関東大学リーグは2巡目がスタートした。
この日注目の一戦は、首位・早稲田大と白鷗大の対戦。強いゴール下にさすがの早稲田大も得点を伸ばせず追う時間もあったが、4Qの逆転劇で勝利。ほかに上位では日本大が下位の中央大に敗戦する一戦もあった。また、ホームの専修大が神奈川大相手にリーグ初勝利をあげた。
【勝敗数】第12戦終了(2025.10.4時点)
1位 早稲田大学 11勝1敗
2位 東海大学 9勝3敗
3位 日本体育大学 8勝4敗
4位 日本大学 7勝5敗
5位 白鷗大学 6勝6敗
6位 明治大学 6勝6敗
7位 筑波大学 6勝6敗
8位 青山学院大学 5勝7敗
9位 大東文化大学 5勝7敗
10位 中央大学 5勝7敗
11位 神奈川大学 3勝9敗
12位 専修大学 1勝11敗
早稲田大が白鷗大のディフェンスを振り切り接戦を勝利
最大級の破壊力で今リーグ快進撃を続けている早稲田大は、ディフェンスに定評のある白鷗大との対戦し、一時はリードされる展開となった。1Q、早稲田大は#7堀田(4年・SG)が立ち上がりから好調にスリーポイントを沈めていく。守りのポイントが絞りにくい中で白鷗大もついていき1Qは18-19。2Qはインサイドで強みを発揮する白鷗大に対し早稲田大もファウルが増え、#5堀(4年・F)が3ファウル。しかし#7堀田が変わらず好調で前半だけで4本のスリーポイントを決めた。白鷗大はゴール下で#25モンガ(4年・PF)や#7境(3年・C)が強さを発揮し、外のシュートも入ると前半は40-45とリードして終えた。

後半も白鷗大はゴール下を中心に加点。早稲田大は守られてシュートの確率自体は落ちてくるが、ペリメーターやノーマークを作ってのスリーポイントは確実に決めてくる。白鷗大が引き離してもスリーポイントを1本決めるだけで容易に差を詰めていき、#18岩屋(4年・PG)のオフェンスがアンストッパブルで内外止まらず4Qには逆転。白鷗大も返していきのこり4分ほどで追いつくが、#16八重樫(3年・SG)が逆転を担うフリースローを2本落とすミス。ここから早稲田大に一気に7点引き離されてしまう。残り2分間でディフェンスから粘った白鷗大は残り17.7秒で1点差にまで差を縮める奮闘を見せたが、追撃はそこまで。早稲田大が80-83で逃げ切り勝利となった。

早稲田大はこの日#12松本が欠場。通常7人程度しか使わないスタイルのためファウルトラブルに見舞われ苦しい瞬間もあったが、#18岩屋27点、#7堀田21点、#6三浦15点と、ポイントゲッターが安定して働き逃げ切った。
白鷗大は#25モンガが15点18リバウンド、#7境が15点、#30佐古と#16八重樫が12点とそれぞれ奮闘したがわずかに及ばず3連敗で勝率は5分に。順位は5位で変わらなかった。
最後までアタックした専修大がリーグ初白星で歓喜に湧く
ここまで0勝の専修大はホームの声援を背に受け、うれしい初勝利をあげた。

対する神奈川大もまだ3勝と苦戦中。しかし持ち味のディフェンスが機能して序盤から両者接戦となった。前半は32-34と互角。3Qに入ると神奈川大のオフェンスがやや失速気味となる。専修大もタイトなディフェンスに阻まれて惜しいゴールが続くが、積極性のあるオフェンスを続けて4Qにはファウルコールからフリースローを獲得する場面が増えていく。神奈川大はリバウンドの要である#99三村(1年・C・日本航空)が残り2分で無念のファウルアウト。しかし専修大もターンオーバーで終盤2点のビハインドを背負う。神奈川大はこの勝負どころで決めきれないシュートが続く一方、専修大は残り7秒、#31松野(4年・SG)のスリーポイントが沈み59-57。逆転で初勝利をあげた。
専修大は#31松野21点、#18清水(4年・SG)20点で共に4本ずつスリーポイントを決め、チームでも11本のスリーポイントで流れを掴んだ。
