新人戦ではキャプテンとして、プレーでも声でも熱くチームを鼓舞している。2年生の主力は彼と十返(#12)、朝日(#7)、大田(#22)で、どちらかといえば1年生が多いチームだが、昨年1年間の自分たちの経験を下級生に伝えるべく、奮闘している。
今大会はハドルを組む様子もいつも以上に頻繁だが、より密に素早くコミュニケーションする「クイックハドル」を意識している。コートで2年生が声を出すシーンが多いことは特に印象的で、チームとして戦おうという様子がよく伝わってくる。決勝の相手は簡単ではないが、過去の先輩たちも成し遂げていない3連覇に全員で挑む。
─とてもいい展開での決勝進出となりました。ここまでの大会の印象や手応えは。
「全試合入りの部分、全員で最初の3分を特に意識して頑張ろうと主あってやっています。そこが毎試合いい展開にできて、リードから入れてるのがいい部分です」
─トランジションも早く、非常にアグレッシブな展開ができていると思いますが、全体チームでのチーム方針は新人チームでも浸透しているのかなと感じます。どの程度できている感触ですか?
「留学生がいないチームなので、ガードがプッシュしたり、フォワードも能力のある選手が多いので、プッシュして早い展開に持っていこうっていうのが自分たちのバスケの一番の強みです。だいたいはいい感じですが、流れ悪くなった時にセットを気にしすぎる時があるので、そこをもっと全員でアグレッシブに攻撃できるようになれば、明日の試合ももっといいゲームになると思います」

─渡邊選手は本当によく引っ張ってるといいますか、声を出してまとめていますね。キャプテンとしてはどんな意識でいますか。
「2年生という立場なので、少しでも1年生の背中を押すためにも、1年生にいい背中を見せられたらいいなと思っています。だから1年生のびのびやって欲しいですね。あとは2年生が本当に仲がよく、自分についてきてくれるのがありがたいです」
─渡邊選手と十返選手(#12)が特に声を出している印象ですが、2人は特にかける思いが強いのかなという。
「そうですね、試合前からずっと2人で話し合ってきました。2年生は4人しかいないんですが、少ない中だからこそ全員で本当に頑張ろう、絶対優勝しようという気持ちがあります。どこのチームよりもその気持ちは正直あると思ってやっています」
─十返選手はプレーこそスマートな印象ですが、声をかなり出して頑張っていますね。
「彼はバスケ的にクレバーで頭がいいんですよ。だから僕も学ぶ部分が多いです。だけどパッションの部分も本当、東海大らしいというか、ほんといいパッションでやってくれているので、自分もついていこうと思えます。バスケの部分で代表やプロなどたくさんすごいことを経験しているので、そういう部分だったりを積極的に1年生や自分にも教えてくれてるので、そこはいい循環に繋がっていると思います」
─2度目の新人戦ということで、渡邊選手も本当に頼れるガードという印象で、1年間の成長を感じます。
「去年は日本を代表する方々と一緒にやらせてもらいました。今年はその経験を少しでも発揮しようという思いで今やっていますね」

─渡邊選手がチームに影響を与えたいと思っている部分は何ですか?
「自分はキャプテンとしてチームとしていい循環を作ることを第一に考えています。悪循環を減らしていい循環をしようっていうところ部分だけなので、そこはもうみんなが伸び伸びやってくれて本当に嬉しいです」
─2連覇している状態ですが、それでも優勝が当たり前じゃなくて、絶対取りにいくみたいな挑戦の気持ちなんですね。
「正直プレッシャーもありますが、2連覇しているからといって守りの姿勢に入るんじゃなく、自分たちからアグレッシブな展開に持ち込んでいこうという感覚ですね」
─全体的に新人戦ならではの前向きさがいい方向に出ている感じがします。他のチームもそうですけど、みんなすごく楽しそうな印象があります。新人戦はいい意味で背負うものが少ないのはあるでしょうか?
「上級生の方もたくさん応援してくれていますし、ベンチの中でも全員でミスしても次のプレー、ネクストプレー、ネクストプレーと言って、クイックハドルっていうんですけど、すぐにコートの5人に集まって話し合うことができています。そういった雰囲気が一人一人がのびのびできている理由だと思います。だから楽しいですね。明日の試合も守りに入ることなく、自分たちからいつものように早い展開からバスケットを続ければ結果ついてくると思うので、そこ目指してやります。早稲田さんには昨年のリーグで2連敗しているし、その借りを返すつもりで。チャレンジャー精神で頑張ります」


