【2023関東トーナメント/インタビュー】「日筑戦で自分のレベルの低さを感じ、努力してきた」敗戦で得た気づきを成長のパワーに/#4小澤飛悠(日本体育大・1年・中部第一)

2023関東トーナメント

ルーキーながらスタメンとして、勢いあるプレーを見せている。189cmというサイズから繰り出す豪快なドライブから、スリーポイントまで、幅広いプレーでチームに勢いを与えている。大学に来てまず大きかったのは、4月の日筑戦で、筑波大と対戦したことという。アンダー代表が揃うレベルの高いチームとの対戦で、大学界のレベルを感じることができ、レベルアップへの意識が高まった。先輩のサポートもあり、今大会はルーキーが最ものびのびとプレーできる機会ともいえる。思う存分らしさを見せて欲しい。

─いい試合でベスト4進出となりました。

「まずは去年負けた筑波に勝っての今日の試合でした。昨年はベスト16で負けているので、昨日はシード権を取ろうということで筑波に臨んで、それで勝って勢いもあったと思います」

─日筑戦の後はどのような練習や課題克服をしてきましたか?

「自分はあの試合で3Qの頭にミスを連発して、そこで点差が開いてしまいました。自分的には自分のせいで負けたと思っていたので。そこからシューティングをいつもよりやったり、トレーニングもみんなが帰ってから個人でやったり、いつもより集中してやってきました」

─その成果なのか、昨日も今日も非常に良かったのでは。

「自分としてはまだ満足してないんですが、要所要所で決められたのはいいことだと思います」

─アグレッシブないいプレーが目立ちますが、藤田監督からはどのように言われていますか?

「藤田さんからもどんどん打っていけと言われています。先輩もすごく優しくて、自分が日筑戦に負けた後、『自分のせいで負けてすみません』と言ったら、『負けた理由は後輩には絶対にしないから、どんどん打っていけ』と言ってくれました。自分が外しても『ナイスシュート』と言ってくれるので、だからこそ気持ちよく打てています」

─サポート力を感じますね。入学して以来、大学の試合はどうですか。

「4月の日筑戦で大学バスケの厳しさを知って、逆にそこが良かったかなと思います。最初に筑波さんとやれたことで、自分のレベルの低さを痛感しましたし、高校バスケで通用したものも、大学バスケで通用しない、というところも分かりました。1年生だからしょうがないといわれないように、もっと高みを目指してしっかりやっていきたいと思います。筑波さんとやるまでは、大学でやれるとか自信があったわけではないんですが、あのレベルとやってみたことで、まだまだだなと感じることができました」

─でも春からスタメンで出ているということで、それだけ認められているというところだと思います。

「でも自分の後ろに頼りがいのある先輩がいるからこそ、自分がスタートで出させてもらっていると思います。そういう部分で自分は思いっきりできるし、ミスしても代わりがいるので、いい機会だと思いながらやっています」

─最後に、日本体育大に来た理由を教えてください。

「自分がまだ中部第一で試合にも出てない2年の時に、藤田さんが『小澤が欲しい』と言ってくれました。まだ自分が下積みのような時代から見てくれていたことが決め手でした。チームはにぎやかで、面白くて、緊迫したところでもにやけちゃう感じです。やっていてすごく楽しいチームでやらせてもらっています。次も楽しんで頑張ります」

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