【2024関東リーグ1部/入れ替え戦】白熱の入れ替え戦は1戦目から熱い戦いが続く(2024.11.5)

2024関東リーグ
山梨学院大が早稲田大に先勝。

リーグ最終日から中1日、関東大学リーグの入れ替え戦がスタートした。1部と2部は2戦先勝方式で行われるが、1戦目から激しい競り合いが続いた。

【試合結果】
◆1部入れ替え戦
山梨学院大学(1部12位)81(34-22,18-18,12-12,17-22)74早稲田大学(2部1位)
拓殖大学(1部11位)59(15-24,16-14,19-13,9-19)70青山学院大学(2部2位)
明治大学(1部10位)63(13-19,19-10,18-8,13-16)53法政大学(2部3位)

◆2部入れ替え戦
埼玉工業大学(2部)57(14-15,13-15,16-9,14-19)58関東学院大学(3部)
立教大学(2部11位)97(20-12,20-30,22-19,25-21)72國學院大學(2部2位)
明星大学(2部10位)79(13-25,20-16,22-24,24-13)78東京成徳大学(3部3位)

【1部入れ替え戦】山梨学院大がリードを守りきり早稲田大に先勝

1部・山梨学院大2部・早稲田大の戦いは、山梨学院大がリードして試合を進めた。立ち上がりは守られて重いオフェンスになった山梨学院大だが、#14菅野(1年・PG・帝京安積)のスリーポイントが好調。#90野溝(4年・PG)も守られて苦しい中、果敢に攻めていく。早稲田大は守ってからの速攻を連発するが、それ以外のところでオフェンスが展開できず1Qで遅れを取る。2Q、山梨学院大はディフェンスで粘り、#0藤崎(3年・PG)、#31佐々木(1年・SF・羽黒)のスリーポイントも決まっていい流れを持続。早稲田大はリングからこぼれるシュートが多く、52-40と山梨学院大リードで前半を終えた。

山梨学院大#90野溝はマークにあいつつも26得点。

3Qも大きく点差は縮まらず、64-52で入った4Q、早稲田大は#6三浦(2年・F)の2本のスリーポイント、速攻で点差を6に縮める。山梨学院大は立ち上がりに足が止まってくるが、#31佐々木のスリーポイントで粘り、#90野溝の速攻も出て粘る。早稲田大は#18岩屋(3年・PG)の得点で追い上げて#4城戸(2年・G)のスリーポイントが決まると残り4分で4点差。山梨学院大は守られて得点が止まってくる。6点差で残り時間は1分。山梨学院大は43秒に#14菅野のレイアップが決まり8点に差を広げる。その後早稲田大はファウルゲームに持ちこむが点差は縮まらず81-74で1戦目に勝利。

早稲田大は#5堀が20点。#6三浦、#16岩屋も19得点で続いた。

【1部入れ替え戦】青学がタフなディフェンスから流れを作り拓殖大を突き放す

1部・拓殖大2部・青山学院大の対戦は、前半は青山学院大が流れを握った。青山学院大はディフェンスで拓殖大のやりたい形にさせず、ターンオーバーを奪っては#35オドゲレル(3年・SG)や#12広瀬(2年・SF)が速いテンポで攻める。拓殖大はフラストレーションのたまる展開で、最後は#9上野山(2年・PG)が#3新井(3年・PG)からのパスでスリーポイントを沈めて15-24。2Qも10点差前後で推移し、拓殖大はタフショットを打たされる形が多い。一方の青山学院大も激しくディフェンスされつつもシュートをねじ込み、#12広瀬が走って稼いだ。拓殖大は8点から先がなかなか縮まらないが、最後に#74小森(4年・PG)のスリーポイントが決まり、31-38。青山学院大7点のリードで前半を終えた。

青山学院大#12広瀬は23点。

3Q、立ち上がりに青山学院大は速攻、#25星賀(3年・SF)のスリーポイントが決まるなど好調な出足。一方の拓殖大はきれいなシュートが打てない。しかし#35加藤(4年・SF)のスリーポイントが続けて決まり、ゾーンディフェンスに切り替えると残り3分で同点に追いつくとそのままの勢いで逆転。しかし青山学院大も決め返して試合をほぼ降り出しに戻し50-51とするが、4Qは立ち上がりこそ互いにスリーポイントを決めたが、拓殖大は苦しいシュートは変わらず。青山学院大はディフェンス、オフェンスでも流れを掴んで再び引き離すと59-70で勝利した。

拓殖大は#35加藤が18点7リバウンドで粘ったが、全体的に打たせてもらえずロースコア展開に持ち込まれた。

【1部入れ替え戦】法政大はあとわずかに迫るが明治大が逃げ切る

1Qは1部・明治大を流れに乗せず、2部・法政大がリードを奪った。明治大の外が決まらないうちに、法政大は#21藤平(4年・PF)が次々にペリメーターを沈めていく。明治大は10点以上つけられるものの次第に落ち着き、2Qに入ると開始3分で逆転。法政大は攻撃に流れの出ない時間帯もあるが、終盤に持ち直して32-29の明治大3点リードで前半終了。

明治大#91塚田が13点6リバウンド。高さもあり、内外で欠かせないプレーを見せる。

調子を上げたい法政大だが、3Qになると失速。このQ8点に終わってしまい、明治大が優位に。4Qも明治大リードで進めていくが、#8石田(4年・SF)の2本のスリーポイントとスリーポイントのフリースローで一気に差を縮め、残り4分に#10坂本(3年・PF)のスリーポイントが決まると同点に追いつき、#23堤(4年・SF)のブロックも出た。しかし明治大も#60武藤(2年・SF)のオフェンスリバウンドに#23森田(2年・PG)のスリーポイントが決まると再びリードを広げ、63-53で勝利した。

法政大は#8石田が13点で追い上げに一役買った。

【2部入れ替え戦】関東学院大、立教大、明星大が初戦勝利

2部・埼玉工業大3部・関東学院大の試合は、前半から一進一退の攻防。ほぼ点差がないまま試合が進むが、3Qにわずかに埼玉工業大が抜け出した。リードされた関東学院大は4Qの残り3分半で#8山口(4年・PF)のシュートで逆転。しかし埼玉工業大も#21相原(2年・SG)のスリーポイントで同点に戻す。残り2分半の攻防、#8福田(3年・PG)のレイアップが決まった埼玉工業大が2点のリード。関東学院大はオフェンスを決められずターンオーバーが続く。残り27.6秒、2点を追う関東学院大は#340フランクリン(3年・C)がフリースローを獲得。しかしこれが1本しか決まらない。しかし埼玉工業大のオフェンスをしのいで#21野内()が残り6.1秒でフリースローを獲得。これを2本決めて57-58と逆転。埼玉工業大はタイムアウトを取って最後の攻撃。#00バシール(2年・C)のシュートは決まらず。関東学院大が競り合いを制して1戦目を取った。

関東学院大#30フランクリンと埼玉工業大#00バシールのマッチアップはほぼ互角。

2部・明星大3部・東京成徳大の戦いは、ハイスコアゲームを得意とする明星大が前半から点を伸ばせず、東京成徳大が終始リード。明星大は長い時間得点が止まって停滞してしまう。しかし10数点がついていたところから3Qでわずかに差を詰めると、4Q残り4分半で1点差にまで追い上げた。ここからは僅差の戦いになるが、残り10秒を切って東京成徳大は#74筑井()のシュートと明星大のアンスポーツマンライクファウルにより得たフリースローで2点のリードになる。しかしマイボールでのスローインをファンブルしてしまうミスで残り5.3秒で明星大ボールに。明星大はボールを受けた#29村上(3年・SF)が残り2.3秒でスリーポイントを決め、79-78。逆転劇で1戦目を取った。

残り2.3秒で劇的な決勝点を決めた明星大#29村上に仲間が抱きついた。

2部・立教大3部・國學院大の対戦は前半から立教大が大きくリード。安定して試合を進め97-72 で勝利した。

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