【2022関東リーグ1部】エキシビションゲームとして神奈川大と青山学院大、専修大が集結・横浜エクセレンスのコートでプレーを披露(2022.10.22,23/第20・21節)

2022関東リーグ

第20節、21節は、B3横浜エクセレンスのエキシビションゲームとして神奈川大が主体となり、試合が行われた。神奈川大のホームゲームとなる扱いで、同じく神奈川に拠点のある青山学院大と専修大が対戦相手。横浜エクセレンスのチームカラーの緑色や、大きなロゴが掲げられた空間は、大学の会場とは異なる独特の空気感。そんな中、第1戦の青山学院大戦は終盤での逆転、第2戦の専修大戦は大きくリードされるところから、あと僅かというところまで詰め寄り、観客の声援を浴びた。

第2戦の対戦相手は22日時点で2位の専修大。後一歩まで迫る戦いとなった。

アップ中はスモークが炊かれ、試合開始前は照明を落としての選手紹介、ハーフタイムには神奈川大のチアリーディング部・Wingsのショーも行われた。またMVP投票も行うなど、プロのような形式で開催。試合中のMCも選手が努め、盛り上げた。運営はスタッフが中心となったが、中でも全体を統括したのは神奈川大の窪島主務。専修大との試合を終えて挨拶に立った幸島監督から、「一人で折衝からすべてをやってくれた。開催は彼女のおかげ」と労われ、会場からも温かい拍手を贈られた。

主将の#51横山、幸嶋監督が挨拶に立ったあと、最後は全員で観客に一例してホームゲームを締めくくった。

平日の金曜と土曜日の早朝という試合時間になったため、集客面では課題もあったが、この先もホームゲームを続けていく形になれば、認知度を高め、人を呼ぶ施策を打っていく必要があるだろう。ホームゲームを開催しているチームは1部チームの中でもまだ限られ、コロナ禍で休止となっている大学もある。しかしこの先の時代は各大学がホームゲームを開催していくことが重要になっていくはずだ。その中で踏み出した第一歩を大切に、ここからの発展を願いたい。

「みなさんのおかげで良いホームゲームになった」#11工 陸都(神奈川大・4年・PF)

今年のチームを支える、中核となる一人。1年次から試合に出場し、神奈川大のインサイドでハードにプレーしてきた。このホームゲームでは、同じ4年の#51横山や#34工藤とともに、チームを牽引するプレーを見せた。

─ホームゲームを終えて。

「ホームゲームの2試合を終え、準備をしてくれた主務の窪島をはじめ、スタッフ陣、そして横浜エクセレンスさんがこのような場所を提供してくださったことに感謝したいと思います。みなさんのおかげで良いホームゲームになりました。本当にスタッフたちが頑張ってくれて、選手たちはカウントダウンの動画撮影やグッズのプロデュース、SNSでの拡散など、できるところで手伝いました。でも大半はスタッフが整えてくれたおかげで、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

こういった雰囲気の中での試合は、自分としてはいつも通りの感じですが、チームのみんなは結構テンションが上がっていたように思います。2試合とも接戦になりました。いいゲームだったかどうかというのはわからないんですが、1試合目は勝ちきることができて、2試合目も格上の専修大に対して競り合う形になりました」

─リーグ戦はここまで、過去最高の勝率です。一方でまだ下位との競り合いも続きます。

「リーグ戦の1巡目では、強いチームに大差で負けています。そこからチーム全体でディフェンスを中心に、引き締めて練習をやって来ました。4年生がしっかり声をかけて土台を作り、勢いのある2年生の#24中島(2年・SG)や#5保坂(2年・SG)、そして#21阿部(2年・C)に暴れてもらえばいいと自分としては思っています。もちろん4年生も頑張らなくてはいけなくて、自分自身がよくなかったり、マイナスな言動をして下げられた試合もあります。監督からすると4年生はまだダメだという感覚でいるんじゃないかと思います。ただ、最近は気持ちを切り替えプレーもできているところもあります。でももうちょっと頑張らないといけないですね。チームとしては、昨年に比べて接戦には持ち込めています。あともう一歩が足りないところではあるので、残りの試合はそこを詰められるように頑張っていきたいと思います」

試合開始前のコート中央での円陣。
大きなビジョンもプロの会場ならでは。
神奈川大のチアリーディング部の演技も会場に華を添えた。
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