創立100周年を迎えた大東文化大学。
現在の大学の様子を卒業生に披露するホームカミングデーが6月3日(土)に開催され、トークショーやキャンパスツアーなど、学部・学科主催のさまざまな行事が行われ、卒業生やその家族たちを東松山キャンパスへと迎え入れた。
バスケットボール部ではフレンドリーマッチとして、白鷗大を対戦相手に迎え、部として初めてのホームゲームを開催。体育館では近隣のU15チームによるエキシビションマッチに、オープニングセレモニーなども行われ、またメインゲームは白熱の展開で、観客席も一喜一憂。シュートが決まる度に大いに盛り上がり、ホームチームを後押しした。
最初に行われたエキシビションマッチでは、埼玉のジュニアバスケットボールクラブENSのU15と、越谷アルファーズのユースチームからU15が対戦。音楽が流れ、プロのスタジアムMCによる選手紹介やMCでワンプレーごとに盛り上げを受けながらの試合になった。
メインゲームでは大東文化大が白鷗大に逆転勝利を収める
メインゲームが開催される頃には、体育館の3面の観客席と1階アリーナ席はほぼ満席に。オープニングセレモニーでは大東文化大と対戦相手の白鷗大が、エスコートキッズとともも入場し。ビジョンではチームのイメージ映像や選手たちのコメントが流れた。
試合は両者ゆったりとした立ち上がりとなり、大東文化大がやや出遅れたが、1Qは16-15の互角。2Qになると白鷗大がディフェンスを軸に攻撃につなげ、速攻も続いて抜け出した。大東文化大はゾーンに対して攻めきれない場面が目立ったが、一時8点まで開いたリードから盛り返し、28-32と4点を追う形で前半終了。
3Q、#25山内(3年・SG)のシュートがようやく入ってくると、#4菊地(4年・SG)のスリーポイントが続き、大東文化大が逆転。白鷗大もタイムアウトで流れを切り、1点を争う展開となるが、#21富山(3年・PF)、#25山内のシュートで大東文化大が流れを掴んで52-45で4Qに入った。
白鷗大はゾーンから再び流れを取り戻し、#13高橋(4年・SG)のスリーポイントや#24森下(4年・PG)の速攻で逆転。しかし残りの5分は大東文化大が奮起。#34バトゥマニ(4年・C)が積極的にインサイドで仕掛け、#9田中(2年・PF)がオフェンスリバウンドや速攻などで流れを持ってくると、残り1分半には#4菊地のスリーポイントで7点のリードに成功。残り時間をしのいで、71-62。大東文化大がホームの声援に応える勝利をあげた。
対戦機会の多い両者だが、昨年は大東文化大が1度しか勝っていないだけに、うれしい勝利をホームの観客に見せることができた。
試合後は応援してくれた観客に感謝を込め、両主将と大東文化大の西尾監督が挨拶に立ち、ホームゲームの成功と、これからのシーズンについての抱負も語り、温かな空気に包まれた1日は幕を下ろした。
「すごくいい雰囲気の中、勝ち切れた」#4菊地広人(大東文化大・4年・主将・SG)
「ホームゲームは率直にすごく楽しかったです。たくさんの方々が自分たちを応援してくださっているのを、改めて実感できました。リーグ戦では東海大のホームゲームで2年連続試合をさせていただいていたりしましたが、自分たちもこうしたホーム環境で試合をしたいというのは、すごく思っていました。実際にやってみると経験したことの感覚で、すごく不思議なところもありましたが、すごく楽しくやらせてもらうことができました。
試合としてはフリースローやターンオーバーなど、課題がありましたが、勝ち切れたというところは良かったのかなと思います。会場の雰囲気もすごく良かったおかげだと思います」
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「仲がいい友人たちにいいところを見せられ、楽しかった」#34バトゥマニ クリバリ(大東文化大・4年・C)
「ホームゲームは本当に楽しかったです。応援がすごく嬉しかった。ラグビー部がすごく応援してくれたけど、同じ授業を取っていて普段から仲が良く、いいところを見せられて良かったです。
ホームゲームが初めてだから最初はちょっと緊張していたけれど、最後は自分たちのプレーをすればいいと思っていたし、それでぜんぜん大丈夫でした。特に終盤はベンチから見ていて負けているなと思ったので、自分が頑張らないとだめだから、監督と話をして最後は自分が点を取りにいきました。
4年生になって、4年生はリーダーにならないとダメだと思っています。後輩たちのサポートも勝利に不可欠だし、そのためにも自分がリーダーシップを発揮して頑張っていこうと思っています。秋もまた頑張ります」