【2022関東リーグ1部】専修大と日本大が7戦全勝で首位は変わらず(第7節/2022.9.2)

2022関東リーグ
苦しい戦いが続くが、40分を通して前を向いていた青山学院大。この粘りを白星につなげたい。

第6節から2日、第7〜9の3連戦を迎えた1部リーグは、1巡目の山場に差しかかった。第5節から第9節は、9日で5試合をこなす厳しい日程。体力的に削られていく中で、勝ち抜いていかなければならない。

この日は2会場に分かれたが、代々木第二体育館では青山学院大VS中央大、明治大VS大東文化大戦が接戦が展開され、筑波大学会場はいずれも差のつく結果。7試合とも勝敗数上位のチームが勝利した。

青山学院大がしぶとさを見せ追いつくが、中央大が突き放す

いまだ0勝の青山学院大と5勝1敗で3位につける中央大の対戦は、終盤青山学院大が追いつき逆転する、手に汗握る展開となった。1Qは点の取り合いになり両チームとも20点オーバーの出だし。青山学院大は#35オドゲレル(1年・SG・桐光学園)がブロックやリバウンドに奮闘を見せる。しかし中央大も#60蒔苗(3年・PF)が3本のスリーポイントを沈め、21-28とリード。2Q頭には青山学院大#7進(2年・SF)のスリーが決まり、青山学院大も追いかけるが、中央大は#0樋口(3年・PG)の絶妙なフローターに#42山崎(1年・C・明成)のドライブ、#13小川(2年・SG)のシュートなど、ベンチメンバーが好プレーを連発し、追い上げさせない。一方の青山学院大もディフェンスから粘り、11点差あったところを6点に縮めて40-46で前半終了。

青山学院大のシックスマン#35オドゲレル。気迫のプレーでチームを盛り上げる。11点、スティール1、ブロック2を記録。

3Q、中央大は10点ほどの差をつけてゲームを進めるが、青山学院大が食い下がり、それ以上引き離すことができない。Qの半ばには#35オドゲレルの連続得点に、#19野本(3年・PG)のフリースローで3点差にまで迫った。中央大は#21渡部(4年・SF)のファウルが込んでくるが、苦しいところを#47吉田崇紘(4年・C)のシュート、#13小川のスリーポイントが救い、57-65と再び引き離して4Qへ。

しかし再び青山学院大は粘りを見せる。開始早々#18吉田凛(3年・PF)のシュートが決まると、#19野本の速攻も続く。中央大はこれを断ち切るように#13小川のスリーポイントで引き離すが、#21渡部が4ファウルでベンチへ。その間に青山学院大は3連続得点で流れを持ってくると、残り4分で遂に逆転する。しかしここで得点がストップ。中央大は#2内尾(3年・SG)がペイントにドライブを仕掛けて得点を重ねると、75-84。最後は引き離して中央大が勝利した。

中央大は吉田が20点、#60蒔苗も5本のスリーポイントを決めたのが大きかった。青山学院大は今リーグの7試合の中でもかなりいいパフォーマンスで粘ったが、ミスが惜しい場面も見られた。

安定した活躍を続ける中央大の大黒柱#47吉田。波が少なく、計算できる選手。

大東文化大は明治大相手に苦戦を強いられ4Qで逆転勝利

第6節を棄権した明治大は、この日は問題なく大会に復帰。3Qまで大東文化大を翻弄する好プレーを連発した。

立ち上がりからシュートが気持ちよく決まった明治大は、ディフェンスでも大東文化大を封じ、強みである高さも機動力でつぶしていく。大東文化大は強みのディフェンスで#7高島(4年・SG)が早々に2ファウルとなるなど、リズムが上がらず、簡単に得点されるシーンが目立つ。明治大は#24勝山(4年・SF)、#7伊藤(2年・PF)、#31吉村(4年・SG)、#21田邉(3年・SF)らスコアラーが好調で、守りでも大東文化大を焦らせた。追う大東文化大は2Qに#39アブドゥレイ(1年・C・中部第一)がゴール下を連続で決めるが、何枚もの守りに囲まれ、簡単には中でプレーし続けられない。攻撃が展開できずに外を打たされる展開が続いたがこれも決まらない。残り5分からはスモールラインナップにチェンジして打開をはかるが、それでも好転せず。前半は内外が好調に決まった明治大が37-29とリード。大東文化大はスリーポイントが2/16という精度の悪さに泣いた。

明治大は#7伊藤が15点7リバウンド、ブロック2。タフショットも次々決めた。

3Q、#25山内(2年・SG)や#21富山(2年・PF)のスリーポイント、#12中村(4年・PG)の速攻などが出て、ようやく点差を5とした大東文化大だが、そこから先が縮まらない。明治大はファウルが増えていくものの、#24勝山や#7伊藤が要所で決めてなんとか持ちこたえる。しかし最後に大東文化大#4菊地(3年・SG)のスリーが沈むと、54-53と遂に点差が1となって勝負は最終Qへ。開始から5分、取られたら取り返す熾烈なシーソーゲームとなるが、大東文化大のディフェンスの圧力が増していくと、明治大の得点がストップ。大東文化大は次々にターンオーバーを奪って得点し、最後は64-73。一気に引き離して勝利した。

明治大は4人のスコアラーが二桁得点、リバウンド数でも大東文化大を上回ったが、ディフェンスの圧に負け、ターンオーバーは倍を記録。追いつかれたあとに粘りきれなかった。

大東文化大は前半、オフェンス・ディフェンスとも流れを持って来られず苦しんだが、最後に立て直した。#4菊地と#21富山の苦しいときのスリーポイントでつなげられた。

スモールラインナップにした大東文化大は#9田中がゴール下で奮闘。12点10リバウンド。

【勝敗】2022.9.2 第7節終了時点

専修大   7勝0敗/勝ち点14
日本大   7勝0敗/勝ち点14
中央大   6勝1敗/勝ち点13
大東文化大 5勝2敗/勝ち点12
白鴎大   5勝2敗/勝ち点12
東海大   4勝3敗/勝ち点11
日本体育大 4勝3敗/勝ち点11
筑波大   3勝4敗/勝ち点10
明治大   3勝4敗/勝ち点10
神奈川大  2勝5敗/勝ち点
拓殖大   2勝5敗/勝ち点
国士舘大  1勝6敗/勝ち点
青山学院大 0勝7敗/勝ち点
早稲田大  0勝7敗/勝ち点

※今年度のリーグは勝ち点方式で争われる。勝者に2点、敗者に1点、棄権・没収の場合は0点、新型コロナウイルス関連で活動休止となった場合は不戦敗となり勝ち点1、対戦校に勝ち点2が与えられる。

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