グループリーグステージ最終日は残りの8試合を行い、全日程を消化。トーナメントに進む残りの3チームと、各ブロックの順位が決定した。既に順位の決まったブロックもあるが、いずれのチームもインカレの舞台で懸命にプレー。試合を終えた選手や応援席には笑顔や涙があり、「4年生お疲れ様」との声があちこちから降り注いだ。
残りの3ブロックの勝ち上がりは以下の通り。
Cブロック 江戸川大学(関東13位)
Eブロック 九州共立大(九州2位)
Gブロック 九州産業大(九州4位)
江戸川大・九州共立大は余裕を持ってトーナメント出場を決定
Cブロックは関東13位の江戸川大が札幌大に対し、113-46で快勝。2試合とも100点ゲームで相手を圧倒し、堂々グループステージを勝ち上がった。トーナメントでは東海1位の中京大と対戦する。
Eブロック、周南公立大と九州共立大の対戦は、どちらに転ぶかわからない競り合いになった。立ち上がりは周南公立大のアウトサイドが好調でリードするが、2Qになると九州共立大が逆転。前半は10点近いリードで折り返すと、後半はさらにリードを広げて73-54。九州共立大は全員出場で全員得点。これで2勝とし、ステージ突破を決めた。トーナメントでは関東9位の神奈川大に挑む。
接戦で北陸大が広島大に勝利、グループステージは九州産業大が勝ち抜け
2勝でトーナメント進出を決めたチームが多い中、Gブロックが最も混戦になり、1勝1敗で3チームが並ぶ形になった。
ブロック最終戦、広島大と北陸大の対戦は、立ち上がりは両者重かったところから、北陸大は#11バログン(4年・PF)や#46山川(2年・SG)のスリーポイントが当たって抜け出すと17-12。広島大は2Qにディフェンスから流れを立て直し、スリーポイントや合わせで返し、一時は8点ほど開いたところを33-31の2点差で前半を終える。
3Q、再び北陸大のスリーポイントが当たってくると、リードは9に。広島大はリバウンドを押さえて再び試合を引き戻し、#33稲田(3年・PF)の3連続のアウトサイドシュートで同点にすると、#15高木(2年・SF)が速攻に走って次々にフリースローを獲得していくと、逆転して最大5点のリードに成功する。しかしターンオーバーから追い上げられ、54-55で4Qに入ると、北陸大のシュートの決定力が高まり、逆転に成功。広島大は粘りを見せるが、決めきれないシーンが続いた。北陸大は迫られる中で#46山川のスリーポイントをきっかけに粘る広島大を引き離していくと、87-71で勝利した。
これにより北陸大が九州産業大、広島大とともに1勝1敗で並んだが、ゴールアベレージでブロック1位を決めたのは九州産業大。グループステージの九州勢はこれですべてが残った。北陸大は得点こそグループ1位だが、失点の多さが響き2位となった。九州産業大はトーナメントで関東8位・日本体育大にチャレンジする。