1部リーグに2日遅れ、2部リーグも開幕した。今季は1部から力のあるチームが降りてきていることもあり、上位3枠の入れ替え戦争いに向け、例年以上の熾烈な戦いが予想されている。
2戦を終え、早稲田大・青山学院大・江戸川大・法政大・明星大が開幕2連勝。緒戦から上位が有力視されるチーム同士の対戦もあった中、きっちり勝ちきった。ただし2部は中盤位くらいまでが毎年団子状態で終盤までもつれる傾向にある。こちらも1部同様、まだまだ先は未知数だ。
注目の上位争いは早稲田大や江戸川大に加え、青山学院大、法政大も好発進
1部から降格してきた早稲田大と江戸川大は、上位争いの注目チーム。早稲田大は危なげなく連勝したが、攻撃力は文句なく、あとはインサイドやディフェンス面を保てるかどうかか。江戸川大は第1戦で駒澤大を2点差で破り、第2戦で国士舘大を後半突き放して勝利した。昨年のリーグ開幕前に膝を負傷した#1アデツツ(2年・SF)も復帰し、欠かせない戦力となっている。ディフェンスと攻撃力をバランスよく併せ持ち、再びの1部を狙う。
青山学院大は第1戦で国士舘大、第2戦で東洋大を僅差で退け2連勝。東洋大戦では追う時間帯が長かったが、4Qはシーソーゲームから終盤の勝負どころで抜け出し、試合を制した。昨年は競り負ける試合もあっただけに、勝ちきったのはいいスタートといえる。法政大も昨年と大きく主力が変わらない中で国士舘大と上武大相手に連勝スタートをきった。明星大も順天堂大、立教大と落とせない星をきっちり取って2勝。
一方、痛い連敗となったのは国士舘大。第1戦で法政大、第2戦で江戸川大に敗れた。初週の2試合ともが強敵と当たる難しい2試合となったが、ここから立て直したい。
そのほか、駒澤大、東洋大は1勝1敗。例年中位〜上位に絡む争いをするチームだが、上位チームからどこまで勝利をあげられるかが鍵になるだろう。
ほかに順天堂大、上武大、立教大、埼玉工業大も未勝利だが、どこ相手に勝利を挙げるかで全体の順位も大きく変わるのがリーグ戦だけに、目が離せない。
【勝敗/2戦目終了時点】
青山学院大学 2勝0敗
江戸川大学 2勝0敗
法政大学 2勝0敗
明星大学 2勝0敗
早稲田大学 2勝0敗
駒澤大学 1勝1敗
東洋大学 1勝1敗
国士舘大学 0勝2敗
順天堂大学 0勝2敗
上武大学 0勝2敗
立教大学 0勝2敗
埼玉工業大学 0勝2敗