【2021リーグ2部】9/19 江戸川大が3戦目で初勝利・春の悔しさをバネに巻き返しを狙う

2021関東リーグ
開幕から全試合で2桁得点を記録している江戸川大の主将・渡部。

2部リーグは19日の本庄総合公園体育館終了時において、スケジュー通りの試合をこなすチームは3試合目を消化した。

江戸川大学は3戦目で埼玉工業大と対戦し、101-66と全員出場の快勝で1勝目をあげた。緒戦、第2戦は善戦する時間帯もあったが、明星大、国士舘大に破れている。しかし主将の#13渡部(4年・PG)、#35長根(4年・PF)といった選手が中心となって得点をあげ、ディフェンスでも粘り強い面も見せているだけに、ここから巻き返せるかに注目だ。

#35長根は埼玉工業大戦で28点5リバウンドと活躍。主力の4年の一人としてチームに勢いを与えている。

春のトーナメントは新型コロナウイルスの関連により、大会棄権を強いられた。さらに、リーグ戦前には大会直前にインサイドの要でもある#1ジャキテェ(2年・F)が負傷し、戦線を離脱。粂川ヘッドコーチによると「春からチームとしてはとてもいい状態で、リーグに向けての練習試合でもすべて勝利していた。それだけに怪我は残念」という。主将の#13渡部も「開幕前の怪我でチームとても少し落ちてしまったけれど、そこから切り替えようとやってきた」と動揺があったことが伺える。しかし198cmの大黒柱が抜け、平均身長が下がった苦しさの中、チームの核であるディフェンス、そしてそこから生み出すブレイクでしぶとく対抗することを意識している。

こうしてアクシデントを乗り越えようとしているところだが、選手には前向きさが見える。渡部は試合ができるのが何よりの喜びという。

「春はトーナメントに出場できず、とても落ち込みました。でも試合がなかなかできなかった状況から、やっとリーグ戦が開催されて、試合ができること自体がありがたい。今は試合をするのが純粋に楽しいです」

第3戦、#13渡部は17点。スピードあふれるドライブで攻撃のきっかけを作るプレーが印象的だ。

チームとしてはディフェンスを主体に取り組み、それを武器にしたいというが、渡部は得点源としても、攻撃のきっかけとしても欠かせない存在だ。ペイントに積極的に切り込み、周囲を活かそうとする動きがたびたび見える。

「自分はパスを得意としているので、アシストやドライブからの合わせで見せたいですね。今年はキャプテンでもあり、チームを引っ張ることを意識してプレーで表現したいです。ベンチ入りしているメンバーは下級生も多いので、スタメンとして出ている#35長根、#99須藤など、4年生たちがしっかりチームを牽引していきたいですね」

残りは8試合、短いシーズンではあるが、まだまだ始まったばかりでもある。この先の戦いいで一つでも上位を狙っていきたい。

残り8試合をチームとしてどう切り開くか、粘りを期待したい。

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