敗
7位 青山学院大学 8勝9敗
8位 筑波大学 6勝11敗
9位 大東文化大学 6勝11敗
—-2部入れ替え戦進出ライン—-
10位 中央大学 6勝11敗
11位 神奈川大学 5勝12敗
12位 専修大学 2勝15敗
神奈川大が逆転で5勝目、入れ替え戦回避に一歩前進
4勝で11位にとどまっている神奈川大は中央大との落とせない一戦に臨んだ。1Qは互いにシュートの精度が悪く、ゴール下でも決めきれないシュートが目立ち点差もつかないが、2Qになると中央大は#3高山(3年・PG)のスリーポイントや速攻が決まり流れに乗ると、10点リードで前半を折り返した。しかし3Qは失速。ディフェンスから神奈川大が得点チャンスを作り、追い上げていくと4Qには追いつき、シーソーゲームとなる。どちらに転ぶかわからない展開の中、神奈川大は#2今野(4年・PG)や#7木村(4年・F)のシュートに加え、この試合から復帰したエース#3山本(4年・PG)のスリーポイントが勝負どころで決まると抜け出し、そのまま中央大を追いつかせまいままタイムアップとなった。
これで神奈川大は5勝し、上の順位とは1勝差となった。入れ替え戦回避はまだ十分可能な状態だ。6戦で負傷した#3山本が10試合ぶりに復帰したことも大きい。終盤に向けての戦いぶりに注目だ。

東海大が白鷗大を圧倒し大差をつける
白鷗大は2位の東海大をホームに迎えた。両者立ち上がりからシュートは悪くないが、東海大はディフェンスを締め、ゴール下でも#25ムスタファ(2年・C)の高さが他を上回る。オフェンスでも#2轟(3年・PG)のスリーポイントやアタック、#16赤間(2年・SG)のスリーポイントも決まってリードしていく。白鷗大は内外で気持ちよく決められずなんとか外のシュートで追いすがり1Qは18-23。

2Q、#22内藤(3年・PG)、#15小川(2年・SG)のシュートで白鷗大が差を縮めるが、東海大は#16佐藤(2年・F)が2連続でバスケットカウントを奪うと、続けて#2轟がリスタートのスローインをカットし、シュートにつなげて3点差だったところを11点に開いた。タイムアウトで仕切り直す白鷗大は#22内藤のスリーポイントでつないでいくが、東海大は最後に#16赤間のスリーポイントが決まって再び引き離し、前半は38-49と11点リード。
3Q、差を縮めたい白鷗大だが攻撃がうまく回らない。パスが合わず、東海大のディフェンスにも阻まれて決めきれないシュートが続き得点がストップ。東海大は反対にボールがうまく分散し、またシュートの確実性も高く白鷗大を引き離していくと21点差となる。4Qもその流れは変わらず。東海大は控えメンバーになっても攻守の圧力は衰えず、そのまま差を広げて65-87で勝利した。

白鷗大は3Qの9点が響き、内外の連携がうまく取れないまま40分が経ってしまった。東海大は攻守とも安定し、セカンドメンバーになっても勢いが継続。#25ムスタファの高さも強みになった。まだ首位の早稲田大戦を残しているが、優勝のためにはもう一つも落とせない。終盤に向けて集中力を感じる試合となった。
網野友推監督「今日は敗戦となりましたが、明日も試合があり、リーグもまだ続き、その先にはインカレがあります。どんな状況でも前を向いて戦っていくチームになりますので、引き続き声援をよろしくお願いします」

#30佐古竜誠主将「今日は負けてしまったけれど、試合は明日もあります。みんな切り替えて戦うので、明日も応援をよろしくお願いします」



