1勝が順位を大きく変える序盤戦、1巡目で7位までに入らなければ後半の上位グループには入れない。このラインがどこになるか、初めての経験となる今年はまだ見えない部分がある。
5試合を終わり、1巡13試合の1/3強を消化したところになるが、7位以上は勝率5割をキープ。それ以下の勝率が8位以下という状況になっている。とはいえまだ1勝、2勝差であり、逆転も容易い。ここから1巡目後半に向け、1勝が大きな意味を持つ戦いが続きそうだ。
大東文化大と白鷗大が全勝をキープ、1敗で3校が続く
大東文化大は前節で日本体育大を破った江戸川大と対戦。江戸川大に一時は追い上げられるが、江戸川大が3Q9点に終わり、それ以降はリードを広げた大東文化大が74-60で勝利。
白鷗大は4Qで筑波大に追い込まれた。筑波大は1Qに17-9と8点のビハインドになり、これが最後まで尾を引いた。4Q終盤に一気に追い上げ、終了ブザーとともに#14坂本(1年・SG・中部第一)の同点スリーポイントが沈んだが、これは惜しくもノーカウント。60-57で白鷗大が逃げ切り、5連勝。
無敗の両者は第6節で直接対決を迎える。見逃せない一戦だ。3位以下は東海大・日本体育大・日本大は1敗で続き、いずれも危なげなく勝利した。
2敗は専修大と筑波大でここまでが上位グループ圏内
専修大は山梨学院大に対して終始2桁のリードを握ったが、4Qは手に汗握る展開となった。タフショットが続く中でも粘り強く打っていく山梨学院大は、4Q終盤に#46河田(4年・SF)のアタックや、#90野溝(3年・PG)のバスケットカウントのスリーポイントで勢いづき、あっという間に一桁差にすると、フリースローが決まれば追いつける可能性も見える、というところまで迫った。しかしそこからのオフェンスがうまくいかず、専修大に決め返されて69-65。山梨学院大は日本体育大戦に続いて惜しいところで白星を逃した。専修大は依然欠場者が多いが、#97ジョベ(1年・C・高知中央)が復帰し、この先の貢献に期待だ。
専修大は筑波大と並んで2敗。2敗は2チームで上位を追う。
神奈川大が5試合目で早稲田大に対して初勝利
8位以下は2〜0勝のチームが並ぶ。
初戦から粘り強さはあったものの惜しい試合が続いていた神奈川大は、早稲田大に66-89でようやく初白星。中でも、スリーポイントが大きく勝負を作用。神奈川大が13本を沈めたのとは反対に、シュートを得意とする選手が多い早稲田大は、わずか3本しか決まらなかった。
8位となった早稲田大は2勝、以下山梨学院大、江戸川大、神奈川大、中央大、明治大が1勝でまだ混戦状態にある。0勝の拓殖大が序盤は苦しいが、打開できるか。
【第5節終了/勝敗】
1位 大東文化大学 5勝0敗
2位 白鷗大学 5勝0敗
3位 東海大学 4勝1敗
4位 日本体育大学 4勝1敗
5位 日本大学 4勝1敗
6位 専修大学 3勝2敗
7位 筑波大学 3勝2敗
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8位 早稲田大学 2勝3敗
9位 山梨学院大学 1勝4敗
10位 江戸川大学 1勝4敗
11位 神奈川大学 1勝4敗
12位 中央大学 1勝4敗
13位 明治大学 1勝4敗
14位 拓殖大学 0勝5敗