【2023関東トーナメント/インタビュー】「周囲に支えられて結果が出ている」感謝を胸に、さらなる上を目指す/#9大森尊之(日本体育大・3年・SG)

2023関東トーナメント

昨年の新人戦には一度Aチームに入ったが、秋の全体チームではそれは叶わず、Bチームで過ごしてきた。今季は自分の課題を見つめ直し、レベルアップや修正をはかってのAチーム入りで、最初に多くの人の前でプレーを披露したのは4月の日筑戦。この試合では敗退したが、これほどできる選手がいたのか、と鮮烈な印象を残した。

今大会も絶好調。シックスマンとしてスタメンを支え、準決勝では24得点。チームハイで勝利に貢献する活躍を見せた。

─素晴らしい試合で決勝進出を決めました。

「今、試合に出ているのが、3年のジャンピ(#23ムトンボ)以外は1、2年生が中心で、上級生が出ていない状態でした。その中で悔しい結果が続いたというのがあります。今日はちょっとチームが重い状態だったときに自分が爆発して助けられたらな、と思っていたので、こういう結果が出て良かったです」

─ベンチから出て行く形になっていますが、その時の意識は。

「シックスマンで出ることが多いんですが、チームの雰囲気や流れを変えるために、自分が出されています。ドライブが武器なので、そこを意識して今日はやりました」

─準決勝はスリーポイントも3/3でした。

「もともとドライブがメインで、シュート力がなかったので、2年の学生コーチと練習をしてきました。今日シュートが入ったのは、そうした学生コーチのおかげかなと思います。後輩も調子が悪かったので、今日入って良かったです」

─ルーキーの小澤選手(#4)が、先輩が後ろにいてくれるから自分がスタメンでも思い切りやれるということを言っていました。そういう意味では、先輩としての仕事を果たしたといのではないでしょうか。

「今日は果たせたかなと思います。でも明日が勝負なので明日に向けてしっかり頑張りたいです」

【2023関東トーナメント/インタビュー】「日筑戦で自分のレベルの低さを感じ、努力してきた」敗戦で得た気づきを成長のパワーに/#4小澤飛悠

─大森選手はBチームから今季昇格を果たしたと伺っています。

「去年の新人戦で少しAに入らせてもらったんですが、悔しい時期があって、そこを我慢してひたむきにやったら結果が出ました。努力をこれからも続けないと、と思っています。Bで過ごしたのは結構悔しかったですね。拓人(#12土家)や麻原(#11)と仲がいいんですが、彼らに声をかけてもらって、上がれたというのもあります」

─課題がスリーポイント以外にもあったのでしょうか。

「コミュニケーションだったり、チームに必要な存在じゃないと上に上がれないなというとろはありました。そういったバスケット以外の部分も自分で見つけたり、学生コーチに聞いたりして磨いてきました。周りも結構支えてくれて、その環境にも感謝しています。それに答えないといけないと思っていたので今日はホッとしています」

─今季は本来4年でエースの小川麻斗選手がプロ契約(B1千葉)で、チームを抜けました。彼がいなくなったけど、学生はとてもやる気で自分も感動していると藤田監督はおっしゃっていました。

「麻斗さんも麻斗さんでプロで頑張っていて、自分たちも彼が抜けた後、日本体育大学という名門の大学を上に上げたいと思っています。去年もその前もインカレに全然勝てなかったので、今年こそはという思いがみんなにあります。自分と麻斗さんは食事とかも一緒に行かせていただいてたんですけど、麻斗さんが抜けるとなった時に一緒に食事をしたんですが、『次はお前の番だから頼むよ』と言われました。彼とはポジションがかぶっていたところもあったし、自分のチャンスも増えるなと思い、そこで少し火がついたというのもあります」

【第58回日本体育大学筑波大学定期戦】男子本戦は筑波大が高確率のスリーポイントやディフェンスで後半に差をつけ勝利(2023.4.23)

─筑波大を倒して以降、勢いを感じますが決勝に向けて。

「この大会、どれも接戦ですが、みんな集中力を高めてやってくれています。あと1勝するだけなので頑張ります」

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