今年は全ポジションに主力の4年生をバランス良く揃える専修大。
#46寺澤(4年・PF)はインサイドの#0ケイタと#13スティーブを支える
大黒柱の1本としてタフなプレーを続け、名古屋学院大戦では
20点8リバウンドと、チームハイの活躍を見せた。
今季は安定感を見せているが、
その理由はいろんな意味で持久力が高まったせいだという。
この先の勝負では欠かせない部分だけに、要注目だ。
専修大は過去4年で準優勝を2回経験。
昨年は準々決勝で激闘の末に筑波大に破れて順位決定戦に回ったが、
実力も選手も十分のチーム。
真価が問われるのはこの次からとなる。
勝って4年間を終えられるか、その戦いぶりは見逃せない。
― 今日は大差のつく試合となりました。ここまでの2試合を振り返っていかがですか。
「個人的には1回戦の途中で少しアクシデントがあったんですが、あまり気にせずプレーできて、しかもディフェンスから入れて本当に良かったと思います」
― 今日は控えに交代してからも、チームとしてディフェンスをすごくしっかりしていたという印象です。
「そこはやはりディフェンスのチームなので、ディフェンスから入ろうという話をしていて、それが上手く表現できた試合かなと思いました」
― 寺澤選手はリーグ戦から集中力のようなものが高まってきているように感じます。
「集中力というか、持久力ですね。それが高くなりました。持久力を40分保たせる力がついてきて、自分の力を発揮できたというのもあります。持久力というのは純粋に体力的な部分なんですが、それのおかげで気持ちの部分、メンタルも強くなっているのかなと」
― もともと体力のある選手だなという印象だったんですが。
「体力はあるんですが、持久力はちょっとまた別ですかね。さらにメンタルの集中力、持久力が足りない部分が増してきた感じです」
― ここまで、インサイドは#0ケイタ、#13スティーブという選手が出ていて、彼らをサポートするのも大事な役目かと思います。どんなことを意識していますか。
「彼らも得点を取りたい選手たちですし、自分も彼らにゴール下で点を取って欲しいので、4番で出た時はゴール下でスクリーンをしてミスマッチを作って、簡単に点を取らせられるようなサポートしています。自分は外のシュートも狙っていて、練習もしてきましたが、それでリーグ戦では結構打つことができました。今日は1本ですが」
― リーグ戦でアウトサイドは結構決まった印象です。最後のインカレとなりますが、優勝まであと一歩という年が続いています。懸ける想いはどのようなものですか。
「絶対に優勝します。優勝するために4年間頑張ってきたので。これまで準優勝を2回しているんですが、その時の先輩方の気持ちも背負っていると思うので、決勝に行ってしっかり優勝して終わりたいなと思います。うちはディフェンス・リバウンドのチームなので、そこを崩さずに一戦一戦戦って行ったら 良い結果になると思います」
― 明日は京都産業大との対戦になります。インサイドのサンブ選手を抑えなければいけませんね。
「留学生もそうだし、その他のフォワード、ガードもしっかり上手い人たちです。楽に勝てる相手ではないんですが、気を緩めずにしっかり自分たちのバスケットをして、やることをやれば勝てると思うので 頑張ります」