【2026関東新人戦】「このチームはまだまだやれる」さらなる伸びしろへの希望と手応え/#1南川陸斗(早稲田大・2年・SF)

2026関東新人戦

新人チームでエースの松本に次いで存在感が大きいのが南川だ。身長187センチと大きくはないが、ビッグマン相手にもひるまず、インサイドで積極的なプレーが光る。昨年は能力の高い先輩の前に出番はほとんど得られなかったが、主体的に動かないと何も変わらないと、前向きな姿勢で挑み、好プレーを連発している。

少数精鋭のチームは練習も十分ではない状態で大会に入ったが、蓋を開ければ100点ゲームを連発。自分たちでも決勝進出には喜びと驚きが入り混じる。そしてまだこれが頂点ではなく、まだこのチームは成長できるという気持ちで、頂点をかけて決勝に挑む。


─素晴らしい試合でした。白鷗大相手だと簡単に点数が取れない中で、南川選手が積極的に点を取りに行きましたね。

「やはりロースコアだったら相手のペースになるのは昨年の試合から学んでいたことなので、やはり多少点数を相手に取られてしまう展開でも、点数の入れ合いを意識して、速いペースのチームを作れたらなと思って攻めていきました」

─1Qは鈍い立ち上がりでしたが、それでも点は取れそうだという感覚でやっていたのですか?

「全体的に重たい雰囲気もあった中で、僕が留学生につかれて逆にアドバンテージはあるなと思ったので、前半は自分の点数とかで繋いで、大事な場面には秦(#12松本)とか耀(#18宮本)とかがやってくれるんじゃないかなという気持ちでやっていました」

─全体チームでも点を取るチームですが、新人チームになってもあまり変わらないのがすごいですね。

「実は新人戦の練習っていう部分はほとんどやっていなくて、Aチームにいるメンバーだけで11・2年生対上級生で試合をやったぐらいです。新人戦に向けての練習をやっていない中でこれだけやれるというのは、やはり早稲田のバスケットが学年やABチームに関係なく全員に浸透してる証拠なんじゃないかなと思います」

─ほぼぶっつけ本番で大会に入る不安はありましたか?

「そんなに不安はなくて、個々の共通認識があるから、実際その場でやっても合う感じです。むしろどんなチームになるんだろうというワクワク感のようなものの方が大きかったですね」

─南川選手のサイズでインサイドでも頑張っていることも素晴らしいですね。今大会を見ていると昨年からも出番がもっとあってもよかったんじゃないかという印象です。

「でも自分の課題は倉石さんにも言われているんですが、ディフェンスやリバウンドにどれだけ絡めるかという部分です。今回プレータイムせっかくもらえたのでそこにフォーカスして、大きな選手に頼らずに自分もリバウンドに積極的に絡んで、ディフェンスでも自分が守ってやるぞという強い気持ちで臨めたのが、今回は良かったんじゃないかなと思います」

─昨年はまったくチャンスを掴めない感じでしたか?

「先輩方に圧倒されていたという言い方が合っているか分からないですが、本当に素晴らしい先輩たちがいて、チームも強くて、ある種自分が出られないのはチームが強いせいみたいな、人のせいにしている感覚もありました。その先輩方が抜けて、今年は自分からやっていかないといけない気持ちも強くなって、そんな状況で新人戦という機会が巡ってきて頑張れています」

─この新人チームへのワクワクは今、どんなチーム像として見えていますか?

「これだけ点数を取っていても、まだまだやれるんじゃないかなという感覚があります。白鷗大に勝ったこと自体びっくりしているのはあるんですけど、それでもなんだかまだ底が知れないというか。自分のチームにその表現が合っているか分からないですけど、まだどこまでやれるんだろう、みたいな気持ちがあります」

─明日の決勝でさらにすごいものが見られるかもしれませんね。

「そうですね。新人戦の一つの目的として、試合をやる中で成長していこうとは話していて、その完成形が明日、一番成長した姿になればいいですね。一番強い早稲田を明日の決勝で見せられればと思います」

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