【2021トーナメント】決勝・日本大VS東海大の見どころ

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第70回の関東大学バスケットボール選手権大会、決勝のカードは日本大学VS東海大学の対戦になった。

泥臭く、また激しさをまとってコートを駆ける日本大

2006年以来の決勝に臨むのは日本大。緒戦、ベスト8決めは2部以下のチームが相手になり、100%の力を発揮しているわけではなかったが、準々決勝でチームがベールを脱ぎ捨てた。#63クリバリー、#12コンゴローの強いインサイドに、#6野口、#22飯尾といったウイング陣の快速ぶり、#1佐藤、#15鴇田といった3年生も新戦力として貢献し、さらにはチーム全体を走らせるルーキー#3米須のパスさばきが白鴎大を翻弄。これまでになかったような高速トランジションでコートを駆け抜け、準決勝では似たスタイルの日本体育大を下して新生・日本大を見せつけた。

そのオフェンスを可能にするディフェンスも泥臭い。これまで攻撃に主を置くとディフェンス部分が疎かになってきたが、しっかり守り、走って勝つ、を体現しているのが今年のチーム。4年生が中心になって練習や生活態度から見直し、チームの意識改革を進めたゆえの姿でもある。準決勝の日本体育大とはスタイルの異なる、ディフェンスに主体を置く東海大相手にどこまで粘って走れるかが勝負を決めるだろう。

チームを貫く強固なディフェンスで6年ぶりの頂点へ

6年ぶりの決勝進出となる東海大は、準決勝で筑波大のオフェンスを狂わせた。強いフィジカルと相手の一歩目を封じるディフェンスは、どんなチームでもこじ開けるのは容易ではない。#86八村のリバウンド、#23佐土原の安定した内外、#60坂本の激しいディフェンス等、スタメンの4年生は強固だ。#11大倉に代わり司令塔を務める#5河村のゲームメイクにも注目が集まる。また、怪我人の代わりにスタメンに入った#16西田公陽は、高いスリーポイント精度でチームにフレッシュな勢いを与えている。セカンドガードの#15島谷も得意のドライブやパスで魅せ、準々決勝勝利の立役者となった。

上級生を中心に磨き上げてきたバスケットを披露するだけだが、日本大と決勝で対戦するのは初めて。インサイドでは留学生との対峙、またガードでは河村と米須の対決に注目が集まりそうだ。

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