【2026リーグ1部/PORTRAIT】ディフェンス重視の信念でたどり着いた4年目/#10堀内星河(白鷗大・4年・SF)

2026関東リーグ

今季は春からスタメンの一角を担い、また副キャプテンでもある堀内。

昨年まではなかなか出番が得られなかったが、今季はプレーでもチームのまとめ役としても重要な役割を担っている。派手な活躍をするタイプではないが、バランスを考えてプレーすることの大切さに気づいたことで、安定した活躍ができるようになった。

中学時代からディフェンスを重視するチームで育ち、ディフェンスの強さで知られる白鷗大への進学を決めた。この4年間での成長や今期のプレーについて聞いた。


リーグ前半戦の課題と修正への道

話を聞いたのはリーグ半ばのことだったが、上位争いをする上での課題感は明確だった。

「序盤に連勝はできましたが、中央、日体、東海といったところに競り負けている」。敗因については単純な負けではなく、より本質的な問題があると感じている。

「ビッグマンとガード陣があまり噛み合ってないないイメージがあり、ディフェンスの当たるタイミングとか、その当たり続ける時間が短かった感覚があります」。チーム全体の、特にディフェンス面でのリズムが構築できていなかったことが、乗り切れない状況を生み出していたと分析する。試合を重ねていくうちにディフェンスの精度は向上していくとしても、ディフェンスを掲げるチームとしてはそういった部分はより突き詰めていかなければならない。その後の戦いでもディフェンスに課題がある試合では敗れていることが多く、順位を上げきれない位置にいる。

そんな状況だが、堀内はスタメンとして、副キャプテンとして自分の役割を意識し、全うしていくことで落ち着いてプレーできているという。

層の厚いチームにあって昨年まではなかなか出番がなかった。その間も「日々折れずに練習をやって、トレーニングも欠かさずやってきた」ことが、今につながっているという。努力の先にあったのは、自分の役割の明確化だった。かつては「なんでもやろうとやろうとしすぎて」いたが、4年目になって改めてやるべきことを見直した。

「スプリングトーナメントの前ぐらいにスタートで起用してもらった時、自分で点を取りに行くとかではなく、オフェンスだったらバランスよくみんなに散らしたり、ディフェンスで役割を考えて動くようにしました。そこで自分がこれまで見えていなかったものや、必要とされている仕事について認識できたんです」。役割やバランスを考えたプレーに絞ったことで、チームへの貢献が明確になったのだという。

この視野が開けたことは、個人的な成長だけでなくチーム全体にも波及した。特にウィリアムス(#42)がスプリングトーナメントで負傷し、長期の欠場をしている今は堀内の担う責任は大きくなっている。それでも「より周りを見ながらプレーしていくことが大事」と、周囲を見る視点を大切にする姿勢を貫いている。

副キャプテンとしての役割分担について問われると、「決まった形というか、キャプテンだからとかじゃなくて、全員がキャプテンみたいな感じ」であり、気負うことはないという。チーム内では積極的に声をかけ合い、複数の選手が主導的に雰囲気づくりに携わることで今季の白鷗大が形作られている。


白鷗大を選び、ディフェンスを磨いてきた4年間

堀内が白鷗大を選んだ背景には、一貫したディフェンスへの信念がある。中・高とディフェンスを重視するチームでプレーしてきて、大学を探すときもディフェンスの強いチームに自然と目が向いた。

高校が都内だったため、大学1部の試合を見る経験ができたのは進路選択にとってもいいことだった。堀内が高校生の頃、白鷗大の主力だったのが松下裕汰(現B.ONEさいたまブロンコス)や角野大輝(現B.PREMIER佐賀)、小室昂大(現B.ONE青森)らだが、ディフェンスの上手さには定評があり、彼らが4年生のときに白鷗大を初のインカレ制覇も成し遂げている。

「高校でスプリングトーナメントやリーグ戦を観戦したとき、松下裕汰さんをはじめ、ディフェンスが今の白鷗大よりもっともっとすごかった人たちがいた世代を見た」という経験が進学先を決定づけた。「ここに行ってさらにディフェンス磨きたいと思って、入学を決めました」と、明確な目的を持ち白鷗大への道を選んだ。

実際に試合に出られるようになるには時間がかかったが、努力を続け、こうして4年目、チームの主力としてコートに立っている。

リーグ戦のあと、チームはインカレに向かっていくことになるが、白鷗大には2連覇がかかる。リーグ戦では後半戦に欠場者も多く出し、順位は下がってしまったが、それゆえにあとは反省を踏まえて改善していくだけだ。「3Qの入りのところでもっとディフェンスの強度上げて入ることと、リバウンドを取りきるところをもっとやらなきゃいけない」と、チームのベースである部分の徹底を目標に掲げ、修正をはかる。ディフェンスを軸にチームにいい流れを作れるか、ここからのもうひと踏ん張りを見せて欲しい。


堀内星河/ほりうち せいが
188cm/85kg
実践学園

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