【2021リーグ1部】拓殖大がついに1勝目、中央大はリードを守りきれず1点差で日本体育大に惜敗(第7戦②)

2021関東リーグ
日本体育大は最後の最後に#23小川のシュートが決勝点となり、逆転勝利。

1部リーグも後半戦に入り、この先は順位争いもシビアになってくる。前節の東海大のホームゲームに関わっていない残り8チームが、約10日ぶりとなる試合で7戦目を戦った。順位に動きがあったのは、チャレンジマッチ回避のかかる下位チームだ。

この日、貴重な1勝を挙げたのは拓殖大。ここまで惜しい試合をいくつも落としてきたが、早稲田大相手に立ち上がりから#21須藤(2年・SG)や#2平良(4年・PG)のシュートがよく決まり、リードして試合に入った。2Qに入ると早稲田大に追い上げられ、3Qでは逆転されるが、一気に引き離されるということはなく、最後は再び逆転。勝負際でミスも出たが逃げ切って初勝利。初勝利の瞬間はみんなが歓喜に湧いた。これで拓殖大は10位に浮上、同率だが早稲田大が11位にポジションを落とした。

初勝利の歓喜に、#23ユセフが#42益子を抱き上げた。

また、8位からさらなる上を目指す中央大は、日本体育大相手にゲーム開始からリードを奪い、勝負強さを見せた。ディフェンスがよく、リバウンドでも留学生にも負けないところを見せる。日本体育大は自慢の足を出す部分が少なく、4Q半ばまで10点差前後からなかなか点差を縮められずにいたが、#28井手(4年・PG)や#23小川(2年・PG)のスリーポイントが決まると、#35ムトンボ(1年・C・東山)のオフェンスリバウンド、ダンクが続き残り3分で同点に。中央大は#47吉田(3年・C)のシュート、#21渡部(3年・F)の速攻も出て再び逃げるが、日本体育大は#28井手のジャンパー、#35ムトンボのオフェンスリバウンド、そして最後は#23小川が#2内尾(2年・SF)をかわしてシュートを決めて81-80。最後の最後で逆転で勝利を決めた。

9位の青山学院大白鴎大相手に接戦を演じた。立ち上がりこそ白鴎大ペースだったが、その後は青山学院大も盛り返し、逆転。4Qまで互いに激しく主導権を握り合う展開となった。白鴎大が流れを掴んだのは終盤。#66松下(4年・G)のシュートや#56小室(4年・PF)のダンクなどで勢いをつけて青山学院大を振り切った。

白鴎大は#56小室のダンクが応援席を沸かせた。

筑波大は#92中田(3年・PG)、#2木林(2年・C)らが欠場となったが、神奈川大に余裕を持って勝利した。ここまで落とした専修大戦以外は安定した戦いぶりの筑波大だが、後半に東海大戦をはじめ、上位校との戦い残されており、注目となる。

【1部リーグ・10/30現在】

東海大学   6勝1敗
日本大学   6勝1敗
筑波大学   6勝1敗
白鴎大学   5勝2敗
日本体育大学 5勝2敗
専修大学   4勝3敗
大東文化大学 4勝3敗
中央大学   2勝5敗
青山学院大学 2勝5敗
拓殖大学   1勝6敗
早稲田大学  1勝6敗
神奈川大学  0勝7敗

タイトルとURLをコピーしました