【2021リーグ2部】国士舘大が明星大を下して無傷の5連勝(9/26第5戦)

2021関東リーグ
国士舘大は毎回ほぼ全員出場。それぞれの選手が良いところを見せている。

調整の難しさはあっても試合をできることが喜び

2部リーグは各チームに試合数の差こそあれ、第5戦まで終了。予定通りの試合を消化しているチームはほぼ半分の日程を消化したことになるが、現時点で延期なく試合をこなしているのは5連勝でトップに立つ国士舘大のみ。一方、ようやく東洋大が25日よりリーグに参加。上武大は10月から参加予定と、大きな差ができている状況でもある。

ここまで「学連やさまざまな関係者のおかげで、開催できていることがありがたい」という声がある一方で、急な予定変更を強いられる場合もあり、試合と試合の間隔が空いたりすることで、試合勘のつかみにくさに戸惑う選手もいる。しかし、やはりどのチームも試合ができていることへの感謝、嬉しさの方が勝っているのは確かで、感謝や喜びの声が多く聞かれる。

リーグ戦の醍醐味は、負けても次があり、真剣勝負で競り合う中でチームが成長してくことにある。26日は両会場で接戦や延長戦が見られたが、こうした試合を重ねてチームも選手も磨かれていく。1、2年生はリーグ戦自体が初めてだが、リーグがどのようなものかを知る先輩がその分チームを引っ張ろうとしているのも印象に残る。本来の半分の試合数ではあるが、この1ヶ月を大事な財産にして欲しい。

明治大相手に好勝負を見せた江戸川大。白星はまだ少ないが「試合をできることをとにかく喜んでいる」と粂川監督。

国士舘大が明星大を圧倒し5勝、明治大、東洋大は接戦を勝利

26日の関東学院大学会場で行われた3試合は白熱の展開が続いた。

まず第1試合で国士舘大明星大の無敗同士が激突。立ち上がりから国士舘大が高さでイニシアチブを握り、攻撃でもアグレッシブに攻めて大量リードを奪った。明星大はサイズのミスマッチもあって、リバウンドやディフェンスに苦しみ、シュートも狂いがちに。最後まで攻めて懸命に戦ったが軍配は国士舘大に上がり98-65

第2試合の明治大江戸川大の対戦は接戦で、互いにリードを奪い合う格好になった。江戸川大は高さでは劣るがディフェンスで、たびたびターンオーバーを奪うと、#17大川(3年・SG)が好調で次々アウトサイドを決めてこの試合28得点。明治大は前半ついていく展開が主となった。3Qに入ると#24勝山(3年・SF)のシュートが当たりだし、#52溝口(4年・PF)の高さも生きて、リード奪う。江戸川大は7点ほどのビハインドを必死に追いかけ、4Qには1点差まで詰め寄るが、明治大はオフェンスリバウンドから得点を重ねて最後は79-70。これで3勝0敗とした。

明治大は欲しいところで#24勝山のシュートが決まった。18得点の活躍。

第3試合の東洋大関東学院大の試合も接戦となり、延長戦にもつれ込んだ。試合開始から互いに点を取り合う状況が続き、譲らない。東洋大は持ち味の早い展開から切れ味のよい1対1が目立った。関東学院大は#10ケイタ(3年・C)のインサイド、また外からのシュートで対抗し、一進一退の攻防に。東洋大は4Qでリードを奪うも、関東学院大は#34丸澤(4年・PG)のスリーが連続して延長戦へ。だが東洋大は#57上甲(4年・C)のシュートが続き、94-87で逃げ切った。

東洋大は緒戦となった25日の駒澤大戦で、惜しくも3点差の負け。この2試合とも「自分たちにしかわからないミスが続いているのを改善しないと」と佐藤信長監督。リーグへの参加が遅れたことは残念だが「言い訳にはできない」とし、ここからコンディションを上げていきたいとする。

関東学院大は後半に入って#34丸澤のシュートが何度となくチームを救い、延長戦へ。

また、東京成徳大学会場では、ホームの東京成徳大が順天堂大を下し、4戦目にして初勝利。順天堂大は接戦を落とす悔しい負けとなった。駒澤大は埼玉工業大に勝利して3勝1敗。駒澤大は1試合少ない状態だが、緒戦の国士舘大に破れたのみで上位をキープする。

【2部リーグ・9/26現在】

国士舘大学  5勝0敗
明治大学   3勝0敗
駒澤大学   3勝1敗
明星大学   3勝1敗
法政大学   2勝1敗
東洋大学   1勝1敗
関東学院大学 1勝2敗
江戸川大学  1勝3敗
東京成徳大学 1勝3敗
順天堂大学  0勝4敗
埼玉工業大学 0勝4敗
上武大学   - 勝 -敗 

※チームによって試合数が異なります

タイトルとURLをコピーしました