1部リーグも残すところあと5試合。終盤も詰まったスケジュールとなり、ここから21・22・23は3連戦となる。怪我人も増えている中、上位や下位の順位に関係なく競り合う試合も増えている。下位では国士舘大が4勝目となり、同じ勝率で並ぶ早稲田大との自動降格争いに注目が集まる。
国士舘大が神奈川大に勝利し、12位へ浮上
自動降格ライン上にいる国士舘大は、9位の神奈川大と対戦。立ち上がりからシュートが良く、神奈川大をリードした。3Qまでは互いのリズムが行ったり来たりしていたが、この日の国士舘大は4Qでも勢いが落ちず。終盤までポイントゲッターが得点を決め続けると15-24と差をつけて69-82で4勝目。#9大滝(2年・SG)が19点、#13本多(4年・PF)が16点、#25鍋田(3年・PG)が19点と、得点力で神奈川大を上回った。続く試合で早稲田大が敗戦したため、順位が入れ替わり、国士舘大は12位に浮上。次節の早稲田大との直接対決が大一番となりそうだ。
中央大は難敵の日本体育大を退ける
2巡目に入り苦戦が続く中央大は、日本体育大と対戦。中央大にとっては課題となるインサイドで#35ムトンボ(2年・C)をどう抑えるかだが、序盤は簡単にやられてしまう場面が目立った。しかし徐々に速攻などで流れを掴むと1点差で前半を終了。3Qには#21渡部(4年・SF)のスリーポイントで抜け出してリードを得た。しかし日本体育大も#35ムトンボの高さで追い上げる。中央大は#42山崎(1年・C・明成)がファウルアウトとなるが#11オヌ(2年・PF)も攻守で踏ん張り、76-82で逃げ切り勝利。日本体育大は#35ムトンボが29点18リバウンドだがアウトサイドがこの日は全体的に今ひとつ決まらず、10本のスリーポイントを沈めた中央大に軍配が上がった。
拓殖大に追い込まれるも専修大が振り切る
3位の専修大は10位の拓殖大に終盤まで戦々恐々とさせられる試合になった。1Qは互いに重い出足でロースコアとなり、2Qに専修大は7点と失速。この間に#42益子(4年・SF)のシュートなどで抜け出して前半は22-31とリード。後半3Q、専修大はここのところ好調の#6上村(2年・SF)の3連続のスリーポイントで差を縮めると、4Qに逆転。一方の拓殖大は得点が止まってしまい、あと一歩が届かず専修大が逃げ切り63-57。専修大は#6上村のスリーポイントが3/5。全体でも確率が50%と高く、流れを変えた。
【勝敗】2022.10.28第22節終了時点
1位 白鷗大 19勝3敗/勝ち点41
2位 東海大 18勝4敗/勝ち点40
3位 専修大 17勝5敗/勝ち点39
4位 大東文化大 17勝5敗/勝ち点39
5位 日本大 17勝5敗/勝ち点38
6位 筑波大 12勝10敗/勝ち点34
7位 中央大 12勝10敗/勝ち点34
8位 日本体育大 10勝12敗/勝ち点32
9位 神奈川大 9勝13敗/勝ち点31
10位 拓殖大 7勝15敗/勝ち点29
—————入れ替え戦進出ライン———-
11位 明治大 7勝15敗/勝ち点29
12位 国士舘大 4勝18敗/勝ち点26
—————自動降格ライン——————
13位 早稲田大 4勝18敗/勝ち点26
14位 青山学院大 1勝21敗/勝ち点22
※今年度のリーグは勝ち点方式で争われる。勝者に2点、敗者に1点、棄権・没収の場合は0点、新型コロナウイルス関連で活動休止となった場合は不戦敗となり勝ち点1、対戦校に勝ち点2が与えられる。同率の場合はゴールアベレージ、当該チーム間の勝ち点など、大会で定める方式で順位を決定する。