グループリーグステージは3日目に入った。2勝すれば勝ち点4を獲得して勝ち抜けが決まるが、この日のハイライトは既に1勝していた大阪産業大と初戦の早稲田大の一戦。前半からリードした大阪産業大が逃げ切り、2勝目、Dブロックの1位を決めた。
この日、2勝目をあげたのは以下のチーム。
Aブロック 浜松学院大学(東海3位)
Bブロック 名古屋学院大学(東海2位)
Dブロック 大阪産業大学(関西6位)
Fブロック 東海大学九州(九州3位)
Hブロック 明治大学(関東11位)
大阪産業大が早稲田大にリードを渡さず関東越えを果たす
Dブロック、初戦で松山大を下した関西6位の大阪産業大は、関東12位の早稲田大に好ゲームを繰り広げた。序盤から#20小栗(4年・PG)のスリーポイントを中心にリード得て、前半は38-34。早稲田大は2Qには盛り返し、3Qの入りには一度逆転に成功するが、大阪産業大は#20小栗の連続スリーポイントで逆転すると、#51村上(4年・PG)のスリーポイント、#32金友(1年・SF・大阪桐蔭)のドライブなど、追い上げられそうな場面で確実に得点を重ねていく。早稲田大は#15兪(3年・C)のダンク、#13星川(3年・SF)のスリーポイントなどで追い上げるが、ディフェンスで後手に回ってしまう場面が多く、3Qは57-55と大阪産業大の2点リード。
追い上げられ気味だった大阪産業大だが、4Qの開始早々#55髙木(3年・PG)、#51村上の連続スリーに、#7ジョシュア(1年・C・開志国際)のオフェンスリバウンドで再び勢いを取り戻し、10点のリードに成功。早稲田大は#12土家(4年・PG)、#15兪のスリーポイント、#18岩屋(1年・PG・洛南)の速攻で、残り4分に4点差まで迫った。しかしこれを断ち切ったのは#20小栗のスリー。そこに#7ジョシュアがゴール下の攻守で踏ん張り、#55髙木のドライブや#32金友の速攻で再び流れを握った大阪産業大が82-74。ステージ2勝目を挙げて1位を確定。グループステージを勝ち上がった。
大阪産業大は#20小栗が30点、スリーポイント8/14。チーム全体でも14本のスリーポイントを沈め、リバウンドでも上回った。早稲田大は武器である#13星川、#12土家のスリーポイントの確率が上がらず。
【2022インカレ・PLAYER】大学ラストイヤーに掴んだチャンス、「関東越え」の目標をチームで達成して早稲田大を撃破/#20小栗瑛哉(大阪産業大・4年・主将・PG)
初出場の浜松学院大は2勝してグループステージ突破/広島大は競り合いを制してうれしい1勝
Aブロック、初戦で新潟経営大を倒した浜松学院大は、東海大学札幌と対戦。1Qで一気に引き離すとベンチメンバーもコートに登場する展開になった。2Qになると東海大学札幌も追い上げるが前半は31-21と10点のリード。後半はベンチメンバー主体で試合を進め、66-54で2勝目。東海大学札幌はディフェンスから粘りを見せるが届かなかった。
Gブロック、広島大は1勝している九州産業大とロースコアゲームとなり、互いになかなか得点できないもどかしい時間が続いた。最終盤までシーソーゲームとなったが、4Qに#15髙木(2年・SF)の思い切りのいいアタックが続き、58-64と引き離して勝利。長らく叶っていなかったインカレ初勝利を挙げた。グループステージ突破をかけ、次戦で北陸大と対戦する。
【2022インカレ・PLAYER】選手、そしてコーチとしても奮闘し、インカレでもぎ取った悲願の1勝/#17山本草大(広島大・4年・主将・PG/学生コーチ)