【2022関東リーグ2部】全22試合の2部リーグが終了、江戸川大・山梨学院大がともに初の1部へ/3位・東洋大、4位・駒澤大は1部との入れ替え戦に挑む(2022.11.05/第22節最終結果)

2022関東リーグ
2部優勝は江戸川大。

2部リーグが全22試合の日程を終え、終了した。

既に江戸川大、山梨学院大の1部昇格は決まっていた中、終盤戦では3位、4位を争う戦いが続き、入れ替え戦へは東洋大と駒澤大が進んだ。また、立教大と埼玉工業大が3部へ降格。9位・上武大と10位・東京成徳大が3部との入れ替え戦に臨む。

最初から抜け出した江戸川大と山梨学院大の2チームが来季1部へ

2部リーグも1部に劣らない混戦が続き、特に終盤には上位のチームも下位チームに敗れるなど、予想できない展開もあった。その中で、江戸川大は山梨学院大に対する1敗で堂々の1位通過。また、今季は春から話題をさらった2位山梨学院大が3敗でそこに続いた。両者共通するのは、ディフェンスの良さと得点力の両方を兼ね備えていたこと。シュートの上手い選手が揃う2部リーグではアウトサイドのシュート力は必須。その上で、ディフェンスができることが両者の強みとなった。それぞれ22試合の中には追い込まれる状況もあったが、耐えて勝利を積み重ね、初の1部への道を開いた。

山梨学院大の#2カボンゴ(3年・C)がリバウンド王を受賞(OFE99/DFE187/TOT286)。

3位をキープし続けた東洋大と4位に食い込んだ駒澤大が1部との入れ替え戦へ

3位東洋大。序盤で主力選手の欠場などもある中、こちらも攻守のバランスの良さでしぶとく粘った。留学生がおらず、インサイドはさほどサイズがない中、ペイント内で身体を張ることでリバウンドを獲得。終盤は4位との差が近づく状況になったが、3位通過を果たした。入れ替え戦、インカレチャレンジマッチへの進出が続いているが、惜しい戦いが続いている。目の前にそびえる関門突破なるかが注目だ。

3位東洋大。終盤の取りこぼしもあったが、昨年よりひとつ順位を上げ、3位でリーグフィニッシュ。

最も混戦が続いた4位争いを制したのは駒澤大。リーグ中盤からいくつか取りこぼしが続き、順位を下げた時期もあるが、粘って4位獲得。高いシュート力とトランジションで畳み掛ける展開で強さを発揮する。入れ替え戦でその強みを活かせるか。

熾烈な4位争いをくぐり抜け、駒澤大が4位。

1試合で順位がめまぐるしく動いた5位〜8位

4位争いと、油断すれば入れ替え戦への道もある中盤チームも、戦々恐々の戦いが続いた。

5位法政大はリーグのスタートでつまづきつつも、途中から調子を上げていった。棄権試合が惜しまれるが、下級生も多いだけに来季に注目だ。6位・順天堂大は昨年11位から順位をアップ。大きく主力が変わらない状態でチームが1年かけて成長してきたことが伺えるリーグ戦だった。関東学院大は昨年と同じ7位。新人インカレでは7位に食い込んでいるため、こちらも来季に期待したい。2大エースが卒業抜けた明星大は苦戦が続いたが、入れ替え戦枠を脱して8位でシーズン終了。

6位の順天堂大は、#55戸笈(3年・SG)がスリーポイント王(65本)。

9位・上武大と10位・東京成徳大は3部との入れ替え戦へ/立教大と埼玉工業大が自動降格

9位・上武大は実業団で活躍した棟方監督が就任した1年目を過ごし、2年目以降の飛躍に注目。10位・東京成徳大は後半に向けて調子が上向き、終盤戦では上位チームも倒す活躍を見せた。

11位立教大。今季3部から復帰し、攻撃的なバスケットを展開したが、惜しくも1年で降格。しかし#22大畑(2年・G)が2部得点王(519点)、アシスト王(86本)を獲得した。12位・埼玉工業大は昨年と同じ12位でリーグ終了。今回は3部へと戻ることになった。

2部の得点王とアシスト王となった立教大#22大畑。スリーポイントもランキング6位。

【勝敗】2022.11.05 全22節終了

1位       江戸川大学          21勝1敗/勝ち点43(1部自動昇格)
2位       山梨学院大学       19勝3敗/勝ち点41(1部自動昇格)
3位       東洋大学              14勝8敗/勝ち点36(1部12位との入れ替え戦へ)
4位       駒澤大学              13勝9敗/勝ち点35(1部11位との入れ替え戦へ)
5位       法政大学              12勝10敗/勝ち点34
6位       順天堂大学          12勝10敗/勝ち点34
7位       関東学院大学       9勝13敗/勝ち点31
8位       明星大学              8勝14敗/勝ち点30
9位       上武大学              7勝15敗/勝ち点29(3部4位との入れ替え戦へ)
10位      東京成徳大学       7勝15敗/勝ち点29(3部3位との入れ替え戦へ)
11位      立教大学              5勝17敗/勝ち点27(3部自動降格)
12位      埼玉工業大学       5勝17敗/勝ち点27(3部自動降格)

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