【2022トーナメント】関東のナンバーワンを決める春のトーナメント、1部所属チームがいよいよ登場(2022.5.3)

2022関東トーナメント
今季注目チームの一つである山梨学院大。新人戦に続き結果を出せるか。

2020年は中止、2021年は延期から大幅に時期をずらして開催された関東大学トーナメント。2022年はようやく本来のスケジュールに戻り、4月末に開催が叶った。関東学生連盟に登録しているチームがトーナメントで戦うこの大会は、関東では三冠に数えられる大会の一つ。5月8日の決勝を目指し、90チームが頂点を争う。1~3部までは3月には昨年度の新人戦に参加し、またその後も全体チームで春先のプレシーズンゲームもいくつか開催された。ほとんど対外試合のないまま大会に入った昨年に比べ、今年はゲーム慣れした状態で大会に挑めるチームが多いはずで、よりレベルアップした戦いを期待したい。

4月23日から始まった大会は、5月2日から会場を大田区総合体育館に移し、この先は有観客で開催する。そして5月3日には、いよいよ関東1部大学が登場。A・Bブロックでベスト16のうち8チームが決定した。

高い攻撃力を見せた山梨学院大が関東学院大を撃破

2部同士の屈指の好カードとなったのは3月の新人戦でベスト8入りを果たした山梨学院大と、関東学院大の対戦。立ち上がりはミスが相次いだ山梨学院大に対し、関東学院大が先行リードとなり、山梨学院大も追い上げて接戦となる。インサイドでは関東学院大#12ケイタ(4年・C)と、山梨学院大#2カボンゴ(3年・C)のマッチアップが見どころで、山梨学院大はルーキーの#70カマレムシア・フランシス(1年・C・福岡第一)も208cmの高さを活かして貢献。関東学院大はドライブで攻め、山梨学院大は外角シュートの調子が徐々に上がり、前半は山梨学院大リードながら39-32 と拮抗。

しかし後半3Q、関東学院大のディフェンスがやや緩むと、山梨学院大の攻撃力に火がついた。#67竹内(3年・SG)の連続シュートを皮切りに、#68高橋(3年・SF)、#64山田(3年・PF)など、スコアラーたちが次々にシュートを決めて畳み掛け、このQで68-42と大きく関東学院大に水を開けると、86-68で勝利。次戦では日本体育大に挑む。

山梨学院大は#70カマレムシア(福岡第一)、関東学院大は#30ンモヌチソン(福島東稜)のルーキーも登場。

互いに得点を取り合う展開の中、拓殖大が駒澤大を振り切る

1部・拓殖大と2部・駒澤大の戦いは互いに高い攻撃力を発揮し、最後までもつれる白熱の展開に。前半から互いにシュート確率も良い両チーム。駒澤大は持ち味のトランジション、拓殖大は#23ユセフ(3年・C)の高さも活かしながら加点して接戦に。2Q半ばになると#16鈴木雄馬(3年・PG)の連続得点で拓殖大がじわじわと差をつけはじめ差は6点に。しかし駒澤大は残り3分から盛り返し、スリーポイントやドライブで返して37-38と1点差で折り返す。

3Q、立ち上がりに#24ユセフがベンチに下がったタイミングで、スリーポイントが連続した駒澤大がリードに成功。しかし#24ユセフがコートに戻るとドライブやゴール下で得点され、再び流れは拓殖大に。駒澤大は残り3分間ノーゴールとなり、44-56と12点差をつけられて4Qに入る。しかし立ち上がりに再び勢いを取り戻し、#1髙橋(4年・SG)、#20齊藤(2年・SF)、#41松本(4年・PF)が立て続けに得点。拓殖大はターンオーバーが続いて一時得点がストップする。残り6分、駒澤大は62-62に追いつくが、ここで拓殖大は#42益子(4年・SF)のバスケットカウントが飛び出し、流れを奪い返す。拓殖大はディフェンスでも駒澤大のペイントへの攻めを抑え、ターンオーバーを奪っていくと、残り1分で点差は再び10に。駒澤大は最後まで攻め気を見せるが71-78でタイムアップとなった。

終盤、駒澤大は#41松本をはじめとするスコアラーらで猛追して追いつくが、逆転に至らず。

その他、ディフェンディングチャンピオンの日本大は、エースガードの#3米須(2年・PG)は不在となったが、明治学院大相手に100点オーバーの快勝を収めた。また、日本体育大、専修大、神奈川大、国士舘大、明星大がベスト16に進出を決めた。

日本体育大は4/17の日筑戦では欠場していた#35ムトンボが、内外からの得点で貢献。江戸川大はディフェンスで粘るがリバウンドで苦戦。

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