リーグ後「これじゃあダメだ」と伝えてチームを引き締め直した
2011年以来、10年ぶりのベスト8進出を遂げた中央大。
リーグ戦のいい流れをそのまま持続して“最低限”の目標を越えた。
しかしその後の1ヶ月の練習は 完璧ではなかったようだ。
怪我人が出たり、リーグでの結果に安堵した部分もあったかもしれない。
チームの司令塔であり、スカウティングやコーチ的な存在感も見せる
ガードの#35清水(4年・PG)は、
そんなところも中央大らしいと苦笑いする。
しかし、そのまま うん話したいではインカレで勝ち抜くことは難しい。
4年生としてチームを引き締め直し、この大会に挑んでいる。
― ベスト8おめでとうございます。
「去年の成績を超えるというのがまず最低限の目標で、今年の目標は日本一なので、とりあえず最低限勝てて良かったです。今日は1回戦でダメだったところを修正しようといっていました。拓殖大が上がってくると思っていて、天理大の準備が十分ではなかったんですが、しっかりミーティングして対策をしてきました」
― リーグ戦は非常に良い形で終え、インカレまでのチームの状態は。
「怪我とかも少しあって、うまくいっている期間もあったし、そうでない期間もありました。自分としては練習しながらそこに納得できなくて、これじゃダメだよねとみんなに伝えましたが、それでみんなもわかってくれて、そこからギアを上げてできたかなと思います。リーグ戦で良かったというところで安心がちょっとあったのかなと思います。僕はすごく怒りました(笑)」
― 次が東海大という大きな壁になります。
「チームとして最大の山場だと思いますし、そこに照準を合わせてこの1ヶ月やってきているので、僕としても勝ちにいきたいなと思います」
― 昨年からチームを改革しようという動きがあります。4年生としては 中央大のためにどのようなことを見せていきたいですか。
「まず当たり前のことなんですが、めちゃくちゃ頑張るというところです。たとえば声を出すこと、それはオンコートでもオフコートでもです。そして自分はあまりうまいプレーとかは自分はできないので、ミーティングを仕切ったり、姿勢だったり、そういうものを最後のインカレで見せたいです。それが去年のキャプテンである樋口さんに見せてもらった背中だったので、それをまた次につなげていければいいかなと思います」
― 北陸学院の同期である東海大の大倉選手とは、大学で本格的に対戦するのは初めてか、久しぶりではないでしょうか。
「1年生の時の神奈川大で開催された、スプリングキャンプでマッチアップした時以来の対戦になります。昨日も電話をしていて、勝てばお互い明後日できると話し合いました。友達もいっぱい見に来てくれるといっていますし、とても楽しみです。高校時代からマッチアップというのは ほとんどやったことがありません。 ポジションは違うのでマッチアップにはならないと思いますが、お互いだいぶ変わったと思うので、楽しんでやりたいです」