ゴールデンウィーク恒例の全関が、今年も東淀川体育館を会場に行われている。この日までに準決勝が終わったが、近年常に上位を争う京都産業大が既に準々決勝で関西大に敗れるなど波乱含みの様相を呈しており、大会の趨勢から目が離せない状況だ。

準決勝第一試合は天理大と大阪産業大のゲームとなった。立ち上がりはイーブンペース。天理大は#77オルワペルミのゴール下を強調して加点、大産大は#31杉本と#29森のアウトサイドが決まる。だがその後天理大は#71森本や#16嶋本らもバランス良く得点していくのに対し、大産大の攻め手は徐々に単発に。次第に天理大のゾーンプレスを前にターンオーバーが増え始めると一気にリードを広げられた。ベンチメンバーが満遍なく活躍を見せた天理大が、そのまま難なく勝利。代替わりを迎えて試行錯誤の中にあるチームも少なくない中、今年も決勝進出を決めた。
準決勝のもう一カード、関西大対龍谷大は最終盤まで競り合った。序盤の主導権は、#15高橋が持ち前のスピードで龍谷大が掌握。1Qで早々に二桁差に乗せた。一方の関西大も交代出場の#32野村が気を吐き、じわり詰め寄ると、3Q早々に一旦は逆転した。ここで龍谷大も食らいつき、展開は一進一退の攻防のシフト。最後まで緊迫の攻防が続いた。4Q終盤、関西大は#19河野がペイント内で躍動を見せる。一度落ちたシュートもセカンドショットは落とさず、バスケットカウントを連発。関西大に大きなリードをもたらす。龍谷大は#15高橋が何度も3Pを狙うが、無情にも決まらず。82-77で龍谷大を振り切り、初優勝へあと一歩とした。
【INTERVIEW】#71森本虎志(天理大・3年・SG)
ーまず今日のご自身のプレーぶりはいかがでしたか?
「昨日3Pが全く決まらず、前半は決めてやろうという気持ちでいったので入ったから良かったんですけど、逆に後半がズレてしまったので、そこは自分自身の課題です。出来栄えとしては良くはなかったなと思います」
ーとはいえチームとしては快勝でした。
「天理の持ち味であるディフェンスから流れを持ってくるというゲームプランがあったのでそれがあの点差になったのかなと思いますね」
ーツープラトンのような戦い方をしていますね。
「5人だけではなくベンチメンバー全員でタイムシェアして勝ちにいくスタイルなので、今年はそれがうまく表現できているのかなと思いますね。力量の差も感じていないです。スタートメンバーかリザーブメンバーのどちらかが悪いことはあるんですけど」
ーリザーブメンバーはこれまでの試合経験が多くないと思いますが、特別にアドバイスしたりなどは?
「練習中からもしっかりやってくれているので、そこで不安に思ったりとかはないですね」
ー上級生になったことで意識変化はありますか?
「去年は先輩についていって勝たせてもらう感じでしたけど、自分が主力の立場になってきて、後輩も多い中、自分が勝利に導くことを意識しています」
ー去年のリーグ優勝でチームとして何か変化したことはないですか?
「優勝したのは去年のチームであって、今年のチームに引っ張らないでおこうということは話していますね」
明日の決勝はどのように戦いたいですか?
「去年から勝ち続けている相手ですけど、そこで慢心は出さないようにして最初からディフェンスでプレッシャーをかけて相手を崩して、最初から天理の流れに持ってこれたらなと思います」

【INTERVIEW】#19河野穂高(関西大・2年・PF)
ー決勝進出おめでとうございます。まず今のお気持ちをお願いします。
「去年の大会ではベスト8にも残れなかったので、今大会はリベンジとして京産大を倒すことを目標にして練習してきたので、率直にすごく嬉しいです」
ー今年のチームが目指していることはなんですか?
「今年のチームスローガンは熱いチームだと言っていて、練習中からベンチメンバーや試合に出られていないメンバーを含めて熱いチームになることを目指してやっています」
ーその目指していることはここまで実現できている?
「そうですね。ベンチからの声であったり、タイムアウト明けのギャラリーからの声はすごく力になっています」
ー今日の終盤は素晴らしい活躍でした。
「前半があまり上手くいかずにしんどい時間帯もあったんですけど、周りが上手く繋いでくれて最後に上手くいったんだと思います」
ー前半上手くいかなかった要因は?
「相手のシュートが良く入ったということもあるんですけど、ファウルが重なってフリースローを何本も決められてしまって、逆に攻めも単調になってしまったかなと思います」
ーなるほど。終盤の活躍の場面はオフェンスの約束事として狙っていったんですか?それとも流れの中で?
「オフェンスの流れの中で攻めていけた感じです。特に深いことは考えずに、空いたから狙っていきました」
ー岩本選手、倉ノ下選手というインサイドの後を担うというのは負担も大きいと思います。
「やっぱりあの二人が関大の柱だったので、引退してから凄さは思った以上に感じています。インサイドが主力のチームから、全員が走るチームに変えていっているので、そういう強みを活かしてバスケットできていると思います」
ー昨日は北岡選手、今日の前半は野村選手の活躍が目を引きました。時間帯ごとに活躍する選手が異なるのは強みなのでは?
「練習で4回生が引っ張ってくれていて、それが昨日今日に現れたのかなと思いますね。自分はその中でもリバウンドとかの泥臭い部分を頑張るのが持ち味なので、そこでチームを引っ張っていけたらなと」
ー明日天理大にはどのように戦いますか?
「リーグ戦ではゾーンで守っていたんですけど、アリウープを何本も決められて、シュートする時もかわして狙うことが多かったんですけど、明日はその部分では強気にいきたいです」
ーゾーンプレス攻略が鍵になると思います。
「あのプレスを一回破れればリズムが掴めると思うので、意識していきたいです」


