【2023関東リーグ/入れ替え戦】1部入れ替え戦・第1戦は神奈川大と国士舘大が先勝(2023.11.8)

2023関東リーグ
国士舘大は1年を経て頼もしさの増した4年生たちがチームを牽引。

リーグ戦が終了し、11月7日から入れ替え戦がスタートした。

初日は2部入れ替え戦の1戦目が行われ、3部立教大(3部2位)埼玉工業大(3部1位)がまず1勝をあげた。

2日目は1部入れ替え戦の1戦目で、1部神奈川大(1部11位)2部国士舘大(2部1位)が勝利。1部と2部の入れ替え戦は2戦先勝した方が勝利となる。

9日からは1部・2部入れ替え戦は国立競技場代々木第二体育館にて最後の決戦を迎える。

【11/7結果・2部入れ替え戦 GAME1】
関東学院大学74(24-22,18-26,15-18,17-31)97立教大学
東京成徳大学66(16-17,13-22,18-16,19-28)83埼玉工業大学

【11/8結果・1部入れ替え戦 GAME1
神奈川大学73(16-12,13-23,21-12.23-23)70法政大学
拓殖大学81(15-18,14-23,17-23,35-26)90国士舘大学

息詰まる接戦は神奈川大が3点差で逃げきる

1部11位の神奈川大は2部2位の法政大と対戦。立ち上がりはどちらも固さが見え、シュートがなかなか入らない。法政大は#7本山(2年・PG)が連続のレイアップやスリーポイントで見せる。神奈川大は終盤に#35永沼(3年・F)のシュートや#27手塚(4年・SG)のスリーポイントが入り、16-12でリード。2Qもお互いに主導権の取り合いとなるが、法政大は#10坂本(2年・PF)がオフェンスリバウンドやスリーポイントで得点を重ね、リズムをつかむと29-35で前半をリードして終えた。神奈川大はシュート確率が上がって来ず、リバウンドでも競り負けた。

3Q、神奈川大は#35永沼に続いて#5保坂(3年・PG)の2本のスリーポイントでチームが乗ってくる。法政大は逆転されてしまうがゾーンディフェンスで粘り、パスを回して得点に繋げ、喰らいついて50-47で最終Qへ。

前半はミスもあった#5保坂が2本のスリーポイントでチームに勢いを与えた。

4Q、神奈川大は引き続き#35永沼が好調。次々にシュートを決めていく。法政大は#25鍋田(1年・PG・福大大濠)がここで3連続のスリーポイントで返し、点差は離れない。しかし、神奈川大は#30三浦(4年・PF)がドライブとスリーポイントを続けて決めると。残り5分で7点のリードに成功した。法政大はタイムアウトをはさんで再び#25鍋田、#3今池(4年・PG)と得点が続き、点差を縮める。それでも神奈川大は#35永沼の得点が続いて逆転を許さない。残り1分、神奈川大は6点のリードのところ、法政大は#25鍋田がスリーポイントを決めて3点差。法政大は残り20秒からファウルを使って追い上げをはかるが、3点差からは縮まらず73-70。神奈川大が1勝をあげた。

神奈川大は#21阿部が19点10リバウンドとゴール下で強さを示し、#35永沼が19点で得点を引っ張った。シュートの入らない時間帯もあったが、後半に立て直した。

法政大は#25鍋田が4本のスリーポイントを決めて20得点。マークの厳しい#3今池で得点が伸びず、ファウルの込んだ#7本山のプレータイムも限られた。ただし1戦目はほとんど差がない展開だった。2戦目の巻き返しなるか。

法政大は#25鍋田が勝負強さと集中力を見せた。
兄は国士舘大の主将で、ともに1部入れ替え戦に臨んでいる。

国士舘大がリードも拓殖大も最後まで懸命の追い上げ

1部12位の拓殖大は2部1位の国士舘大が相手。1Qはそれぞれ点を取り合い。15-18。2Qに入っても差のない勝負で試合が進んだ。拓殖大はこの日、インサイドの大黒柱#24ユセフ(4年・C)が欠場。ゴール下のプレーができず、外からシュートを打つ形が多くなった。国士舘大はこのQは#34木島(3年・SG)が活躍。1点差の膠着状態で5分が経過したあと、#34木島の3連続得点でようやく乗ってくると、#25鍋田(4年・PG)がダメ押しのシュートを2連続決め。29-41で前半12点のリードとなった。

3Q、しばらくはこの10数点の差が縮まらない形で試合が推移する。拓殖大はゾーンを敷いて対応するがオフェンス面は苦しく、#88大石(3年・PG)がなんとかスリーポイントを沈めていく。国士舘大は動きが伸びやかになり、ディフェンスでも足が動く。じわじわと引き離して46-64と18点差にして3Qを終了した。

今年のチームの核の一人、国士舘大#3佐藤は、14点18リバウンドの活躍。

4Q、国士舘大は主力を下げる時間帯になってくるが、拓殖大は激しいディフェンスからミスを誘い、また#88大石のシュートは引き続き好調で何度もスリーポイントがネットを揺らした。一時は20点ほどの差があったところから、8点にまで縮めた拓殖大だが、その先まではたどり着けず。最後まで諦めずに食らいつくが81-90。国士舘大が逃げ切り勝利を決めたが。拓殖大も奮闘の試合となった。

国士舘大はリバウンドで強みを見せ、17本の差をつけた。得点面でも勝負どころで#34木島や#25鍋田と言ったスコアラーが確実に仕事を果たした。

拓殖大は#24ユセフを欠いてインサイドでは苦戦したが、それでも最後まで果敢に攻め続けた。#88大石は8本のスリーポイントを決め34得点。ただし、全体としてはシュートが得意な拓殖大としては少なく、2戦目にどこまで修正できるかどうかがカギになりそうだ。

8本のスリーポイントで追い上げの軸になった拓殖大#88大石。
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