1部リーグは28日まで休止に入ったが、2部リーグは戦いが続いている。第8戦は上位陣の山梨学院大・江戸川大・駒澤大・東洋大・上武大の5位までが勝利して勝ち星の差は変わらず。法政大が3勝目でややジャンプアップを遂げた。
駒澤大は後半で差をつけ6勝目/法政大は2Qに抜け出し3連勝で3勝目
関東学院大金沢八景キャンパスでは3試合を開催した。
5勝で優勝争いをしている駒澤大は1勝の東京成徳大に前半競り合われ、後半も追い上げられるシーンがあった。東京成徳大のインサイド、#37ディアラ(2年・C)がゴール下で存在感を発揮し、出遅れた駒澤大。アウトサイドの確率もなかなか上がってこない。リードされる展開から取り返したものの、2Qになると再び東京成徳大の流れが来る。しかし駒澤大は2Q終盤に速攻、終了ブザーとともに#41松本(4年・PF)のシュートが決まり、34-30と逆転して前半終了。
後半の立ち上がり、東京成徳大のファウルが続き、駒澤大がアンスポーツマンライクファウルやバスケットカウントから得点を重ねると、開始2分半で10点のリードに成功する。東京聖徳大は3Qで13点のビハインドとなるが、4Qも地道にディフェンスとリバウンドで粘り、ターンオーバーから追い上げていく。すると残り3:12で65-61の4点差まで縮めることに成功した。しかしインサイドの要である#37ディアラが残り3分でファウルアウト。その後も諦めずに食い下がるが、65-73で試合終了。駒澤大は今ひとつ調子が上がりきらない時間帯もあったが、勝ちきって6勝目。
2連勝で調子が上がってきた法政大は、3勝の関東学院大に挑んだ。序盤は関東学院大の攻撃が良く、0-9とリード。しかし法政大は病院ベンチから投入された#11岡部(2年・SG)がアグレッシブに攻めて流れを変え、アシスト、バスケットカウント、スリーポイントなど、このQだけで12得点をあげると法政大が逆転。18-17からスタートした2Qは接戦となり、点の取り合いが続くが、法政大は#3今池(3年・PG)がペイントにアタックし、また4度のフリースローを得るなどして加点。関東学院大は#4中村(4年・SG)のスリーで応酬するが、2m級の選手が揃う法政大に対し、インサイドで簡単に優位に立てず、攻撃が組み立てられない時間が長く続いた。前半で43-32とした法政大は後半も10点程度の差を詰めさせず、リードを守りきって76-61で3勝目。
また、山梨学院大は立教大を100点ゲームで下し、6勝目。同率で江戸川大、駒澤大が並ぶが、3チーム間のゴールアベレージによって暫定トップに立った。
【勝敗】2022. 9.17 第7節終了時点
山梨学院大学 6勝1敗/勝ち点13
駒澤大学 6勝1敗/勝ち点13
江戸川大学 6勝1敗/勝ち点13
東洋大学 5勝2敗/勝ち点12
上武大学 4勝3敗/勝ち点11
法政大学 3勝4敗/勝ち点10
関東学院大学 3勝4敗/勝ち点10
明星大学 3勝4敗/勝ち点10
順天堂大学 2勝5敗/勝ち点9
埼玉工業大学 2勝5敗/勝ち点9
東京成徳大学 1勝6敗/勝ち点8
立教大学 1勝6敗/勝ち点8
※今年度のリーグは勝ち点方式で争われる。勝者に2点、敗者に1点、棄権・没収の場合は0点、新型コロナウイルス関連で活動休止となった場合は不戦敗となり勝ち点1、対戦校に勝ち点2が与えられる。同率の場合はゴールアベレージ、当該チーム間の勝ち点など、大会で定める方式で順位を決定する。