【2022関東リーグ1部】1巡目終了・首位争いは専修大が直接対決で日本大を破って1位でターン!(第13節/2022.9.28)

2022関東リーグ
日本大に勝利して#21遠藤を中心に沸き返る専修大。

約2週間の休止に入っていた1部リーグは、再開最初の試合が1巡目の最終節となった。拓殖大と青山学院大、明治大と筑波大の接戦もあったが、いずれも上位のチームが勝利した。また、12節で初の1敗がついた日本大と専修大がここで直接対決を迎え、延長にもつれこむ大熱戦を展開。これに勝利した専修大が堂々1位に浮上した。

これから3日後、1部リーグは3年ぶりとなる2巡目に入る。現4年生しか体験したことのない2巡目は、体力・精神力ともに削られる厳しい世界となるが、専修大がこのまま首位を守れるかに注目だ。

筑波大と明治大戦は大接戦に。最後に筑波大#34三谷がフリースローを決めて1点差で勝利した。

首位決戦は専修大が逆転で日本大をかわしトップに

第12節でともに1敗を喫した1位日本大と2位専修大。同率ながらゴールアベレージで日本大が1位だったが、直接対決で勝利した方が確実に首位を取れるという戦いは、互いに守り合う展開となった。

立ち上がりは#44米山(3年・PF)やこの日スタメンに入った#21遠藤(4年・PF)の得点が続いて専修大が先行するが、日本大はこの試合から復帰の#51一戸(2年・PG)の速攻や#22飯尾(4年・SG)らで追い上げ、#15鴇田(4年・SG)のスリーが決まり逆転。しかしインサイドは専修大#13クベマ(3年・C)、日本大#12コンゴロー(2年・C)がマッチアップして絶対的優位はなく、両者得点が伸びず12-13となる。2Qも僅差の戦い。互いに控え主体でスタートし、専修大はフリースローを得ていき、#12市場(2年・SG)のシュートが目立った。日本大は#22飯尾、#6野口(3年・SF)が返し、最後は専修大#10喜志永(4年・PG)、日本大#7新井(1年・SG・沼津中央)のスリーポイントがそれぞれ決まると、29-29で前半を折り返す。

日本大#12コンゴローは9点10リバウンド、専修大#13クベマは9点14リバウンドとほぼ互角。

3Qも取られたら取り返す展開が続く。1点、2点を争う展開の中、ディフェンスからチャンスを得た日本大は残り1分を切ってから#63クリバリ(3年・C)が速攻からのダンク、そして#10新沼(2年・PF)のオフェンスリバウンドからのバスケットカウントが出て、47-51と4点のリードに成功して4Qに入ると、流れを掌握。#10新沼のスリー、#63クリバリがゴール下で押し込むなど、ベンチメンバーの活躍が続き、そこに#8陳岡(3年・SG)、#51一戸のドライブが決まると、開始5分で51-61と10点のリードに成功する。しかし、ここで専修大も切れない。#35久原(4年・SG)の絶妙なフローターや#44米山のフリースロー、#14鈴木(4年・PG)のドライブなどで一気に追い上げ、残り1分には1点差にまで迫った。迫られた日本大は#51一戸がスリーポイントを沈め、#63クリバリのフリースローで再び7点差にするが、専修大は残り29.3秒で#10喜志永のスリーポイントが決まり、ファウルゲームに持ち込んで点差を縮める。さらに残り10.7秒で決まった#35久原のスリーポイントで69-69とし、延長へと持ち込んだ。

7月の新人インカレで骨折した日本大#51一戸はこの試合が復帰戦。10得点で、残り47秒で放ったスリーポイントシュートは勝利を引き寄せたが、惜しくも逆転された。

その延長戦、わずかにリングからこぼれる惜しいシュートが続いた日本大に対し、専修大は#21遠藤がキーマンとなった。開始すぐのシュートに加え、残り1分を切ってから決まった2本のスリーポイントが勝負を決め、80-71で専修大が激闘を制した。

専修大は4Q残り30秒、6点差の場面で「得失点差だけでも埋めたい」と考えて打ったという#10喜志永のスリーポイントが流れを変え、延長に持ち込んだ。そして延長ではこの日欠場の#16淺野(2年・PF)に代わってスタメンに入っていた#21遠藤のシュートが当たった。機動力が高く内外できる選手だが、フリーになっていたところで回ってきたボールをきっちり決めて勝利に貢献した。

日本大は復帰早々#51一戸の貢献が大きく光った。ガードがほぼ0の状態でもここまで勝ってきたが、一戸の復帰で楽になるだろう。全体でも怪我人のほとんどが戻ってきたが、一方でここまで13試合欠場なしで奮闘してきた#12コンゴローに疲労の色が濃く、4Q終盤は勝負所でベンチに下がる場面もあった。この先の戦いはさらに過酷になるため、なるべく大黒柱の負担を減らす戦い方ができるかどうかが重要になりそうだ。

スリーポイントを決めた#21遠藤を#35久原が抱きしめた。

【勝敗】2022.9.28 第13節終了時点

1位       専修大   12勝1敗/勝ち点25
2位       日本大   11勝2敗/勝ち点24
3位       大東文化大 10勝3敗/勝ち点23
4位       白鷗大   10勝3敗/勝ち点23
5位       中央大   9勝4敗/勝ち点22
6位       東海大   9勝4敗/勝ち点22
7位       筑波大   7勝6敗/勝ち点20
8位       神奈川大  6勝7敗/勝ち点19
9位       拓殖大   5勝8敗/勝ち点18
10位      日本体育大 4勝9敗/勝ち点17

—————入れ替え戦進出ライン———-

11位      明治大   3勝10敗/勝ち点16
12位      国士舘大  2勝11敗/勝ち点15

—————自動降格ライン——————-

13位     早稲田大  2勝11敗/勝ち点15
14位      青山学院大 1勝12敗/勝ち点14

※今年度のリーグは勝ち点方式で争われる。勝者に2点、敗者に1点、棄権・没収の場合は0点、新型コロナウイルス関連で活動休止となった場合は不戦敗となり勝ち点1、対戦校に勝ち点2が与えられる。同率の場合はゴールアベレージ、当該チーム間の勝ち点など、大会で定める方式で順位を決定する。

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