【関東リーグ2023/1部】白鷗大が1位返り咲き、日本体育大は筑波大に敗れる(第15節/2023.10.15)

2023関東リーグ
白鷗大は首位で次節のホームゲームを迎える。

激闘が続く1部リーグ。第15節も各会場で熱い試合が続いたが、終盤戦らしい息詰まる僅差での勝負が続いた。

白鷗大会場の3試合は、上位リーグの2試合は最後の1秒までわからない激しい展開となり、専修大と白鷗大が激闘を制した。

明治大は神奈川大に勝って5勝目

前節で拓殖大に破れた明治大は、神奈川大と対戦。前半は27-27の同点から、後半は流れが明治大に傾いた。3Q、33-33になったところから互いに得点が動かず我慢の時間帯となるが、明治大は#60武藤(1年・SF・開志国際)の連続スリーポイントで抜け出す。神奈川大も食らいつきたいところだが、明治大は#21田邉(4年・SF)の連続スリーなど、シュートが気持ちよく決まり、40-49と引き離した。4Qも#13平松(3年・PG)を起点に得点を稼いだ明治大が58-70で勝負を制し5勝目をあげた。

活躍が続くルーキー、明治大#60武藤。試合にいい流れを与えた。

東海大は最後のシュートが決まらず専修大が逃げ切る

1巡目は東海大が制した戦いは、雪辱を期す専修大がリードして入った。1Qはインサイドで優位な専修大の強みが出る。東海大は2Qにゾーンを使って反撃を試みるが、スローインのミスなど、一気に波に乗り切れない状態。専修大はスリーポイントやカットからの速攻なども決まり、41-35とリードを守って前半終了。

3Qになると10点ほどのリードを専修大が維持する。東海大はスリーポイントがなかなか来なかったところを、終盤に#2轟(1年・PG)、#18西田陽成(3年・SG)の連続スリーがようやく入ると、56-55と1点差に追い上げて最終Qに入る。

東海大#0黒川は22点でチームを牽引したが、惜しくも最後の1本は決まらず。

4Q、専修大は#30齋(3年・PG)のドライブからのバスケットカウントや#31松野(2年・SG)のジャンパー、スリーポイント、#97ジョベ(1年・C・高知中央)のゴール下でリードを保つ。残り3分半には#16淺野(3年・PF)のスリーポイントで9点差にまでリードを広げた。しかしここから東海大も粘った。#0黒川(4年・PG)、#16西田公陽(4年・SG)の連続スリーポイントを皮切りに得点が続いて残り1分少々で再び1点差。しかし専修大も慌てず加点して逃げる。東海大はファウルで相手にフリースローを与えつつもその都度得点していき、3点を追って最後に#0黒川が同点を狙うスリーポイントを放つが、これが決まらず。専修大が最後は83-78で追撃を振り切った。

専修大は#30齋、#31松野、#8介川ら下級生がこのリーグ戦でめきめき台頭してきた。

白鷗大は最後のシュートが認められ、首位返り咲き

1巡目は大東文化大が勝利したこの対決は、2巡目は最後までわからない戦いになった。1Qから白鷗大はスリーポイントが好調。#4佐伯(2年・SG)を皮切りに、#88佐藤(2年・PG)、#8陳岡(3年・F)らが次々に決まる。大東文化大も#4菊地(4年・SG)、#5廣岡(2年・SG)らがこちらもスリーポイントで返すが、インサイドではゴールが割れず、28-19と白鷗大がリード。

2Q以降も、白鷗大がこの10点ほどのリードを守っていった。大東文化大が追い上げれば逃げる、という状態で4Qまで試合が続く。72-57の15点差で4Qに入ると、ここから大東文化大が執念の追い上げを見せた。

白鷗大は#2脇が23得点。大東文化大ディフェンスは足を止められなかった。

大東文化大は劣勢ながらじわじわ差を縮め、開始5分で点差は6に。ここからディフェンスが効果的に決まりはじめ、#4菊地のスリーポイント、#3塚本(2年・PG)の速攻でさらに差を縮めると、残り1分には#4菊地がスリーポイントのファウルを獲得し、点差は3。白鷗大はフリースローを獲得して逃げるが、さらに大東文化大は#34バトゥマニ(4年・C)のブロック、#3塚本の連続得点などで粘る。残りわずか、大東文化大は#4菊地のスリーポイントで遂に85-85の同点。白鷗大は最後のオフェンスで#88佐藤がボールを持つ。ディフェンスをかいくぐってブザーとともに打ったタフショットはリングに当たって跳ね、#25モンガ(2年・PF)が押し込んだ。間に合ったかどうか会場はざわめくが、審判の判定はイン。大東文化大執念の追い上げは実らず87-85。白鷗大が勝負を制した。

筑波大会場で日本体育大が破れたため、この結果で白鷗大が暫定首位。大東文化大は6敗となり、東海大、筑波大と勝敗数で並ぶことになった。

#4菊地が20点、スリーポイント5/8で粘ったが大東文化大4Qの猛追は実らず。

日本体育大が筑波大に破れ2位後退

筑波大会場の3試合は、日本体育大・中央大・拓殖大が勝利した。

上位リーグ、前節で日本大に惨敗した筑波大は、首位の日本体育大相手に1Qから25点とハイスコアで入ると、4Qまでリードを維持し続けて75-80の見事な勝利。#2木林(4年・PF)が29得点、スリーポイントを5/6と爆発したのに加え、復帰直後の#34三谷(4年・SF)が13得点と、4年生がチームを牽引した。日本体育大は#23ムトンボ(3年・C)が27点と活躍したが、ほかが伸びず。

筑波大は全体チームでは春のトーナメントで日本体育大に悔しい負けを喫している。上級生たちはその借りをここで返すことになった。

筑波大は前節の日本大戦で大差をつけられたが、翌日の日本体育大戦で見事修正。復帰2戦目の主将#34三谷(写真中央)は13得点。

また、下位リーグの拓殖大早稲田大に勝利し、2連勝。3勝目をあげた。早稲田大とは3勝で並び、両者の対決は1勝1敗だが、得失点で上回り順位も上へ。早稲田大は2巡目2連敗。

同じく下位リーグの中央大江戸川大を終始リードし、7勝目。

【第15節/勝敗】

<上位リーグ>
白鷗大学    13勝2敗
日本体育大学  11勝3敗
日本大学    11勝3敗
専修大学    10勝5敗
東海大学    9勝6敗
筑波大学    9勝6敗
大東文化大学  9勝6敗
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<下位リーグ>
中央大学    7勝7敗
神奈川大学   6勝9敗
明治大学    5勝10敗
山梨学院大学  5勝9敗
拓殖大学    3勝12敗
早稲田大学   3勝12敗
江戸川大学   2勝13敗

※試合数が異なるため勝敗のみ

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