3クォーターで#25角田(4年・SG)の連続ドライブが、
名古屋学院大を突き放すきっかけを作った。
決めきることを意識した、という積極性が吉と出た。
昨年からスタメンに名を連ねるが、
網野監督によれば「真面目に頑張る選手」であるといい、
チームに欠かせない一人でもある。
リーグ序盤はシュート確率も上がらず苦戦の様子が見えたが、
リーグ終盤、そして今大会はよく決まっている。
最後のインカレ、仲間とともに頂点を取りにいく。
― 最初は少し競り合う形になりました。今日の試合を振り返って。
「最初は相手もハードに来て、こっちが受けてしまったので前半は5点差でした。後半は自分たちがディフェンスからブレイクを出せたので、あの点差で終われたかなと思います。やはり受けてしまったというのが一番の原因で、チームでやるというところはぶれちゃいけないんですが、そこを個人で打開しようとしてしまい、守られて逆にスリーポイントをやられてしまいました」
― 後半の立ち上がり、角田選手からのドライブなどの得点が続いたところで、流れを持ってこられたかなと思います。
「相手はハードにやってくるので、自分たちも強くプレーすること、そしてファウルの笛が鳴らなくてもシュートを決めきるということをやってきたので、それが出せたかなと思います」
― ディフェンスも変わらず白鴎大の良さを出せたと思いますが、このインカレにおける ディフェンスの出来は。
「まだまだ前半の立ち上がりがよくないです。1クォーターの最初から、3クォーターの最初のようなハードワークができるように。特に今日は地方のチームが相手だったということもあって、関東のチームが相手だったらチームや個人のスタイルもわかるんですが、地方のチームとなかなか対戦しないので、そこで様子を見てしまったというのが大きいと思います。次の対戦相手は日体大なので、そこはしっかりやっていきたいです」
―日本体育大学はリーグ戦では勝っていますが。
「でもリーグ戦でも立ち上がりの部分でブレイクを出されています。今度は最初からしっかりディフェンスをして、逆にブレイクを出したいです」
― 同期の4年は長年一緒に試合に出てきた良きチームメイトだと思いますが、角田選手はどんな立ち位置ですか?
「松下(#66)はキャプテンになってすごくリーダーシップを取れるようになって、副キャプテンのブラ(#52)も責任感がすごくあります。自分はその中でいろんなことを自由にやらせてもらっているんですけど、2人のどちらにも合わせられるというか、仲介するような立ち位置でやっているという感じです。4年生の主力の4人は動きもわかるし、感覚で動けてプレーも合わせられますね」
― 個人的な部分ですが、リーグ戦の時の自分の調子というのはどう感じていましたか。
「後半の数試合くらいしかは持ち味を出せていないという感じです。リーグ戦の最初はシュートも入らず、メンタル的なところに問題もありました。そこで網野さんと話したり、周囲にいろんな手助けをしてもらいながらそこを持ち直していった感じです」
―リーグ終盤に調子が上がってきたという感じでしたが、そのようなサポートもあって復活したんですね。
「インカレは最初から積極的にやっていこうという気で挑んでいます。目標は優勝のみです。上級生はたくさんいますが下級生も#2脇(2年・F)とか最近出てきた5番の小林(2年・PG)とかもしっかりやってくれるので、そこにも頼りながら、自分たちがリーダーシップを持ってやっていきたいです」