【2022新人インカレインタビュー】「関東の優勝を機に、チーム力も上がった」2つ目の頂点に向け、意識新たに/#41石川 響太郎(日本体育大・1年)

2022新人インカレ
チーム内でコミュニケーションする姿も目立った#41石川。

関東新人王の西部のみならず、侮れない選手が新人チームで続々と登場しつつある日本体育大。石川もその一人だ。6月の新人戦でも鮮やかなシュートをいくつも決め、鮮烈なデビューを飾った。新人インカレ準決勝では中京大との接戦の中、石川のシュートがチームを勢いづかせ、安定リードを得るきっかけとなった。
持ち味のシュート以外にも幅を広げることを意識し、練習に取り組んでいる現在。より多彩な技を身につけ、飛躍して欲しい。

─最後は中京大に追い上げられつつも勝利しました。振り返って。

前半は自分たちのバスケット、自分たちのプレーができたんですが、後半は勝っている時に足が止まってしまって、自分たちがやりたいバスケットを中京大学にやられて追い上げられました。でもしっかり勝ちきれたので良かったと思います。

─西部選手がなかなか当たってこない中で、石川選手のシュートが流れを変えました。

秀馬(#26西部)はチームのエースなんですが、彼が当たらなかった時、自分の仕事は彼を支えるじゃないですけど、自分の仕事を全うするのがやるべきことだと思っているので、持ち味のシュートをしっかり決められてよかったです。

─6月の新人戦からこの1ヶ月、どのようなところを意識して練習してきたのでしょうか。

自分のシュートにアジャストされて、キャッチ&ショットを打てないという場面があったので、ピックからのショットだったり、自分が今までやってきてなかったシュートの打ち方をこの1ヶ月間練習してきました。今日は2本ぐらいピックを使ってシュートを打てたので、60点ぐらいはできたのかなと思います。やはり今回はアジャストされると思っていたので、それでもしっかりシュートを決めきるということを考えてやってきました。

─優勝してからのチームの雰囲気はいかがでしたか。

すごく良くて、このまま気を緩めずに全国新人でもしっかり優勝できるようにしようという感じでした。この前の大会よりもチームで雰囲気を上げて、チーム力が上がったのかなと自分の中では思っています。出てくる選手も増えましたが、それも前回よりもチーム力が上がった証拠なのかなと思います。

─キャプテンの土家選手(#18)は怪我でまだコートには立ちませんが、どのような影響を受けていますか。

土家さんは試合には出ないんですが、コートの外で悪かったところ、こうすれば良くなるとか、アドバイスをしてくれています。自分たちは1年生が主に出ているので、精神的に支えられているなというのはあります。

─入学してから初の春シーズンがここで終わるわけですが、大学バスケはどのような印象ですか。

日本体育大のバスケットスタイルがいいなと思い、ここに来ましたが、個人では高校と大学はスピードやフィジカル、そういった部分が全然違っていて、苦労したところが多かったです。でも前回の新人戦で優勝できたことで、自分の中でも一皮もむけたのかなと。迷わずプレーすることができるようになってきました。1部でシュートを決められているのは素直に嬉しいです。ただ、今日は前半こそ入ったけれど、後半はだめだったので、1試合を通して継続的に決めていきたいなという反省もあります。決勝の大東文化大には新人チームの練習試合で負けているので、今度は自分たちのバスケットを貫き通して勝ちたいです。

─目指すプレイヤー、あるいはスタイルを教えてください。

スリーポイントシュートは自分の持ち味なので強くしていきたいんですが、スリーポイントを止められた時にも、どこからでも点数を取れるプレイヤーになりたいと思っています。誰が理想、とかはありませんが、いろんなシューター、いろんな選手のいいところをとって自分のものにしていきたいなと思います。

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