【2021インカレ】東海大・日本大・筑波大・中央大がベスト8へ、東海大と大東文化大戦は白熱の好ゲームに(2回戦・12/8)

2021インカレ
東海大vs大東文化大、4Q残り30秒の激しい攻防。

インカレは3日目、ベスト8を決める戦いに入った。まず初日の4試合は中央大・筑波大・日本大・東海大が勝ち上がった。中でも、東海大と大東文化大戦は、東海大優位から大東文化大がディフェンスを軸に追い上げて逆転し、1点を争う展開に。最後はわずか2点差で東海大が劇的な勝利を挙げた。

リバウンドと速攻で中央大が天理大を圧倒

1回戦で拓殖大を破った天理大が次なる関東の壁として中央大に挑んだ。立ち上がりは#51志富田(3年・F)、#5ラポラス(2年・C)、#28二見(4年・PF)と得点が続いたが、中央大は#47吉田(3年・C)がゴール下で奮闘してリバウンドを支配。天理大は#5ラポラスが1Qで2ファウルになってしまい、かつインサイドでの勝負が出来ない状態で、拓殖大戦では出させなかった速攻を出される形となる。2Q頭までは大きく引き離されないでついていくが、その後3連続の速攻を浴びると、一気に点差を開かれてしまった。中央大は#21渡部(3年・)が一瞬ベンチに戻るひやりとした部分もあったが、前半11点のリードを得ると、後半も天理大を寄せ付けず。天理大は終盤#51志富田をはじめ、#55ディアラ(3年・C)、#22福垣内(3年・PG)らが外を決めていくが、47-62。得点が伸び切らず、中央大が2011年以来のベスト8へと進出した。

中央大は#47吉田が15リバウンドと、ゴール下で天理大を圧倒。

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粘る福岡大に対し、筑波大はサイズを活かして差を広げる

関東6位の筑波大は九州1位の福岡大と対戦。立ち上がりから高さを武器に得点を重ねるが、やや攻めあぐねた時間帯もあった。前半はダブルスコアとするが、3Qの前半はシュートが決まらない時間帯があり、#12秋山(4年・C)がゴール下で粘って福岡大に迫られた時間帯も。しかし#75井上(4年・C)を中心に強みのサイズを活かして加点し、最後は86-43とダブルスコアで勝利した。筑波大は#2木林(2年・C)以外の怪我人は復帰しており、戦力は戻った。次は日本大にベスト4を懸けて挑む。

筑波大は#75井上が15点10リバウンドのダブル・ダブル。

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速攻、インサイドで次第に強さを発揮した日本大が早稲田大を退ける

第2シード日本大と関東9位の早稲田大は、昨インカレでもベスト8決めで対戦した因縁の相手。立ち上がりは#7宮本(4年・CF)が攻守で存在感を発揮、ここにガード陣が得点で花を添え、互角の勝負となった。日本大は強みのインサイドを活かせない出足だったが、次第に落ち着きを取り戻して得点を重ね、1Qは22-21と互角。2Qになると#74若林(4年・F)のスリーポイントが連続し、#22飯尾(3年・G)のシュート、ディフェンス、#12コンゴロー(1年・C・東山)のブロックも出た。早稲田大は思うようなシュートチャンスが作れない中、#12土家(3年・PG)や#14小野(1年・SF・開志国際)のアウトサイド、#1神田(3年・PG)のドライブなどで返し、なんとか10点差で2Qを終えるが、後半になると思うように持ち味を出せなくなっていく。日本大は逆にチームの特長を活かしたバスケットを展開し、さらに得点を伸ばしていき、67-98で勝利。昨年のインカレでの借りを返す形でベスト8進出。

「リーグ戦は大差で勝ったけれど、相手は怪我人も多かったし、やってみないとわからないと。今日は2Qが終わって10点差ぐらい離れていて、去年はこういうところで後半に入ってズルズルと点数を戻されるということが多かったけれど、しっかりディフェンスから入ることができて、状態としては良いなと思う」と日本大#99原(4年・F)。今年は少ない4年生がチームを支えてきたが、#74若林のほか、#99原、そして#55矢口(4年・F)も出場しての勝利となった。

早稲田大は#7宮本を40分フル出場させなければならない苦しい台所事情。怪我からの復帰を遂げ、13点7リバウンドと、最後まで奮闘した。

第4試合の東海大対大東文化大は、以下へ。

【2021インカレ】息詰まる激闘はワンゴール差で東海大に軍配が上がる・東海大VS大東文化大レポート/東海大記者会見

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