【2022関東リーグ1部】専修大が日本体育大に破れ4敗目、2〜5位が15勝4敗・勝ち点34で並ぶ(第19節/2022.10.16)

2022関東リーグ
専修大#13クベマは10点15リバウンド、日本体育大#35ムトンボは10点18リバウンドと互角の戦い。

第19節は競り合いが続く1日となったが、最終試合の専修大と日本体育大の一戦は、日本体育大が次第に流れを掴んで勝利。2位の専修大は、順位は変わらないものの、4敗目に。2位から5位までは同率で並び、混戦模様がより強くなった。

神奈川大のディフェンスに苦しむが最後は白鷗大が抜け出す

前節の試合に勝利して首位に立った白鷗大は、8位の神奈川大に苦しめられた。立ち上がりこそ一気に差を開いたが、神奈川大は#22山本(3年・PF)を中心にディフェンスから徐々に追い上げ、2Q半ばには同点に追いついた。白鷗大は粘って得点してもディフェンスの裏をかかれてたびたび得点されてしまい、シーソーゲームから抜け出せない。神奈川大は#22山本のゴール下、最後は#34工藤(4年・SF)のスリーポイントで42-39とリードして前半終了。

3Qに入っても一進一退の攻防が続く。白鷗大はスタメンに戻すもミスが続き、また神奈川大も得点が伸びないが、#22山本、#24中島(2年・SG)のシュート、#11工(4年・PF)もフリースローを獲得してなんとかリードを守る。白鷗大は#45シソコ(3年・C)のフリースローで残り2分でようやく逆転するが、神奈川大も#23小宮(4年・SG)のシュートで再びリードする。激しい攻防の中、白鷗大は#2脇(3年・F)のシュートで51-52と入れ返して3Q終了。4Qになると白鷗大の外が入って来はじめ、#35ミサカボ(4年・PF)、#20根本(2年・G)、#78佐藤(1年・PG・福岡第一)のスリーポイントが入ると、拮抗していた流れが次第に白鷗大に傾いていく。#25ジョエル(1年・PF・別府溝部学園)のアリウープダンクやゴール下での存在感が高まると、得点でも大きく差が開き、63-77で白鷗大が勝利を収めた。

神奈川大は#22山本が25得点7リバウンドと奮闘。白鷗大のディフェンスを翻弄した。

早稲田大が先行するが、ディフェンス、スリーポイントで筑波大が巻き返す

苦戦の続く7位の筑波大は、シュート巧者の13位・早稲田大に対して前半途中まで追いかける形となった。1Qは早稲田大のシュートが筑波大を翻弄し、22-11。ペイント内でしか得点の取れない筑波大に対し、外の強みが生きた。2Q、得点しても返されるという状況から、#19間山(2年・C)がアタックし、またリバウンドが取れ始めると筑波大に流れが来た。残り4分に#21笹山(4年・SG)のスリーポイントが決まって同点に追いつくと、ここから#28浅井英矢(2年・PF)のスリーポイント、#7浅井修伍(4年・PF)のバスケットカウントなどもあって、31-40とリードして前半終了。後半は筑波大が流れを渡さずに試合を展開。前半で得たリードを維持し、リバウンドも獲得。早稲田大はシュートの精度が落ちてきて追い上げるには至らず63-76

筑波大は#1福田が18点。アウトサイドでの得点は特にチームにも大きな武器。

激しい制空権争いを繰り広げ、日本体育大が大きな1勝

2位・専修大と9位の日本体育大は、立ち上がりは専修大の守りが良く、次々と加点。速攻にダンク、オフェンスリバウンドで一気に11-0と開く。日本体育大は開始5分でようやく初得点となり、次第にリバウンドやディフェンスから持ち味の速攻が出始めると、15-8と追い上げて2Qへ。すると、ここから日本体育大のディフェンスが勝って攻撃につなげると、#35ムトンボ(2年・C)のアリウープダンク、#23小川(3年・PG)のスリーポイントなどが気持ちよく決まり一気に追い上げ。#6半田(3年・PG)のスリーポイントも決まると逆転に成功。28-33で前半を終えた。

3Q、専修大は#13クベマ(3年・C)や#16淺野(2年・PF)の強みを活かして開始すぐ同点にするが、その先が続かない。日本体育大もやや得点が止まる時間もあったが、#31青木(4年・SG)の速攻、#1古橋(4年・SF)の連続得点で一気に引き離し、37-46と再びリード。ゴール下の#35ムトンボに対し、専修大の高さでも決めきれないシーンが続いた。4Qもリバウンドを支配した日本体育大は速攻、スリーポイントと持ち味のプレーをしっかり出してリードを得ると、専修大の追い上げは届かず53-61。日本体育大が一つ順位を上げる大きな10勝目。専修大は2位にステイするも課題の残る一戦となった。

#35ムトンボと専修大のハイレベルな高さ争いは、互いになかなかシュートを決められないシーンもあった。しかし、リバウンドから日本体育大の持ち味である速攻がたびたび出たことと、シュート力が勝って勝ちをもぎ取った。

日本体育大は#6半田が#23小川とともに早い攻撃を引っ張り、12点3アシストも大きかった。

【勝敗】2022.10.16 第19節終了時点

1位       白鷗大   16勝3敗/勝ち点35
2位       専修大   15勝4敗/勝ち点34
3位       東海大   15勝4敗/勝ち点34
4位       大東文化大 15勝4敗/勝ち点34
5位       日本大   15勝4敗/勝ち点34
6位       中央大   11勝8敗/勝ち点30
7位       筑波大   10勝9敗/勝ち点29
8位       日本体育大 9勝10敗/勝ち点28
9位       神奈川大  8勝11敗/勝ち点27
10位      拓殖大   6勝13敗/勝ち点25

—————入れ替え戦進出ライン———-

11位      明治大   6勝13敗/勝ち点25
12位      国士舘大  3勝16敗/勝ち点22

—————自動降格ライン——————

13位      早稲田大  3勝16敗/勝ち点22
14位      青山学院大 1勝18敗/勝ち点19

※今年度のリーグは勝ち点方式で争われる。勝者に2点、敗者に1点、棄権・没収の場合は0点、新型コロナウイルス関連で活動休止となった場合は不戦敗となり勝ち点1、対戦校に勝ち点2が与えられる。同率の場合はゴールアベレージ、当該チーム間の勝ち点など、大会で定める方式で順位を決定する。

タイトルとURLをコピーしました