【2026リーグ1部/INTERVIEW】「守りに入らず日体大らしさ」で最後まで戦う/#35大江悠斗(日本体育大・4年・PG)

2026関東リーグ

リーグ序盤から上位の一角をキープし、途中からは3位以下を引き離して2位を独走。最終週に負ければ3位以下の混戦に巻き込まれる可能性もあったが、連勝でリーグ戦を締め、全体2位で大会を終えた。

今季のスタメンは全員が4年生。センターのコネ以外は下級生時にはなかなか出番がもらえないでいたが、それでも努力を怠らず今季は頼もしい活躍ぶりを見せている。春のトーナメントでは4連覇。無類の強さを発揮して、AUBLや天皇杯の出場権も獲得している。一方、インカレでは例年上位進出ならず、悔しい幕切れを迎えている。シードを獲得して迎える最後のインカレはそれだけに負けられない。そしてそこから続く残りのシーズンに向けても最後まで全力で挑む。

最終週前に意気込みを聞いた。


敗戦をきっかけに取り戻した“らしさ” で軌道修正

─2位が見えてきた状況ですが、ここまでのリーグ戦をどのように振り返りますか。

「振り返ると、1巡目はディフェンス、オフェンスともに課題が多くありました。スプリングトーナメントのときと比べると、どちらも守りに入ってしまい、日体大らしさが出ていない場面が多かったです。リーグ戦の途中で負けが続いたときに、自分たちのプレーを思い出そうと話しました。オフェンスだけでなく、ディフェンスでも受け身にならず、攻める姿勢を取り戻そうと再確認したんです。その修正がうまくいき、今2位という順位にいられると思います」

─確かに1巡目は少し大人しく、あまり走っていない印象もありました。

「そうですね。スプリングトーナメントで優勝したことは良かったんですが、逆に負けられないというプレッシャーにもなっていました。みんなが守りに入り、攻撃もきちんと形を作ろうと意識しすぎて、かえってうまくいかなかったのが原因だと思います」

─修正できたことが後半の2位キープにつながっているんですね。今年は特に各チームの差が小さい中、残りのリーグ戦とインカレで勝つためには何が大切ですか。

「2位はまだ確定していません。残りの2試合で2敗すれば順位が動いてしまって3位以下になることもあり得るので、落とせない試合になります。相手は山梨学院大と東海大で、どちらも1巡目に負けている相手なので、ディフェンスもオフェンスも修正したいところがたくさんあります。そこにチャレンジしたいです。インカレでは、これまでベスト8の壁を越えられていません。1年生のときから見てきて、インカレになるとどうしても守りに入ってしまっているのかなと感じていました。一発勝負だからこそ、日体大らしさを出し、積極的に攻めていければ結果もついてくると思います」


悔しさを成長の糧に変えた控えの経験

─4年目、大学バスケは最後の年です。充実してプレーできている感覚はありますか。

「4年生はこれまで控えも経験しながら一緒にプレーしてきたメンバーたちです。お互いの相性も分かってきているので、気持ちよくプレーできていると思います」

─以前の日体大はあまりタイムシェアをしない傾向にあって、大江選手もなかなか試合に出られなかったと思います。その間は、どのような気持ちでしたか。

「とても悔しく、どうしてなんだと思うこともありました。ただ、その気持ちを表に出してしまうとチームが勝てなくなってしまいます。表情に出てしまうときもありましたが、最終的には気持ちを抑えて、みんなで耐えてきたという感覚です」

─今、同じような立場にいる下級生に、何かアドバイスはありますか。

「シックスマンやリザーブとして途中から出場するときは、体が十分に温まっていないこともあり、難しさがあります。自分は細かな攻略法を考えるというより、気持ちの持ち方を大事にしていました。大学バスケットからプロへ進むまでの道のりで、自分の糧になる試練を与えられているんだ、と考えていたんです。その場その場でどう乗り越えるかを、ゲームのような感覚で考えていたこともありました。後輩にもそれぞれの考え方でいいので気持ちを大事に持ってもらいたいです」

─ゲーム攻略という感覚が面白いですね。その考え方はうまくいきましたか。

「はい、何となくではありますが、うまくいっていると思います」

─日本体育大位はAUBLへの参戦も決まっています。来年まで続くシーズンなので、リーグ途中にチームも代替わりします。関東のリーグ戦は海外チームとの異なる戦い方を意識している部分もあったのでしょうか?

「特に意識はしていません。いつも通りに取り組んでいます。AUBLは昨年に続いて2度目ですが、今度からホーム&アウェイになり、海外チームとの対戦はとても楽しみです。来年1月には天皇杯もあり、4年生はそこまで出場します。残りの大学バスケットを、最後までやりきりたいと思います」


大江悠斗/おおえ ゆうと
170cm/67kg
北陸

(2026.10.18インタビュー)

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