立ち上がりから攻めた#9宇都宮や#23サンブの得点力が目立ったが、
チーム全体としてのディフェンスが効いている部分もよく見えた試合だった。
関西のリーグ戦でも近畿大をロースコアに抑えたその力を充分に発揮したといえる。
昨年は日本体育大に10点差をつけられて1回戦敗退となったが、
今年、相手は異なるが関東のチームを倒す結果で成長を見せた。
次なる専修大相手にも同様に持ち味を出せるかが、大きな鍵になる。
主将の#35横山(4年・PF)は泥臭くチームをサポートする立場だが、
ゴール下の争いは熾烈になるだろう。
その戦いぶりにも注目だ。
― いい形で勝てたと思います。今日の試合を振り返って。
「出だしから自分たちの持ち味である、ディフェンスと走るトランジションができていたかなと思いますが、それを継続できたのが勝ちにつながったんかなと思います。ディフェンスはやはり毎日練習で言われているので、プレッシャーをかけるなり、ヘルプの強度であったり、そういうところを意識しながら練習してきたおかげで、今日は全員が共通理解を深めて発揮できたかなと思っています」
― ここまで2試合ともらしさを発揮していると思いますが、課題みたいなものはありますか?
「ベンチでも話したんですが、点は離れていたんですが、自分たちの得点が止まっている 時が何回かありました。そういう時は大体ガードがボールを持って周りが動いていないというときです。次は専修大が相手なんですが、そういったときは出てくると思うので、周りもしっかり動いて1人でプレーさせない、チームでやるということを意識して頑張っていきたいと思います」
― 専修大は全体的にサイズもかなり大きいですが、ここまでの練習や取り組みで意識してきたようなことはありますか。
「専修を意識というか、僕たちの目標がベスト4以上なので、それに向けてはしっかり練習してきました。みんな自信を持ってやれたら勝てるんじゃないかなと思っています」
― 組み合わせを見たとき、専修大のブロックに入ったときの感想は。
「専修もそうですが、この2回戦の明治も山場だと思っていたので、それに向けて練習をしていました。明日の専修も1日でアジャストしないといけないので、今日みんな帰ってミーティングをして、気持ちを専修に切り替えて明日に臨みたいと思います」
― 横山選手は縁の下の力持ち的なプレーが特徴のように見えますが、自分としてはどのようなことを意識されていますか。
「自分は本当に目立つプレーとかする選手ではないんですが、リバウンドであったりルーズボールであったり、ディフェンスであったり、そういった部分でチームを引っ張っていこうとキャプテンになった時から決めていました。それを意識してもう一回みんなで頑張っていきたいなと思っています」
― チームとしては昨年より一回り成長してインカレに来られたな、という印象です。
「去年は1回戦敗退だったんですが、その悔しさをバネにみんな身体をでかくしたり、シュートの精度を上げるために、去年はなかったんですが、朝からシューティングをしたりとかしてきた結果、こういう結果につながったと思います。それを専修大戦で発揮したいですね」