【2025関東1部リーグ/REPORT】上位チームがいずれも接戦をしのいで順位は変わらず/第13戦(2025.10.5)

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フル出場で25点7リバウンドの早稲田大#5堀。走力に加え外角も強化中だ。

第13戦、日本体育大会場の3試合は競り合いが続いた。首位・早稲田大、3位・日本体育大、4位日本大はいずれも後半に逆転しての勝利となったが、波に乗れない時間帯をしのいで勝負強さを見せた。

【勝敗数】第13戦終了(2025.10.5時点)
1位 早稲田大学  12勝1敗
2位 東海大学   10勝3敗
3位 日本体育大学 9勝4敗
4位 日本大学   8勝5敗
5位 白鷗大学   7勝6敗
6位 明治大学   6勝7敗
7位 青山学院大学 6勝7敗
8位 筑波大学   6勝7敗
9位 大東文化大学 5勝8敗
10位 中央大学   5勝8敗
11位 神奈川大学  3勝10敗
12位 専修大学   1勝12敗


早稲田大は中央大との競り合いを機動力で突破

前節で白鷗大との競り合いを制した早稲田大は、中央大相手にも接戦となった。1巡目、欠場者の多かった中央大は下位に低迷しているが、徐々に選手が戻りつつあり前節で日本大を撃破。そのままの勢いで早稲田大相手にも立ち上がりから互角の攻撃を展開した。ガードが小気味よくかき回し、アウトサイドが強いスタイルは両者同じ。中央大はディフェンスでスリーポイントを封じ、反対に攻撃では#5石口(3年・SG)、#33鴫原(3年・SF)、そして2巡目から復帰の#3高山(3年・PG)らが好調に外を決めていった。早稲田大は立ち上がりこそ出遅れたが追いつき、スリーポイントの確率が悪い分は#堀(4年・F)がペイントにアタックし、#0下山(3年・PG)が早いトランジションの起点となって2点で加点していく。前半は22-24、21-21の互角。3Qもシーソーゲームが続くが67-63とリードで4Qに入る。

本来はFだが#5堀とともにインサイドを支える早稲田大#6三浦。内外器用で、タフショットも難なく決めて21得点。

4Q、早稲田大は序盤に#6三浦(3年・F)のスリーポイントで7点のリードを得るが、中央大も#77宮内(4年・PG)のアタックや#5石口のスリーポイントですぐさま追いつく。しかし早稲田大は#6三浦のタフショットや#5堀、#18岩屋(4年・PG)らの得点が続き再び引き離すと、粘る中央大を振り切り89-84で勝利した。

前節、白鷗大相手にスリーポイントが武器になった早稲田大はこの日は中央大のポイントを抑えた守りの前に#7堀田(4年・SG)が序盤の1本に絞られたほか、チームでも中央大14 本に対しスリーポイントは7本と半分にとどまった。しかし一方で#0下山、#5堀、#6三浦と機動力の高いメンバーが走ってねじ込み、内外で点が取れる強みを発揮する勝利となった。

一方の中央大は#3高山が復帰したほか、1巡目から奮闘していた#5石口に加え、#1久岡や#33鴫原も好調さを見せて中央大らしいガードが躍動する展開で早稲田大を翻弄。#15坂口の復帰が待たれるが、メンバーが揃えばまだ十分浮上できる。ただしここまでゴール下を支えていた#37カッター(3年・C)の負傷でインサイドが手薄になってしまった分、チームでのカバーは必須だ。

中央大は#33鴫原が20点8リバウンドの奮闘。

日本大は大東文化大に逆転勝利で連敗ストップ

1巡目は日本大の逆転勝利となったこのカードは、2巡目も前半リードする大東文化大を後半に日本大が捕まえ、逆転した。前半の日本大は大東文化大のディフェンスの前にシュートチャンスがなく、インサイドでのリバウンドにも苦戦。大東文化大は#34中島(2年・SG)や#3塚本(4年・PG)のアウトサイドが要所で決まって29-36とリード。日本大は#20山田(3年・PG)以外のところで得点が伸びなかった。

後半3Q、日本大は22-13とこのQで逆転。インサイドで#23ブラ(3年・C)が上半身の強さを活かしてリバウンドに絡み出し、#31久井(3年・SF)のスリーポイントが決まってチームを乗せた。4Qは僅差の勝負となるが、終盤#13泉(4年・SG)のスリーポイントで流れを掴み、65-60で日本大の勝利となった。

日本大はシュートに苦しんだがリバウンドやディフェンスから盛り返した。#23ブラが18点14リバウンドのダブル・ダブルで奮闘を見せた。

日本大#23ブラは強いフィジカルでリバウンドに絡む。18点14リバウンド。

日本体育大は明治大に追い込まれつつ終盤逃げ切る

日本体育大明治大に対して前半はリードしたものの、後半に苦戦した。

1Qは日本体育大が安定した入りで27-18とリード。明治大は欠場者も多い中調子が上がらない出だしとなったが、2Q以降は修正。後半に入るとディフェンスを締めてインサイドでも#1コネ(3年・C)を封じた。日本体育大はリバウンドが取れず持ち味の速攻を出せない時間帯が長く、3Qには逆転されてしまう。

明治大#23森田は4本のスリーポイントを沈めて14点。

4Qは一進一退の攻防となり、明治大がわずかにリードして試合が進んだ。しかしじわじわとファウルトラブルが効いてきて、残り4分半で#10鬼澤(3年・PF)がファウルアウト。日本体育大は#1コネがフリースローで加点して1点差まで縮めてついていく。明治大は#23森田(3年・PG)のスリーポイントで引き離そうとするが、日本体育大も#21月岡(4年・PG)が決め返し、#45朝田(3年・SG)のアタックで突破口を開いて食い下がる。残り3分、明治大は日本体育大の速攻を止めてアンスポーツマンライクファウルとなり、このフリースローを#45朝田が決めて逆転。さらには残り2分、守られながらも#45朝田のタフショットが流れを持って来ると、#21月岡、#7西部(4年・F)の日本体育大らしい速攻が決まり一気に明治大を引き離すと、最後は86-78でタイムアップとなった。

日本体育大はリバウンド勝負で中盤苦戦したが、最後は#1コネのリバウンド、#21月岡、#45朝田のガード陣のアタックやディフェンス、#7西部のスリーポイントに速攻と、らしさを出して逆転勝利。明治大はコンディション不良の選手もいる中で粘ったが惜しくも及ばず4連敗。

要所で決めた#21月岡は15点。4年生らしい落ち着きがチームに安定感をもたらす。

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