【2023関東リーグ/1部入れ替え戦】神奈川大が1部残留、拓殖大と国士舘大は第3戦へ!(2023.11.9)

2023関東リーグ
激闘を制した拓殖大は3戦目へ。

1部入れ替え戦は第1戦で1部神奈川大と2部の国士舘大が先勝。2勝目の行方に注目が集まった。

【11/9結果・1部入れ替え戦】

神奈川大学67(16-17,15-8,15-19,21-14)58法政大学
拓殖大学85(24-18,24-16,15-21,22-28)83国士舘大学

・神奈川大学(1部残留)
・法政大学(2部残留)

【1部入れ替え戦GAME2】ディフェンスを固めて法政大を封じた神奈川大が2連勝

1部11位の神奈川大と2部2位の法政大は、神奈川大が1勝し、2戦目。立ち上がりは互いに外のシュートが気持ちよく決まる立ち上がり。1点を争い展開で終盤にフリースローが続いた法政大が16-17と1点リード。2Qは法政大がドライブで得点しリードするが、神奈川大はシュート精度が悪いものの、ディフェンスで粘り、残り4分半に逆転。法政大もゾーンで攻撃を食い止めるが、残り3分を切ってから#3山本愛哉(2年・PG)にフリースローやオフェンスリバウンドで得点され、31-25。神奈川大が6点リードで前半終了した。

3Q、法政大は守られながらもシュートがよく入った。#7本山(2年・PG)のスリーポイントを皮切りに、#25鍋田(1年・PG・福大大濠)がドライブやシュート、#10のスリーポイントなどで一気に追い上げる。神奈川大は課題のフリースロー確率が悪く、46-44と2点差にされてしまった。

1戦目5点の#3山本愛哉は12点。

4Q、序盤数分間は互いに得点が決まらず。法政大は#25鍋田のスティールが決まり1点差にするが、神奈川大はディフェンスをさらに激しくし、ここで#35永沼(3年・F)、#30三浦(4年・PF)の得点が続くと、#24中島(3年・SG)もオフェンスリバウンドで粘り、7点のリードに。法政大は#25鍋田のスリーポイントが勝負強く決まり、最後はファウルをしながら粘るが、第1戦同様追いつくには至らず67-58。神奈川大が2連勝で1部残留を決めた。

神奈川大は持ち味のディフェンスが勝負の鍵を握った。シュートやフリースローが悪いのが今年のチームの課題だが、ディフェンスで相手に攻めさせなかった。

法政大は1戦目同様、追いかける展開でわずかに届かず。相手の厳しいディフェンスに、得点が伸びなかった。しかしリーグ戦を不得意としてきた法政大が開幕から連勝を続け、入れ替え戦に臨んだのは選手、スタッフら4年生がチームのために献身的に働いた結果であり、今年の大きな収穫だ。1部の壁を破るのは簡単ではないが、再び挑戦を待ちたい。

法政大は#25鍋田がこの日も29点の奮闘。残り20秒で足が尽き、ベンチへ。会場から大きな拍手がまき起こった。

【INTERVIEW】「どんどん打てと言われている」持ち味のシュート力でチームに流れを/#35永沼 創汰朗(神奈川大・3年・F)

今季、試合に絡みはじめた3年生が、持ち味のシュートでたびたびチームを救った。神奈川大はディフェンスを軸にする分、オフェンスは波があるが、リーグ戦中から得点面では良さを見せていたが、入れ替え戦でもチームを救うシュートが何度も決まった。昨年は怪我で主力として絡むほどの力は出せなかったという。しかし今季は存在感も大きくなった。残すインカレ、また来季に向けてチームに欠かせない存在となりそうだ。

─2連勝と1部残留となりました。

「接戦で今までのリーグ戦は落としてきた試合が多かったので、この2試合は我慢して我慢して勝ち切れたのは本当によかったです。これでインカレにもいい形で入れるかなと思います」

─最終的にはディフェンスがよく効きました。

「本当にディフェンスを強化していたので。向こうは1、2番のポジションの人がすごくオフェンス能力が強くて、そこを徹底的に抑えようとチームで決めていました。それを40分間やり続けられたのが大きかったと思います」

─その上で、永沼選手のシュートがこの2試合とても大きな役割を果たしたと思います。

「自分はシュート力をチームの中で評価されていて、どんどん打てと言われています。ただ、今日はちょっとスリーポイントを打てるところを撃たなかったりした場面があったので、躊躇せずにもっと打っていきたいと思っています」

─今年からプレータイムを得ていますね。

「昨年は1年間足を怪我していました。ただ、怪我がなくても出られていたかどうかはわかりませんが、今年からプレータイムをもらっています。シュートはもともと得意というか、シュートぐらいしか持ち味がありませんでした。ミドルシュートは得意だったんですが、この1年間ぐらいでスリーポイントまでレンジを伸ばしてきたところです。監督の幸嶋さんからも『お前はどんどんシュートを狙え』と言われています。シュートフォームも大学に入って一から幸嶋さんに変えてもらって今に至ります」

─2試合とも安定して入り、相手も守りきれませんでした。神奈川大はディフェンスのチームですが、ディフェンス面はどうですか?

「ディフェンスは個人的には苦手なところもあるので、これからの課題でもあります。でもうちのチームといえば、やはりディフェンスなので、そこは自信を持ってやれるよう、鍛えていきたいと思います」

─リーグ戦はこれで終わりましたが、反省も多いと思います。インカレまで、何を大事に過ごしますか?

「このリーグ戦は本当に良くない形で終わって、本当にそこからチームもガラッと変わりました。この入れ替え戦に向けても全員が同じ気持ちを持って、絶対勝つという意気込みで、いい練習ができていました。この状態を1ヶ月継続していければインカレでも勝てる、優勝できると思うので、そこを目指してやっていきたいと思います」

【1部入れ替え戦GAME2】どちらも引かぬ戦いは拓殖大が最後の勝負際を制し1勝1敗

1部12位の拓殖大と2部1位の国士舘大は、国士舘大が1勝。後がない拓殖大は、最後までわからない意地の張り合いとなった。

この日、最後までリードを続けたのは拓殖大。立ち上がりから#0神田(4年・PF)、#21須藤(4年・SG)らがシュートやリバウンドで試合を牽引し、#88大石(3年・PG)も2戦目同様高確率のスリーポイントやアシストを決め1Qは24-18。2Qもその流れは続き、#83吉本(3年・SF)がスティール、ジャンパーと続き、第1戦は欠場した#24ユセフ(4年・C)も奮闘を見せると48-34。国士舘大はシュートの精度が悪く、アンスポーツマンライクファウルを取られるなど、精彩を欠いた。

足を気にしつつもさすがの活躍を見せた拓殖大#24ユセフ。

3Qもまだ拓殖大の流れ。#24ユセフの内外の3連続得点がチームをわかせる。しかし国士舘大も負けておらず得意のスリーポイントが次々決まりだした。#0入住(1年・PF・つくば秀英)、#34木島(3年・SG)、#25鍋田(4年・PG)らがこのQだけで5本のスリーポイントを沈め、最大15点あった差を63-55と8点差まで縮めた。

国士舘大#25鍋田は20点。こちらも膝のサポーターから万全でない様子が見えるが、要所で何度もシュートを決めた。

4Q、拓殖大はゴール下への合わせで次々と得点。10点ほどのリードを保つ。しかし残り5分からは、国士舘大の真骨頂、スリーポイント攻勢がまた続いた。#9大滝(3年・SG)が2連続のスリーポイントバスケットカウントを決めると、#25鍋田のスティール、#0入住のスリーポイントで残り3分、遂に逆転。しかし拓殖大は#21須藤がスリーポイントでリードを奪い返し、一進一退の攻防になる。残り1分、#0神田のスリーポイントで83-83の同点とした拓殖大は、18.6秒で#34大内(3年・SG)がフリースローとアンスポーツマンライクファウルのボーナススローを得ると、3本のうち2本を決めて85-83。残り5.7秒、国士舘大はリバウンド争いから#0入住がフリースローを獲得。1本目を外すと2本目はわざと落としにいき、ボールを確保して最後にシュートを放つが、これを拓殖大#0神田が阻止。逃げ切って勝負を1勝1敗に戻した。

最後の場面、拓殖大#0神田が渾身のブロック。

2戦目で1勝を取り戻した拓殖大は、特に4年生の奮闘に意地が見えた。コンディションが万全には見えない#24ユセフが21点12リバウンド。途中足を痛めた#0神田が12点9リバウンド、#21須藤も11点と奮闘した。

拓殖大側も国士舘大に負けない大声援となった。

国士舘大も#25鍋田や#9大滝といったシューターの勝負強さはさすがで、今季より出番を得ている#0入住が3本のスリーポイントで終盤の追い上げに貢献。一歩も引かない戦いを見せた。

リーグ戦からさらにヒートアップする国士舘大の応援。仮装も登場するにぎやかさはこのチームならでは。
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