【2025関東1部リーグ/REPORT】1巡目終了、早稲田大が首位で折り返し、2位東海大との2勝差は変わらず後半戦へ/第11戦(2025.9.28)

2025関東リーグ
前半戦は好調さを見せた早稲田大。

1部リーグは1巡目の対戦を終了。早稲田大が前半戦10勝1敗の首位で折り返した。そのほか、第11戦は東海大が青山学院大との競り合いを2点差で勝利して2位を守ったほか、1〜6位と9位以下の順位は変わらず。筑波大は連勝でポジションをアップし、青山学院大と入れ替わりで7位へ。しかしまだ僅差で各チームがひしめき合う状態は変わらない。

【勝敗数】第11戦終了(2025.9.28時点)
1位 早稲田大学  10勝1敗
2位 東海大学   8勝3敗
3位 日本大学   7勝4敗
4位 日本体育大学 7勝4敗
5位 白鷗大学   6勝5敗
6位 明治大学   6勝5敗
7位 筑波大学   5勝6敗
8位 青山学院大学 5勝6敗
9位 大東文化大学 5勝6敗
10位 中央大学   4勝7敗
11位 神奈川大学  3勝8敗
12位 専修大学   0勝11敗

早稲田大は2巡目も首位を守り、57年ぶりの優勝達成なるかに注目

早稲田大は単独首位に立ったあとは他と競り合うことなく順調に連勝記録を伸ばし、2位に星2つの差をつけている。攻撃力の高さは折り紙付きだが、これまではインサイドが弱くリバウンド争いで留学生のいるチームなどに後塵を拝してきた期間がある。今年の強さはファイブアウトで全員がスリーポイントを狙え、しかも決定力が高い。1巡目最終戦の日本大との対戦ではスリーポイントを20本、50%という脅威の確率で沈めて108点をマークした。アウトサイドシュートが入ることに加えて機動力の高い選手が多いため守りのポイントもおきづらく、どう守れば効果的なのか相手チームはディフェンスの対応に苦慮している。また、4年生が多いことでチームの安定感も高いところも強みだ。

2巡目にこれに対応できるチームが出てくるかどうか、それとも早稲田大が逃げ切ることができるのか、見逃せない試合が続く。

早稲田大#5堀は日本体育大#1コネに次いで得点ランキング2位。高い走力に加えアウトサイド確率も高く、守る側は止めづらい選手。

日本体育大と白鷗大は激しいディフェンスの激闘となる

4位・日本体育大と5位・白鷗大の戦いは、立ち上がりから激しく締まった内容になった。序盤は互いに決め合うところから入ると、日本体育大が抜群の守備を見せて#52小田(3年・F)のスリーポイントなどもあってリードする展開となった。1Q終了時には10点ほどの差ができ、2Qは追う白鷗大のディフェンスが激しくなっていくと、今度は日本体育大のシュートが簡単に決まらなくなる。追い上げた白鷗大は#15小川(2年・SG)のスリーポイントで追いつくが、日本体育大も#41石川(4年・SG)のスリーポイントで返して前半は40-38とわずかに日本体育大リード。

後半3Qは一進一退の攻防になった。両者ディフェンスが激しくタフショットが続く中、日本体育大は#1コネ(3年・C)のゴール下の奮闘でリードを保つと、4Q半ばに#7西部(4年・F)のスリーポイントが流れを持ってきた。#21月岡(4年・PG)のアタックや好ディフェンスも続いて終盤に得点を重ねた日本体育大が81-71で勝利し、同率対決を制した。

日本体育大は開始から#1コネを筆頭にアグレッシブさが目立った。白鷗大も好ディフェンスで見せたが終盤の勝負どころで上回れなかった。

筑波大は連勝、明治大が連敗で明暗分かれる

前節、延長で試合を制した筑波大は、前半はディフェンスの激しい神奈川大に対しシュート確率が悪く出遅れたが、後半は落ち着きを取り戻してくると#14坂本(3年・SF)や4年生を中心に追い上げ逆転。流れを手にした4Qに一気に突き放した。長く欠場していた#1福田(4年・F)がバイウィーク明けから復帰となったが、15分の出場で11得点。守りでも存在感を見せてチームに勢いを与えた。「まったく動いていなかったわけではないのでプレーは問題ない。ただ、試合の中でどう動いていくかの感覚はこれから」と、ここからさらに調子を上げていく形になりそうだ。

久しぶりの登場となった筑波大#1福田。チームきってのユーティリティプレーヤーであり、頼もしい4年生の復活だ。

一方、1巡目好調に白星を増やしていた明治大は、前節で神奈川大に敗戦し、続く大東文化大戦でも立ち上がりから点差をつけられた。前節では#91塚田(3年・PF)、#26山際(3年・PG)が欠場、この試合も引き続き#26山際が欠場となるなど主力に欠場者がいたのも影響した可能性はある。次節以降の立て直しが必至だ。

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