2部や3部に遅れてスタートした1部リーグは9試合を消化した。近年は群雄割拠で特定のチームが最初から突出することがなく、どこが優勝するかわからない状況が続いている。今回もチーム力に定評のあるところが上位には来ているが、上位の中でも勝敗を食い合う状態で進んでいる。
首位東海大は第9戦で大東文化大に初の1敗
8勝1敗で少し抜け出ている状態の東海大が9戦終了時で首位に立っている。実力差が少ない現在の1部で2勝の差は大きい。
上位チームの対戦は、第3戦の早稲田大戦では得点力で相手を上回り、100点ゲーム。この試合では#25ムスタファ(3年・C)のインサイドや#10ルーニー(4年・G)の高確率なスリーポイントが勝利の流れを作った。第5戦の白鷗大戦は競り合いとなったが、#60佐藤(3年・F)が躍動。#2轟(4年・PG)の4本のスリーポイントもあって白鷗大を突き放している。1敗がついた第9戦の大東文化大戦は立ち上がりこそ良かったが、後半に大東文化大のディフェンスにターンオーバーが続き、スリーポイントや速攻、バスケットカウントを次々に決められてひっくり返された。しかし2位以下には2勝差をつけてトップに立つ。#12十返(2年・F)がしばらく欠場となるが、選手層や総合力の高さで厚い布陣は大きな乱れはなく、安定感は高い。

2位以下は僅差で試合ごとの変動が大きい
2位〜5位の日本体育大、大東文化大、早稲田大、白鷗大は6勝3敗で並んでいる。
日本体育大は春の優勝メンバーが変わらず活躍。上位陣では白鷗大、早稲田大に勝利し、大東文化大には敗れるなど一進一退となっている。序盤で山梨学院大に負けたが、この勝敗がどう響くかは後半戦次第だ。大東文化大は開幕2連敗を喫し入りは悪かったが、その後徐々に調子を上げて立て直した。早稲田大には敗れたが、首位の東海大を倒す会心のゲームで上位に浮上している。下級生が多くのびのびとしたプレーが出ている日は強い。

2連覇がかかる注目の早稲田大は3敗。東海大、日本大、日本体育大に敗れた。第5戦の青山学院大戦では延長戦をなんとか拾ったが、#6三浦(4年・F)が負傷。試合には出続けているが出場時間はやや短くなっている。また、第9戦で早稲田のエンジンといえる#0下山(4年・G)が足首を痛めた。この試合では#18宮本(1年・PG)が見事にその後をカバーしたが、今後の下山の状態が気になるところだ。昨年の優勝で一気に狙われるチームとなっただけに、どのチームも早稲田大戦は必死に向かってくる。このプレッシャーをどうはねのけていくかが今リーグ一つの見どころだろう。

白鷗大は日本体育大、東海大、中央大に敗れた。AUBLへの参加があり、網野監督もA代表の活動があり、慌ただしい夏だったが、リーグ戦はやや競り合いが多く、もう少し調子を上げたいところ。春夏シーズンは負傷のあった#99ロイ(3年・F)が復活してゲームの流れを変えるプレーを連発しており、#37南澤(3年・PG)もベンチスタートで好プレーを見せている。後半に向けても集中したい。

6位〜9位の明治大、中央大、山梨学院大、日本大も差がない状態で上位グループに続く。
明治大は中盤戦で少し崩れた試合が出た。能力が高く得点力がある選手が揃うため、勢いに乗れば強い。一方、リバウンドで苦戦する試合もある。ディフェンスでどこまで粘れるかがも勝敗を左右しそうだ。

中央大は取るべき試合は取って5勝だが、上位の白鷗大戦の1勝は大きい。#3高山(4年・PG)、#15坂口(4年・SF)、#5石口(4年・SG)が最終学年を迎え、ようやく#21深澤(3年・C)が復帰。インサイドでは#37カッター(4年・C)も安定感を見せる。ここからどこまで白星を伸ばせるか。
今季1部復帰の山梨学院大は第3戦で日本体育大に勝利し、力のあるところを見せた。#5中村(4年・PG)、#14菅野(3年・PG)、#98スヴェトリシック(4年・C)、#9齋藤(4年・PF)ら下級生から出続けている選手が多く、波はあるが上位相手に競る試合もあり、後半戦も注視したい。
日本大は開幕2連勝のあと連敗が続いていたが、早稲田大戦で逆転勝利を収め、4勝を挙げている。今年大きくメンバーが入れ替わったチームだが、#14キャメロン(3年・SF)、新人戦で活躍した#46村田(2年・PG)、#7ポール(1年・C・別府溝部)ら新戦力も試合に馴染んできており、このリーグ戦でチーム力を高めたい。

下位は白星が伸びず神奈川大と国士舘大が2勝。青山学院大がまだ0勝だ。神奈川大は武器のディフェンスで粘りきれていない試合が多い。国士舘大は久しぶりの1部となるが、#78関(4年・PF)が得点を牽引している。少しずつ調子が上がってきた様子が見えるが、後半に向けてギアを上げたい。青山学院大は第5戦で早稲田大を追い詰め、勝利目前のところまでいきながら逆転負けしてしまった。山梨学院大戦でも後半にひっくり返されてしまい、我慢が効いていない。後半戦にどこまで立て直せるかに注目したい。

【勝敗数】第9戦終了(2026.9.13時点)
1位 東海大学 8勝1敗
2位 日本体育大学 6勝3敗
3位 大東文化大学 6勝3敗
4位 早稲田大学 6勝3敗
5位 白鷗大学 6勝3敗
6位 明治大学 5勝4敗
7位 中央大学 5勝4敗
8位 山梨学院大学 4勝5敗
9位 日本大学 4勝5敗
10位 神奈川大学 2勝7敗
11位 国士舘大学 2勝7敗
12位 青山学院大学 0勝9敗


