1部リーグは中1日をおいて5戦目(スケジュール的には6試合目)を迎えた。有観客開催となった会場には、平日にも関わらず観客が多く訪れた。
この日の注目となったのは1敗の日本体育大と、2敗の白鴎大の対戦。オフェンスの強さを誇る日本体育大に対し、ディフェンス巧者の白鴎大がどう対応するかが見どころだった。試合は1Qの出足に日本体育大が持ち味を出して得点を重ね、あっという間に白鴎大を突き放す。白鴎大は出遅れるが、ディフェンスで巻き返してじわじわと追い上げ。2Qに入ると点数の差がなくなった。目立ったのは2試合を欠場したあと復帰した#52ブラ(4年・C)。チーム全体としてはシュート確率が上がらない中、欲しい1本1本を決めていく。3Qに入ると白鴎大のディフェンスは日本体育大の足を完全に封じ込め、10点以上のリードを得る。4Q、白鴎大の8点リードで入るが、日本体育大は#23小川(2年・PG)が多彩なオフェンスを見せて追い上げ、そこに#31青木(3年・SF)のスリーポイントや#1古橋(3年・SF)のシュートが続く。白鴎大はゾーンを崩せずオフェンスが停滞し、点差を詰められる格好になった。残り1分半、#23小川のドライブで日本体育大は点差を4に。しかし1分を切って白鴎大を救ったのは#66松下(4年・G)。残り42秒で放ったスリーポイントがネットに吸い込まれるとそこで勝負あり。白鴎大が60-67で勝利。日本体育大には2敗目がついた。
その他の対戦では大きな順位の動きはなかったが、東海大が青山学院大との対戦で出だしは一気にリードしたものの、ミスが多く追い上げられ、前半は互角の勝負に。後半には突き放したがやや安定感を欠く内容となった。東海大は週末には今大会唯一開催されるホームゲームで専修大、大東文化大と対戦する。また、日本大は早稲田大相手に#30丸山(1年・SF・報徳学園)のシュートが前半よく当たり、ダブルスコアに近い差をつけて無敗を守った。
【1部リーグ・10/19現在】
東海大学 5勝0敗
日本大学 5勝0敗
筑波大学 5勝1敗
専修大学 4勝1敗
白鴎大学 4勝2敗
日本体育大学 4勝2敗
大東文化大学 2勝3敗
中央大学 2勝4敗
青山学院大学 2勝4敗
早稲田大学 1勝5敗
神奈川大学 0勝6敗
拓殖大学 0勝6敗