1部同様、1週間のバイウィークを挟んだ2部の第10戦では首位が入れ替わった。
例年混戦気味の2部は、第10戦を終えて緩やかに上位グループとその下の差が開き始めている。1〜5位は江戸川大・拓殖大・山梨学院大・法政大・国士舘大がしのぎを削り、5位と6位とは星2つの差がある。第10戦では上位グループの下の方に食らいついていた法政大が首位の拓殖大を逆転で破り、他の試合の結果により江戸川大が首位に立った。
【勝敗数】第10戦終了(2025.9.27時点)
1位 江戸川大学 9勝1敗
2位 拓殖大学 8勝2敗
3位 山梨学院大学 8勝2敗
4位 法政大学 7勝3敗
5位 国士舘大大学 6勝4敗
6位 関東学院大学 4勝6敗
7位 上武大学 4勝6敗
8位 駒澤大学 4勝6敗
9位 東洋大学 4勝6敗
10位 明星大学 3勝7敗
11位 順天堂大学 3勝7敗
12位 立教大学 0勝10敗
首位の拓殖大を法政大が4Qに突き放して大きな1勝
第10戦、2部注目の首位・拓殖大と4位の法政大の対戦は、立ち上がりから互いに激しいディフェンスでロースコアの展開となるが、法政大はシュートの調子が上がらず、また守られてアテンプトも増えていかない。拓殖大もテンポはそこまで良くないが、#9白石(3年・PG)や#21竹江(2年・SG)がアタックの積極性を見せ、シュートも決まって前半は31-28とわずかにリードした。後半も僅差のまま一進一退の攻防が続くが、法政大は#0杉信(4年・PG)の機動力で拓殖大ディフェンスを翻弄し、またシュート確率も徐々に上がってくる。4Qには#7本山(4年・PG)のスリーポイントが流れを作ると、アウトサイドでは調子が上がっていなかった#25鍋田(3年・PG)のペイントアタックも決まってこのQで11-24と一気に引き離す形となり、56-65でロースコアゲームを制した。
19点、4本のスリーポイントを沈めた法政大#7本山は「1週間のバイウィークで前半うまくいかなかったところの見直しできた。この先は週2試合でスケジュールも安定するので、ここからチームの状態もさらに上げていきたい」と、休止期間明けからの上位追撃を狙う。今季の法政大は4年生に下級生時よりプレータイムを得てきた選手の数が多いのが強みだ。ここからさらに順位を上げて入れ替え圏内に入れるかに注目だ。

拓殖大は前節、第9戦の東洋大戦に続く連敗となった。今季は誰か目立ったエースがいるというよりは、チーム全員で勝利を上げている。2部の中では失点は少なく、守りの固さで手堅い勝利をあげてきた。3位以内のキープを狙えるかここからも注目だ。この試合の敗戦と、江戸川大が勝利したことにより2位に陥落。入れ替わりで江戸川大が単独首位に浮上。拓殖大は山梨学院大がと同率の8勝2敗となった。追いかける法政大は7勝3敗、その下に国士舘大が6勝4敗でつけ、3位までの入れ替え戦枠争いはまだまだ先が読めない。
