白鷗大の陥落で全勝は消え、1敗が5チームに
中2日での開催が続く1部リーグは、6戦目を迎えた。唯一全勝チームとして残っていた白鷗大に1敗がつき、これで白鷗大・日本体育大・日本大・東海大・大東文化大の5チームが1敗で並んだ。ここ数年の1部は5〜6チームで混戦となる傾向が続いており、ここからどこが抜けていくかは上位同士の直接対決の結果によりそうだ。
日本体育大が白鷗大を終始リード
全勝の白鷗大と1敗の日本体育大の激突は、日本体育大が立ち上がりからリードを奪った。インサイドでは#23ムトンボ(4年・C)がリバウンドを確保し、また#7西部(2年・SF)のスリーポイントが続くと波に乗り、1Qで27-15と12点のリード。2Qは白鷗大も持ち直して#25モンガ(3年・C)のインサイド、#16八重樫(2年・SG)のアウトサイドも決まってくるが1Qの点差が重い。3Q以降も10点程度から詰め切ることができずにいる中、日本体育大の攻撃は止まらず86-73。終わってみればチームのスタッツ的には大きく差はないが、日本体育大はスムーズな連携でポイントゲッターが確実に得点する必勝パターンで引き離した。
スロースタートながら大東文化大が専修大を下し1敗を守る
1敗の大東文化大と2敗の専修大の戦いは、1Qは専修大が#8介川(2年・PF)のシュートで抜け出すが、2Qになると大東文化大が勢いづくと怒涛のラッシュで31得点。専修大は11点しか取れずに逆転されて前半を終了。後半は大東文化大が点差を維持し、65-80で1敗を守った。大東文化大は毎試合出足が鈍い傾向にあるが、徐々に立て直していく形が続く。専修大は#97ジョベが抜けた分、各々の選手の役割が違ってきており、現メンバーでの戦い方を形づくりながらの戦いになっているが、それを確立してチームとして固めていけるかが課題になる。
延長戦で明治大が山梨学院大を破り2勝目
序盤は調子の上がらない状態の明治大と山梨学院大の対戦は、延長戦にもつれ込んだ。前半は山梨学院大が9点のリードとなるが、4Qに明治大が猛追の末逆転。終盤に追う展開となった山梨学院大は#90野溝(4年・PG)がタフショットのスリーポイントを沈めて逆転。しかし明治大がフリースローを得て1本決めかえし、試合は延長に突入する。山梨学院大は#70カマレムレマ(3年・C)、#90野溝で攻め、明治大は#13平松(4年・PG)が攻める。残り19秒、明治大は#12針間(3年・SG)のシュートで77-76と1点のリード。山梨学院大は#90野溝で攻めるが最後のオフェンスは決まらずタイムアップ。明治大がなんとか2勝目をもぎ取り、初勝利を狙った山梨学院大は惜しくも敗れた。
【勝敗/6戦目終了時点】
白鷗大学 5勝1敗
日本体育大学 5勝1敗
日本大学 5勝1敗
東海大学 5勝1敗
大東文化大学 5勝1敗
神奈川大学 3勝3敗
専修大学 3勝3敗
拓殖大学 2勝4敗
明治大学 2勝4敗
筑波大学 1勝5敗
中央大学 0勝6敗
山梨学院大学 0勝6敗