【2025インカレ/INTERVIEW】「4年間苦しんだけれどやってきて良かった」#2今野海輝(神奈川大・4年・PG)

2025関東リーグ

PGであり得点源でもあるガードは、昨年まではガード層が厚くなかなか試合には絡めていなかった。しかし今季はリーグ戦の序盤にエースガードの山本が負傷したこともあり、出番が増えるとめきめき頭角を現し、見せる場面も増えた。山本も「自分が怪我したことで得点源が課題になった」というが、それをカバーした1人が今野だ。

入れ替え戦でも勝利を決める流れを持ってくるプレーを見せて1部残留。残すはインカレでのタイトルのみ。また、Bリーグのドラフトも志望している。さまざまな意味で集大成となる大会を、最後まで向上する意欲で戦い抜く。


─入れ替え戦が終わってのインカレということになりますが、その間はよい状態でこられましたか?

「コンディションはチームとしても個人としても整えてやってきました。今日の試合の入りもしっかりやるべきことをやってできたし、それが結果につながったかなと思います。過ごし方っていうのは良かったかなと思います」

─リーグ戦ではなかなか勝てなくて、山本選手(#3)も怪我が長引く中で、今野選手がガードとして長くチームをリードする形になりました。勝敗的には苦しかったですがどんな心境だったのでしょう?

「正直、去年のリーグ戦は愛哉(#3山本)とか木村(#7)とかしか試合経験があまりない中で、愛哉がいなくなって、チームとしても頼りすぎていたなというところがありました。でも逆に抜けてくれたからこそ、一人一人がもっとやらなきゃという意識ができて、おかげで入れ替え戦にも勝てましたし、チームとしては結構いい方向にはいけたかなと思っています」

─入れ替え戦も最後は今野選手のところの得点が続いたのが大きかったです。

「1本目、2本目を決めたぐらいで、愛哉が『お前やって』みたいな感じで託してくれたので、じゃあやるかと思い切ってやったら、結果につながったのでよかったなと思います」

─今季はプレータイムが伸びたのがいい経験になったのでは?

「本当にすごくいい経験になりました。やはり練習では得られない経験っていうのが試合にはあると思うので、良かったと思います」

─ドラフトの方も志望するそうですね。いつから考えていましたか?

「プロに、B リーガーになりたいというのは昔からの夢でした。今年のリーグ戦を通して戦えないことはないなと感じたので、ドラフトを出すことで自分でも逃げ道をなくしてしっかりやりきたいなと。決意を表明する意味でも提出させていただきました」

─インカレが見せ場になりますね。まだ終わっていませんが、この4年間、大学でバスケをやってみたどうでしたか?出身の上溝南高校は神奈川県内では中堅校ですね。

「フィジカルの面だったり組織されたバスケットみたいなのをそれまでやってこなかったので、最初はすごく苦労しました。しかも上にも保坂さん(現B2熊本)など、やはり先輩たちまいガードばかりで、本当に4年間苦しんだというか。ですがやはり最後、まだ結果を残してないですけど、試合にも絡めてチームの勝利にも貢献できるようなプレイヤーなれて、本当に良かったと思っています。最後まで頑張ります」


今野海輝(こんの みつき)
177cm/74kg
上溝南高

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