【REPORT】李相佰盃 日・韓大学代表バスケットボール競技大会に向けて〜三次強化合宿レポート

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李相佰盃に向けた学生代表は、三次強化合宿(4月17日〜19日)に入った。

18日午前が公開されたが、この日は午後に練習試合が予定されていたために内容は軽め。午前中はこれまでやってきたオフェンスにおける注意点や、午後の練習試合相手で注意すべきポイントなどが松島サポートコーチ(国士舘大学)、片桐アシスタントコーチ(日本経済大学)からあり、ディフェンスを引き寄せるオフェンスを考えて攻撃のポイントを複数作れるように動くことや、その際の足の置き方、向きまで細かく指示があった。

練習はオフェンスの形を確認するにとどまったが、合宿でやってきたことをどれだけ実際のプレーで表現できるか、ここからメンバー決定に向けて正念場だ。

大会メンバーは12名。怪我人などコンディション問題が発生する可能性もあり、15名が現段階では残っている。昨年は新井楽人(現B1横浜)がトーナメント直前の負傷で田中流嘉州(現B1長崎)にエントリー変更された。怪我がないことが一番だが、代表入りに向けて競争も最終段階だ。


最近の大学生は国際試合の機会が増え、下級生時よりメンバーとして活躍してきた選手も多い。
そうした多彩な舞台での経験豊富な2名に話を聞いた。

代表はチームのために犠牲を払えるかが大事─広瀬生(青山学院大・4年)

青山学院大のエースとして数々の劇的なシュートを決めてきた。ここぞというときに決まるクラッチシュートがチームを勢いづける。

これまでWUBSやGLOBALJAM(カナダ)等、国際経験も多彩で昨年の李相佰盃でもポイントゲッターとして活躍。最終学年で勝利の牽引役となるか。

─三次合宿に入りました。ここまでどんな感触ですか。

「一次合宿からずっと自分の持ち味を積極的に出そうと思って、今のところ結構出せている手応えはあります。メンバーも下級生に素晴らしい選手が多いので、緊張感を持って合宿をやれています」

─広瀬選手は2年時のWUBSをはじめ、大学に入ってから国内外で代表として多彩な経験をしてきていますが、国際試合はどんな場だと感じていますか?

「それぞれが国を背負ってやっているので、ルーズボール一つにしても絶対に負けないっていう気持ちが伝わってきますし、本当に気持ちの勝負をする試合だと感じます」

─対戦国によってスタイルなども違うと思いますが、それに対応していく難しさはありますか?

「フィジカルの部分は海外の選手は日本に比べて強いので、そこが大きなギャップになります。こちらはフィジカルがない分、気持ちで負けないようにやらないといけないなと毎度感じます」

─アジア以外にもより多様なチームとの対戦を経験しているのが広瀬選手だと思いますが、場数を踏んできた中でメンバーに伝えたいことはありますか。

「みんなうまいんですが即席のチームというのが課題としてあります。だからいかに自分の持ち味を出しつつ、チームのために何らかの犠牲を払えるかというのが、こういう即席チームの最終的な強さになると思うので、そこですね」

─肝心の李相佰盃についてですが、ここのところ競り負けてずっと惜しい試合が続いています。韓国戦はどの辺を注意したいですか?

「韓国は一戦目から本当に強度が高くて、ファウルになるかならないかギリギリぐらいのところでやってきます。まずは一戦目を絶対取らないといけないです。本当にそこが一番大事です」

─昨年から連続で選抜されている選手もいますが、今年のチームは昨年とどういう違いがありますか?

「今回は4年生が結構多いことと、去年より明るい気がします。ムードメーカー的な人が多いので、そこがいいところですね」

─いいですね。大学では4年目になりますが、今年の1年については。

「3年生までは4年生に助けられたり、生かしてもらっていた部分がありました。でも今度は4年生としてプレーで引っ張っていかないといけない年です。生かされるだけじゃなくて、自分が後輩たちも生かして、チームのためにプレーしたいです」

2年時にはWUBSに日学選抜として2部の大学から唯一メンバー入り。この年準優勝の高麗大学校と初戦で競り合いを演じたが、広瀬の果敢なアタックが光った。

2月の韓国遠征で得たものを還元したい─佐藤 友(東海大・3年)

クレバーかつ、スタッツに残らないようなプレーでもチームに貢献することができるプレイヤー。下級生時よりWUBSなど代表経験は豊富で、2月に行われた関東学連の韓国遠征でも存在感を発揮した。遠征では強豪大学を撃破。李相佰盃でもその経験値を生かして欲しい。

─ここまでの合宿はどうですか。

「一次と二次と自分のベストは毎日作れていたかなと思っているので、この三次合宿でも毎日自分のベストを作れるようにとやっています」

─2月の韓国遠征もメンバーに入って韓国の強豪大学と戦いました。どうでしたか。

「まず高麗大とやらせてもらえたことは今回の李相佰盃のメンバーに選ばれるためにも、すごくいい経験にもなったと思います。李相佰盃でもメンバーに入って還元できるように頑張りたいです」

─遠征では競り合いを制した勝利もありました。若手のメンバーで結果を出したのは大きいと思いますが、何が良かったですか?

「初めて海外に行くからパスポートを取ったという人もいるような状態のチームでした。そういう人たちが一つになってプレーできて、自分はその中でもある程度海外経験がある分、その人たちに還元というか伝えられることもありました。そういう面で自分としても成長できたことがありますし、自分の同世代が中心となってああいう経験できたのは良かったです。世代としても個人としてもレベルアップできたすごくいい遠征になりました」

─関東学連の海外遠征は最近始まりました。それによる影響は大きそうですか。

「やっぱり海外経験をしていると相手がどういうお国柄で、どういうチームでというのが分かるようになってきます。年齢が低ければ低いほどいろんな面で吸収も早いと思うので、若いうちからそういう経験を積んで、そこから上級生になってメンタルが安定していくと経験値も十分生かせると思います。そういう意味でも重要だし、すごくありがたい機会でした」

─一方、トーナメント直前でもありますが自チームの状況はいかがですか?

「チームとしてはコンディションの課題もあったりしますが、どのメンバーでも軸となってやっていけるのが自分たちの良さだと思います。誰が出ようが自分たちのアイデンティティのあるディフェンスは変わらないので、そこで頑張りたいです」

─入野さんがヘッドコーチになられて2年目ですが変化は感じますか?

「陸川さん時代よりトランジションバスケが増えました。入野さんは自分たちの発想とか想像を汲み取ってくれて、自分たちで選択をすること増えてきました。また新しい東海の姿になってきているのかなと思うので、頑張っていきます」


【大会概要】
2026年度第49回李相佰盃日・韓大学代表バスケットボール大会
2026年5月15日(金)~17日(日)
会場:北ガスアリーナ札幌46(北海道札幌市中央区北4条東6丁目2)

Game1 女子15時/男子17時
Game2 女子14時/男子16時
Game3 女子12時/男子14時

主催
公益財団法人日本バスケットボール協会
一般財団法人全日本大学バスケットボール連盟
大韓民國籠球協會
韓國大學籠球聯盟

主管
一般財団法人全日本大学バスケットボール連盟
一般社団法人北海道大学バスケットボール連盟

松島サポートコーチは練習中も選手に近い立場で盛り上げている
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