【2025関東1部リーグ/REPORT】2巡目の山場、3連戦を終えて早稲田大の首位は変わらず大会は終盤戦へ/第16戦(2025.10.13)

2025関東リーグ
筑波大会場では選手のプチ応援団が登場。大濠出身者をメインに集まり、自チームの試合以外をそれぞれ応援した。

祝日を使った10月半ばの3連戦は疲れの溜まってきた身体には一番きついところ。ここを越えるとリーグ戦の終わりが見えてくる。首位の早稲田大は3連戦初戦で2敗目を喫するが、残りの2試合はこれまでと変わらない戦いぶりで再び連勝し、1位を守った。3位の日本体育大は中央大と早稲田大に痛い2連敗となったが、3連戦最後の日本大にはいい形で勝利し、3位は変わらず。

また2位・東海大はホームゲーム自体は2試合で終わったが、3日目も東海大会場で大東文化大と対戦。48-82と圧倒し、ホーム3連戦を油断なく勝ちきった。白鷗大専修大を1点差でかわして4位をキープとなった。

東海大は大東文化大に快勝。

【勝敗数】第16戦終了(2025.10.13時点)
1位 早稲田大学  14勝2敗
2位 東海大学   13勝3敗
3位 日本体育大学 10勝6敗
4位 白鷗大学   10勝6敗
5位 日本大学   9勝7敗
6位 青山学院大学 8勝8敗
7位 明治大学   8勝8敗
8位 筑波大学   6勝10敗
9位 大東文化大学 6勝10敗
10位 中央大学   6勝10敗
11位 神奈川大学  4勝12敗
12位 専修大学   2勝14敗

中央大を50点に押さえて明治大が勝利

前節のホームゲームで日本体育大に勝利した中央大は、明治大相手には苦戦した。明治大はシュート力の高い中央大に簡単には打たせず、#10鬼澤(3年・PF)や#60武藤(3年・SF)がリバウンドを押さえ、攻撃では高さのない中央大インサイドを攻める。要所で#23森田(3年・PG)や#5針間(4年・SG)、#90塚田(3年・PF)のスリーポイントも決まった。中央大は劣勢ながら3Qの頭には同点にし、差がほぼない状態でついていくが、シュートの精度が上がって来ず、4Qの頭に一気に10点近く引き離されてしまう。明治大はそのままリードを保ち50-67。中央大は武器のスリーポイントも4本しか決められず、良さが出せずに終わった。

明治大は全員で戦うスタイルだが、#5針間が得点を牽引する日が多い。この試合は15点。

日本体育大のオフェンスが好調で日本大を突き放す

同率の日本体育大日本大、互いに負けられない試合は日本体育大が持ち味を出した。

1Qは日本大が#20山田(3年・PG)のシュートが簡単に決まりリードするが、タイムアウトで修正した日本体育大がプレスを仕掛けて20-25と追い上げた。2Q、日本体育大はスリーポイントが爆発。#41石川(4年・SG)をはじめ#6吉田(3年・F)、#11山口(2年・PG)に次々当たりがきて逆転。#11山口の速攻からのバスケットカウントも決まった。日本大は日本体育大のゾーンが破れず苦戦。日本体育大は#6吉田がディフェンスでもスティールを決めてチームに流れを呼び込むと#21月岡のバスケットカウントもあって、46-35。

3Qも日本大はゾーンを攻めあぐねるが、4Qには7点差まで詰め寄る巻き返しも見せる。しかしこの日はシュートが好調の日本体育大が決められるとその都度返し、#21月岡や#41石川らのスリーポイントが面白いように決まると、最後は90-71と差がついてタイムアップとなった。

日本体育大は下級生の活躍も目立ち、#11山口8点、#52小田12点、#6吉田11点。

筑波大が早稲田大に肉薄するも逆転はならず

早稲田大筑波大の戦いは、立ち上がりから早稲田大が#7堀田(4年・SG)を皮切りに気持ちよくスリーポイントを決めていった。1Qだけで決まったスリーポイントは5本。14-21とリードするが若干ファウルも込む形となった。筑波大もこの日はシュートが好調で#7井伊(1年・PF・早稲田実業)が内外で躍動。ディフェンスでも粘って2Qは#23グビノグン(1年・SF・正智深谷)が奮闘。早稲田大に簡単に打たせない。しかし#0下山(3年・PG)、#18岩屋(4年・PG)が苦しい中でも大事な1本を決め、31-41と早稲田大10点リードで前半終了。

筑波大は主力に欠場が多い中、ベンチメンバーが奮闘。#23グビノグンは6点。ディフェンスでも貢献した。

3Q、筑波大は#25ルカパンチエ(3年・PF)のスリーポイント、ブロックが飛び出しホームの会場をわかせた。#1福田(4年・F)も伸びやかなドライブからのバスケットカウントを決め、最後は#1福田のブザービーターで点差を一桁にして4Qに入ると、#8清水(1年・PG・開志国際)のスリーポイントや#25ルカパンチエのシュートが決まり開始2分で4点差に。しかしここまで好ディフェンスを見せていた#23グビノグンが連続ファウルで4つ目を吹かれ、その間に早稲田大が決めて再び差を開いた。終盤は#12松本(1年・F・洛南)のスリーポイントが3連続で決まった早稲田大が75-87と引き離して勝利をあげた。

筑波大は#6副島(3年・C)、#14坂本(3年・SF)が直近の試合でコンディションを崩し欠場。本来のメンバー構成ではない状態だったが粘りを見せた。次週のホームゲームではぜひとも勝ちたい。

プレーするメンバーを絞っている早稲田大は3連戦でさすがに疲れが見え、ファウルも重なったが、苦しい場面を#18岩屋や#0下山、#6三浦(3年・F)が打破し、チームで17本沈めたスリーポイントで得点力を見せつけた。

早稲田大は#0下山が抱負な運動量で走り続ける。3連戦でも疲れを見せず勝負どころで決めた。
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