【2023関東トーナメント/レポート】C・Dブロックは日本大・早稲田大・関東学院大・白鷗大がベスト8へ(2023.5.4)

2023関東トーナメント
勝利に歓喜の関東学院大。

【Cブロック】日本大は江戸川大を下す/早稲田大は山梨学院大に逆転勝利

日本大江戸川大の対戦は2Qに江戸川大が得点を伸ばせず、差がついた。出足は日本大も慣れない相手にミスが続いたが次第に落ち着きを取り戻すと、#12コンゴロー(3年・C)が23点19リバウンドと安定の活躍を見せ、72-52で勝利した。

日本大#12コンゴローと江戸川大#1ジャキテェの対決が注目だった。ともにダブル・ダブル。

早稲田大山梨学院大に対し、前半はビハインド。スリーポイントが好調だった山梨学院大が前半をリード。早稲田大は3Qに#3高田(2年・SG)、#13星川(4年・PF)が勝負強く決めて点差を詰めると、4Qはディフェンスで山梨学院大の得点源を抑え、ゴールを割らせない。残り3分に抜け出し、74-67で逆転勝利となった。

早稲田大は#5堀も走ってファウルをもらい、チームを勢いづけた。

【Dブロック】関東学院大は2014年以来のベスト8進出/白鷗大は明星大の挑戦をはねのける

神奈川大関東学院大の戦いは関東学院大が4Qに追いついて劇的な勝利を収め、ベスト8に名乗りを上げた。試合を通して一気に離されることのなかった関東学院大。神奈川大が決めては追い上げるという形で、4Qは46-50と4点を追う形で入った。

神奈川大は24秒オーバーやフリースローが入らず、4Qの立ち上がりは得点が伸びない。関東学院大は守られつつもじわじわと差を詰めていくと、#8山口(3年・PF)のスリーポイントや#6高野澤(3年・SF)のシュートで残り約3分半で勝負を振り出しに戻す。終盤、神奈川大は#5保坂(3年・PG)がペイントに切れ込んでフリースローをもらっていき、#21阿部(3年・C)のオフェンスリバウンドからの得点も決まった。一進一退の中、関東学院大は#30モーヌチソン(2年・C)が勝負強く決め、残り40秒で再び同点に。そして残り20秒には#35三宅(4年・PG)のスリーポイントが決まり残り、逆転に成する。しかし続くプレーでは#30モーヌチソンがファウルを宣告され、ファウルアウト。これで得たフリースローにより、神奈川大は64-65の1点リードに。しかし関東学院大は残り1.3秒に#6高野澤がフリースローを獲得。これを2本きっちり沈め、66-65。神奈川大は残り時間でオフェンスにはいけず、関東学院大が接戦を制し、2014年以来のベスト8進出を決めた。

関東学院大#6高野澤の終盤の得点が、最後に勝利ーの鍵となった。

2部明星大は1部白鷗大に対し、下級生中心の布陣でアグレッシブなバスケットを見せた。離されそうになるたびに得点してシーソー展開になり、2Q序盤はリードを奪った。白鷗大は速攻を連続で出して前半は37-44とリードを取り返したが、点差がついたあとも明星大はアップテンポに攻め続けるバスケを継続。白鷗大は各Q安定して得点し、最終的には66-100と差がついた。白鷗大はベスト4では、2部から勝ち上がった関東学院大と対戦する。

キャプテンに2年生の#29村上に据え、下級生主体に大きく様変わりした明星大。得点能力の高いルーキーがロスターに多く加わり、らしさ全開のバスケットを見せた。チームメイトも納得の上での下級生シフトだが、芝山監督が目指す「インカレ」にどこまで近づけるか、秋リーグまでの成長が楽しみだ。

明星大のルーキー#23ダイラ(美濃加茂)は器用で大黒柱としての活躍が楽しみ。
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