関東大学リーグ第2節も、初日と同じく越谷総合体育館にて7試合が行われた。この日は上位に絡んでくると予想されるチームのうち、大東文化大・筑波大が敗戦。全勝チームは中央大・日本体育大・白鴎大・専修大と半数以下の5校。まだ始まったばかりだが、早い段階で混戦に入る可能性もある。第3節は24日(水)。各チームは時間がない中で再び準備をしてゲームに向かう。
中央大が拓殖大に逆転勝利で開幕2連勝
第1戦で東海大を破った中央大は、拓殖大と対戦。激しい接戦を繰り広げた。昨年から上昇傾向にある中央大だが、この拓殖大との対戦成績が芳しくなく、昨年と今年のトーナメントでは敗戦を喫している。この試合も前半は拓殖大のディフェンスに守られてタフショットが続き、先行を許した。後半も追う展開が続く中、中央大は課題の3Qで逆転に成功。拓殖大はこのQ8得点に終わってしまうと、4Qは波に乗った中央大が引き離して77-59。
日本体育大はホームゲームイベントに続き筑波大に勝利
筑波大と日本体育大は、8月7日に行われた筑波大のホームゲームイベントで対戦し、日本体育大が勝利している。この対戦でもこのとき同様、日本体育大がリードを握って逃げ切った。筑波大は#35ムトンボ(2年・C)相手にゴール下の攻防で苦戦。また、外のシュートも安定しない。点差を縮めた時間帯もあったが、4Qに日本体育大のアウトサイドも決まり、流れを持って行かれると追いつくところまでは行けず63-68。筑波大は先行リードされたホームゲームと同様の展開で破れた。
東海大は大東文化大に出足から大差のリードで勝利し、1勝1敗に
緒戦で中央大に敗れて黒星スタートの東海大は、大東文化大に対して立ち上がりから攻守でアグレッシブな姿勢を見せ、先行。ガードの1対1やボールを回しての得点など、第1戦とは見違えるようなプレーで大東文化大を翻弄する。インサイド、アウトサイドとも入らない大東文化大は、守ってもディフェンスを突破されてしまう場面もたびたびあり、得点が伸びないまま前半で18点の差がついてしまった。後半に入ると差はなくなるが、大東文化大は前半についた差を覆すにはいたらず、56-81。これで両者1勝1敗となった。
1部昇格組同士の意地の張り合いは明治大が制す
明治大と国士舘大は今季から1部に参戦。昨年の2部リーグでは5点差で明治大が勝利し、2部優勝を果たしている。1部リーグの緒戦は互いに1敗スタートしただけに、負けられない一戦となった。
立ち上がりは明治大の守りが良く、シュートも好調でリードする。しかし次第に国士舘大の自慢のスコアラーたちが起動すると、アウトサイドシュートが決まっていくと逆転。だが明治大も終盤に追いつき、前半は40-40の同点で後半に入った。3Qアウトサイドが決まった国士舘大が序盤に逃げるが、明治大も追いつき逆転。62-59の明治大リードで勝負は4Qに持ち込まれた。その最終Q、流れを掴んだのは明治大。#31吉村(4年・SG)のスリーポインを筆頭にシュートが次々に決まった明治大が一気に差を広げ、77-85で勝利。
【勝敗】2022.8.21第2節終了時点
日本大 2勝0敗/勝ち点4
白鴎大 2勝0敗/勝ち点4
専修大 2勝0敗/勝ち点4
日本体育大 2勝0敗/勝ち点4
中央大 2勝0敗/勝ち点4
東海大 1勝1敗/勝ち点3
筑波大 1勝1敗/勝ち点3
大東文化大 1勝1敗/勝ち点3
明治大 1勝1敗/勝ち点3
早稲田大 0勝2敗/勝ち点2
青山学院大 0勝2敗/勝ち点2
拓殖大 0勝2敗/勝ち点2
神奈川大 0勝2敗/勝ち点2
国士舘大 0勝2敗/勝ち点2
※今年度のリーグは勝ち点方式で争われる。勝者に2点、敗者に1点、棄権・没収の場合は0点、新型コロナウイルス関連で活動休止となった場合は不戦敗で勝ち点1、対戦校に勝ち点2が与えられる。