関東大学バスケットボール選手権大会はベスト8をかけた熱戦が繰り広げられた。
この日は専修大学と東洋大学の2会場に分かれたが、どちらの会場にも観客が詰めかけ、応援席はいっぱいに。
ベスト16では2部チームが2校(駒澤大・立教大)、3部チームが1校(杏林大)ベスト8に挑んだがここで敗退。しかし若いチームも多く、先が楽しみになる試合展開だった。
ベスト8へ進んだのは日本体育大、白鷗大、明治大、日本大の昨年の上位4校と青山学院大、東海大、早稲田大、中央大。この8校で残り3日間、頂点を争う。
専修大会場では中盤の競り合いを制した4校が勝ち上がり
欠場者の多い東海大は山梨学院大と対戦。序盤、東海大がシュート、リバウンドとも好調。ディフェンスでも簡単にはシュートを打たせない。山梨学院大は点が伸びないが、2Qにリズムが出てくるとこのQは6-16として27-25と2点差で前半を終えると、3Q開始早々#5中村(4年・PG)、#14菅野(3年・PG)の速攻で逆転に成功した。次第に東海大のディフェンスにつかまるシーンが増えるが、#9齋藤(4年・PF)のスリーポイントでなんとかしのいでいく。しかし東海大が45-42と3点リードで4Qへ入ると、激しいディフェンスで山梨学院大の攻撃を止め、リードを広げて65-56で試合終了。
東海大はこの試合、#12十返(2年・SF)、#77直井(4年・SG)が復帰。欠場者は多いがチーム一丸で勝利をあげた。東海大副キャプテンの#24尾﨑(4年・PG)は「怪我でいないメンバーがいても、自分たちはみんなディフェンスができるので、そこにフォーカスすれば自分たちの流れにできます。それを40分間やり続けられたから、競った場面でもこうやって勝ちきれたと思う」と、チームのアイデンティティをぶらさないことを強調した。次はベスト4をかけて日本大と対戦する。

専修大を倒して勝ち上がった駒澤大は早稲田大と対戦。1Qは早稲田大が先行するが、駒澤大はシュートを次々沈めて1Qの終わりに追い付くと、2Qは逆転から6点のリードに成功した。早稲田大は外のシュートがなかなか当たってこないが、それでも内外から加点して追い付き、逆転。次第にアウトサイドも乗ってきて2Qで30点を稼ぐとその後も攻撃の手を緩めない。駒澤大は#17藤田(2年・SF)のスリーポイントで食らいついていく。後半、駒澤大は差を縮めるべく攻めるが早稲田大の攻撃も衰えない。最終的には101-85と早稲田大が100点ゲームとなったが、駒澤大もハイスコアで健闘した試合となった。
7本のスリーポイントを沈めて28点を取った駒澤大#17藤田は、「これが世代トップの選手なんだなということを肌で感じられた」と、早稲田大の印象を語る。同学年の#12松本(2年・SF)とは高校時代に練習試合も何度かしていたというが、38点と10点の開きがついたことには悔しそうだった。しかし駒澤大は下級生の多い若いチーム。ここからの成長を楽しみにしたい。

神奈川大は主力に欠場者もいる中、1Qは速攻を連発してリード。白鷗大は#37南澤(3年・PG)の2本のスリーポイントで逆転し、14-15と1点差の立ち上がり。2Q、神奈川大は持ち前の粘り強さでディフェンスから攻撃につなげ、タフショットをねじ込んで再びリードを奪っていった。サイズで勝る白鷗大はリバウンドでも負ける場面が目立った。僅差で白鷗大が追う展開が続くが、最後に#22内藤(4年・PG)のブザービーターで白鷗大が31-32と逆転で前半終了となった。
3Q、リードは白鴎大だが、決められれば神奈川大も決め返し、点差は離れないでついていく。しかし終盤#15小川(3年・SG)の2本のスリーポイントで白鷗大が9点のリードに成功すると激しいディフェンスで神奈川大を阻んでいき、14-24とここで勝負を決める点差をつけた。最終スコアは57-72。神奈川大は奮闘したが最後に離された。

その他、日本大は拓殖大に終始10点ほどのリードを保った試合展開となり、54-73で勝利した。今季はガラリとメンバーが入れ替わったチームの一つだが、主将の#20山田(4年・PG)を筆頭に、#31久井(4年・SF)など、昨年から出場機会のあった選手たちがチームを牽引し、さまざまな選手がプレータイムを得ている。#23ボロンボ(4年・C)が怪我で欠場しているが、ルーキーの#7ポール(1年・C・別府溝辺)が器用さを見せて貢献しており、次の戦いも注目だ。

4年生としてもチームを引っ張る。
東洋大会場では杏林大が青山学院大に対して健闘を見せる
東洋大学会場では中央大、明治大、青山学院大、日本体育大が勝ち上がった。
江戸川大に対して好勝負を見せた筑波大は、中央大のアウトサイドシュートに対応できず前半から引き離された。2Qになると20点近く引き離されてしまったところを約10点差にまで詰め寄るが、中央大が3Qで再び20点のリードを得るなど、終始中央大ペースで試合が進み65-83。

明治大と大東文化大の試合はロースコアながら明治大のシュート力が大東文化大の勢いを削いで69-57。全体がバランスよく得点できる強みが生きた。
また、4連覇を狙う日本体育大は立教大を83-53で下した。第1シードは比較的勝ち上がりやすい山になっているが、次の青山学院大戦が最初の山場となる。
粘りを見せたのは3部の杏林大。2部の上武大を倒して青山学院大に挑んだが、3Qまで互角の戦い。インサイドでは青山学院大を凌駕したが、スリーポイントが入らず51-62と最後は離されたが、主力の下級生は能力が高く、この先の新人戦、リーグ戦にも注目したい。


