1年で1部復帰した山梨学院大。
序盤から上位を倒す試合を見せていたが、14試合を終えたところで7勝7敗。5割の勝率をあげている。2巡目には首位の東海大にも勝利し、侮れない存在感を見せている。主将の中村をはじめ、スヴェトリシック、齋藤らが4年目を迎え、得点能力の高い菅野も好調で、チームとして充実度が増している今年は、まだまだ上を狙えそうな雰囲気がある。
リーグ序盤に行われたホームゲームのあとに主将の中村に話を聞いた。
ホーム初戦で白星スタートに込めた感謝
――新しい会場でのホームゲームとなりました。温かい雰囲気でしたがどう感じましたか?体育館は昨年完成したばかりだそうですが、素晴らしいですね。
「まずはこういうホームゲームを開催できるように動いてくれたスタッフだったり、運営の方だったり、いろんな人に感謝した上で、1戦目まず勝ち切れたのはとても良かったなと思います。バスケ用の体育館ができて昨年も2部でしたがここで試合を開催しました。今年は1部リーグに戻ってまた開催することができてよかったです」

――会場の雰囲気は去年と比べていかがでしたか?
「同じような感じですが、今年はスタッフがチームの装飾なんかにかなり力入れて取り組んでくれました」
――動画も流れていますしいいですね。お客さんもホーム側の観客はいっぱいで温かな雰囲気でした。
「お客さんは昨年より多くて、やはり1部だからかだと思います。ありがたいです」
――2年ぶりの1部リーグとなりますが、感触はいかがですか?波はありますが、上位チームを倒したりもしていますね。
「やっぱり自分たちがやろうとしていること、オフェンスもディフェンスもそうですけど、それが遂行できている時間っていうのはやっぱりいい時間帯にできていると思うし、相手がどこであれ勝てていると思います。そして負けている試合は自分たちのいい時間帯がなかなか作れないのが理由です。いかに安定して自分たちのやりたいことをやれる時間を長くしていくかが、この先の勝敗に関わってくると思います」

2 部で学んだことと、「1つのミスが命取り」の1部
――昨年は2部でしたが、その経験から学んだことはありますか?
「2部も相当レベルは高くなっていると思います。昨年は2部リーグで全勝優勝を掲げていたんですけど、最終的には2敗してしまいました。ただ、やっぱり1部でやるということになると、ミスの重さが違います。2部では自分たちがミスしても取り返せる時間帯もあって、そこで勝ち切れる試合が多かったんです。1部はそう簡単にいかない感覚です。一つのミスが命取りなので、そこは全員が強度を上げてやっていかないといけないし、ミスを重く受け止めないといけないと思います」
――1部でどんな風にやりたい、何を表現したいと思っていますか?
「自分たちはフローオフェンスといって、全員がボールを動かして、ボールと人が常に動いた状態で攻めるというバスケットをやっています。それを体現しないと1部で戦っていけないので、そこは全員が共通認識を持ってやりきりたいと思います」
――中村選手をはじめ、1年のときから出続けている選手が多いチームではありますが、徐々にコートに出る人数が増えてきたような感じはありますね。
「監督の古田さんも言っていますが、チームの層が厚くなって、セカンド、サードといろんな選手を起用できる場面が多くなっています。ただやっぱりスタートがいい流れを作っても、セカンドで悪い流れになってしまうこともまだあります。そこはもう一段階レベルを上げて、セカンドでも誰が出ても主力として、レベルが変わらないチームというのを目指していきたいと思っています。個人としても最後のシーズン、最後まで悔いなくやりきりたいと思います」

中村千颯/なかむら ちはや
166cm/65kg
福岡第一
(2026.9.5インタビュー)


