【2022新人戦】「1年生らしくアグレッシブにやりたい」宿敵の筑波大を倒し、決勝へ意気込む/#26西部秀馬(日本体育大・1年)

2022関東新人戦

勝利し、#26西部(1年・SF・東山)が高々と両手を掲げた。
フル出場で33得点、アシスト4。ダンクも決めた。ここまで調子が悪かったというスリーポイントも5本が沈み、筑波大の士気をくじく大活躍だった。
「1年生だから頼りないところもある」と謙遜するが、だからこそアグレッシブにもなれる。逆に1・2年しかいない大会だからこそ、大きな差がなく戦えるのが、新人戦の良さでもある。ライバルと目する筑波を倒したことで上がったモチベーションも、決勝では好材料になるだろう。決勝でもみずみずしい魅力を発揮してもらいたい。

─筑波大を倒しての決勝進出となりました。

この試合はチームみんなで一丸となって勝てた試合だと思っています。今までになくチームワークが生きました。とにかくディフェンスが良くて、ジャンピさん(#35ムトンボ)が下を守ってくれる中、みんなで外をしっかり守ることで、相手に攻めさせないことができたので、いいオフェンスにつながったんじゃないかなと思います。

─4月の日筑戦では負けてしまっていましたね。

筑波大には練習試合も含め、全部負けていました。だから今回はリベンジということで、絶対勝とうとみんなで話していました。筑波に勝つというのはやはり特別感があります。因縁の相手とか、ライバルだと自分たちでは思っているので、この試合を勝てて本当に良かったです。

─日筑戦や練習試合の後、修正してきたのはどのようなところですか。

日筑戦のあと、新人チームとしても筑波と練習試合をしたんですが、その時も負けています。そこからもう一度みんなでいろいろ見直して、学生コーチの方が作戦を練ってくれたり、対策をしてくれたので、今日に挑めたんだと思います。

─1年生は関係ないですが、3月の新人戦は大会を辞退しているので、上級生たちのモチベーションも高かったような感じでしょうか。

3月、そしてその前になくなった大会もあって、久しぶりの新人戦ということでみんな気合が入っていました。そういう意味で、いい雰囲気でいいチームでやれていると思います。

─今日は西部選手のスリーポイントが素晴らしかったですね。

でもここ最近はずっと入っていませんでした。中央大戦でも全然決められなくて、そのときは石川くん(#41)が助けてくれたんですが、今回は自分がやってやろうと思っていたので、この2日間で修正して、今日に合わせることができました。ここまではちょっと調子が上がりきっていなかったので、これでモチベーションを戻して次の試合に挑みたいです。

─チームは1年生がスタメンに4人入るという構成ですが、1年生たちもやる気は高い感じですか。

頼りない部分もあると思うんですが、個々ではみんなやれる力も持っているし、気持ちも一番あるし、1年生だからこそアグレッシブにできています。それを生かして最後まで戦っていけたらなと思っています。自分はジャンピさんとは東山高校時代から一緒なので、そこは合わせられます。だから自分がそういう部分を引っ張って、チームみんなで声をかけあってやりたいです。

─入学して3ヶ月ほどですが、大学バスケはいかがですか。

フィジカルも全然違いますし、高校とは全然違います。それを克服しないとというか、ウエイトなどもやって、まだまだ慣れていかないといけないな、という段階です。日本体育大の攻撃的なスタイルが気に入って来ましたが、自分には合っていると思うので頑張りたいです。

─決勝に向けて。

ここまで来たからには優勝したいし、どこが相手でも自分たちのバスケットをやります。1年生が4人出ますが、全員でアグレッシブにやっていけたらいいなと思っています。

【2022新人戦】日本大が5年ぶり、日本体育大が4年ぶりに決勝進出。両者による決勝は1983年以来(準決勝・2022.6.11)

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